2017年5月12日金曜日

不条理という不満


福島が荒れているらしい。報道ではそう伝わってくる。事実は正しい情報が正確には報道されない点にあるだろうが、それを我々がどう捉えるかの方が問題だろう。まずは、この解決には膨大な資金が必要という現実問題。もう一つの事実は2万人以上の死者が出た震災被害があり、それに伴って起きた福島原発の問題があり、しかも廃炉解決まで半世紀以上の時間が必要だという事実。忘却という人間本来の有能な癒し効果が発揮出来ない環境下で、前に向いて進もうとしても、お金も人も不足している現状では、どう見ても良い絵は描けないのだ。政府はどうしようもないほど財政赤字だし、本来の第一責任者であるべき大手電力会社は国有化され、深刻なほど弱体化しているし、それを技術的に支えるべきT芝でさえ、自らの不祥事で会社解体の運命に曝されている。袋小路。それに輪を掛けての不用意な政治家発言とそれにハイエナの様に噛みつくマスゴミ集団。世の中は不合理。この地球の覇者と任じる人類でさえ、自然の猛威には無力である。故にそれを癒す家族や友人、地域があり、宗教が存在するはずだった。そうして社会は精神的安全弁を用意し、怒りや悲しみを緩和してきた。それをマスゴミは繋がりと称賛したが、其処にしか解決の糸口が見つからなかったに過ぎない。緊急時だから、民主党政権だから、原発神話があったから。そんな犯人捜しとしても、徒労だったことを皆知っている。不条理は何時も私たちを失望させ、生きてゆく意欲さえも奪ってゆく。だからこそ、共に手を添え、共に苦しい人生を歩もうという一体感が必要なのだと思う。そして、何よりも問題はそうした気持ちを顧みない、冷酷で官僚的な取り扱いだろう。確かに経済は全てが金次第ではある。

だが、その価値さえ、ビットコインに代表される仮想貨幣でその存在自体も揺らいできている。膨大な財政赤字でさえ、ヘリコプター云々でちゃぶ台返し出来そうな勢いである。それでなくても、金融業やIT産業はその巨大さを武器にして、自分本位の膨大な利益を産み、独占し、政府までもコントロールしている現代社会。ならば、もっと居直って、将来不安視されている社会保障制度に決着を付けるべきではないか。それもこれも、政府や官僚の専任業務と居直られたら、それまでだが、それも又、民主主義の不条理でもある。正しく伝える事、そして正しく伝わる事、この基本的ルールが今の現代社会では一番、価値なきものとして軽視されている。



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