2017年8月4日金曜日

AIにも弱点あり


先日、業界紙に掲載されている漫画で、将棋対局中の棋士が休憩中、食事を摂っている場面で、一方のAIロボットがコンセントから電源補給している様が面白おかしく描かれていた。これはまさにAIロボットの欠点である。これを補うように、経済新聞に世界チャンピオンを破ったアルファ碁なるグーグル棋士の消費電力が人間の1万人以上の相当するとの記事が掲載されていた。要は、相手は機械だ。漫画の様に勝手にエネルギーを補給できる訳ではない。本ブログでもデーターセンターが寒い地区に集中している記事を以前紹介したが、これは大量の熱発生=エネルギーを大量に消費している事を意味しているのだ。情報プラットフォームを支配しつつあるIT大企業群がこぞって、再生可能エネルギーに特化しているのは、こうした背景があるからだ。もう一方、経済新聞は指摘するのは、AI利用の高額料金だ。AI開発には膨大な資金が必要だ。というよりは、天井知らずの給与をSEに与えるので、開発費が高騰し、その結果としてAI製品も高額化するのだ。これも又、AIの弱点だろう。高度医療費が目の敵にされ、折角開発された治療薬が一般には利用できないと同様に、金持ちや大企業しかAIを活用出来ない時代が来ているのだろう。依然しとして、情報プラットフォームの中心に位置する大手IT企業がその開発の中心にはあるものの、それに連携したERP系ソフト開発・製造会社、あるいはサーバー等の開発・製造会社、更にはデータを形成するセンサー群開発・製造会社等が連携・協奏し合って、収集したデータの高度な付加価値化に励むだろうから、自ずとその未来は人件費削減という対費用効果で評価される時代が来るのだろう。やっきになって自社開発を進めていたら、いつの間にか、自分のポストが無くなる時代が来るという笑えない喜劇が透かして見えるようにも思える。皮肉なことに、AIが依存するエネルギー業界は重厚長大且つ閉鎖的である故に、データ解析の草刈り場になりつつある。その意味では誰でも、参入できるチャンスがあるのだが、ベースとなるセンサー群は不足しているし、未だ、これからの気もしている。其処には規制緩和も必要だろうし、既得権に守られている古い体質の改善も必須だろう。AIの弱点は結局は人間社会への適応可否の検討が未だ不十分である点だろう。それは又、デジタル時代のある意味での弱点とも言えるのだ。



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