2017年5月23日火曜日

車という未来像を読む


業界紙によると、現在日本国内の自動車販売数は500万台。最近は若干増加傾向にあるようだが、10数年前にピークである800万台には遠く及ばない。一方、自動車保有台数は8200万台で、10数年前に較べると2400万台(+40%)に増加しているようだ。販売台数の低下は若者の車離れが良く話題に上るが、この失われた20年と呼ばれるデフレ経済&給与ダウンと強い相関があるだろう。逆に言えば、昨今のやや上向いている販売台数には、自動車会社が取り組むべき燃費であったり、安全性向上にようやく重い腰をメーカー側も取り組み出したことも大きいと推測している。一方、人口減少の中での保有台数の増加は買い替え周期の長期化が影響しているようで、乗用車で12年と、10数年前に較べると、実に2倍近くになっているのだ。尤も、それだけ耐久性が向上したとも言えるのだが、新しい車は必要ではないが、車自身は生活に必要不可欠であるという、あるいは、10数年前以上に必要になっているとも言えるのだろう。この辺りはおひとり様の増加や地方の過疎化とやはり関係も深いのかもしれない。但し、業界紙に書かれているように、一日平均の使用回数は高々平均1回であり、利用時間としても1時間を切っているのが現状だ。従って、少なくとも購入金額と維持費等から考えると、個人負担はバカにならないし、機械自身の設備稼働率から見えても工業的視野からすれば、過剰設備にしか見えないのは当然でもある。よって、昨今のIT技術と連携した、シャアリング経済の適用事例として、自動車を共有化する、あるいは自動車の駐車場を共有化するサービスが登場してきているのだ。これも又、保有台数は不変だが(あるいは下降するかも)、更に自動車販売台数は低下するだろうと、メーカー各社が危惧し、逆に積極的にカーシェアもしくはライドシェア企業と連携しようとする動きの理由が定かになってくる。加えて、昨今ではIT大手プラットホーム会社が主導する自動運転も、この流れに乗っていて、社会の置いて必要不可欠なる自動車の社会に置ける位置づけが、個人保有から公共へと拡大する仕組みを加速化するかもしれない。高が車、されど車。時代に変遷と共に、車も社会と共に変わり得ることを我々は知る必要があるのだ。



2017年5月22日月曜日

新動物占い一考


最近、書評に集中し、聊か持論を加えない、迫力不足のブログが増えていると自覚している。これもそれも、例のAI&BG恐怖で本音を書けば書くほど、筆者の生活や性格や考え方が丸裸になるので、これは怖いと思っている次第。又、書く事にも正確さが問われる時代。唯我独尊だけで論じるのも危険だ。よって、書評+アルファ的ブログが増えているのだと思う。よって、従来からの読者には不興を買っているかもしれないが、悪しからずである。で、今回はややサービスとして、下ネタで楽しんでいただきたい。以前、と言うか、2000年に動物占いが流行った。家人も参加し、何と二人は狼族であることが分かり、なるほどと互いに納得し合ったものだ。当時の評価は変わり者、個性豊か。発想家、マイペースでも仕切りは上手いと在った。で、家人曰く最近新たな占いが出たと。よりバージョンアップしたらしい。よって、占ってみると、狼でもかなり細分化され、より正確に性格や向いた職業を占ってくれる。今回は私が順応性の高い狼、家人は好感のもてる狼に分割された。総合的な性格は、以下の通りで、一人だけの時間と空間が好き、ペースを乱されるのが嫌い、自分しかできない事で№1を目指す、自己流を持っている、初対面ではとっつきにくい、言葉足らずの所がある、臨機応変の対応は苦手とある。なるほど。更に、すぐメモを取る癖がある、唯我独尊、人まねをせず、「変わってる」と言われると実は嬉しい、らしい。確かに当たっている。途中を吹っ飛ばし、適職を見ると、私に場合は、薬剤師、司法書士、作家、音楽家、コンサルタント、茶道・華道の師範、ペンション経営、旅行会社、画廊、ファッション業界とある。嬉しい事に作家が入っている。コンサルタントも向いている気がする。音楽家もやはり嬉しい。もうギターもフルートも長年触れていないが。家人の場合は、意外に堅い。警察官、検察官、医師、画商、宝石商、ブティック、マンション経営、広告代理店、コンピューター関連、金融業、農業となる。彼女の場合はブティックが向いていそうだ。因みに、これから人生も性格も周囲に依存しそうな愚息は、フットワークの良いコアラだ。

適職は添乗員、作家、宗教家、占い師、国家公務員、水商売、人事・総務関係、保険会社、化粧品会社、料理業界とある。本人はiPADで結果を凝視していたので、これからの人生に参考にするだろう。自由闊達・創造的な両親の間に生まれた愚息が意外に人事やマネージメントに長けていると言うのは、面白い結果だ。荒れる夫婦関係の煽りを受け、自然とその間を融和させる為に産まれ出たとすれば、神様、否、遺伝子DNA様の先見の明は相変わらず、正しく、厳しいと感じたりしている。ホームページを検索すれば、無料で占いが出来る。必要なものは生年月日だけなので、イージーだ。話題の欠けたカップルやファミリーにはうってつけかもと。さて、皆さんの結果は如何に?



2017年5月21日日曜日

2017(平成29年).05.21書評

先週の評点:
「国旗で知る国際情勢」(◎):マーシャル,ティム、Marshall,Tim、「理解するほどおもしろい! パソコンのしくみがよくわかる本」(〇):丹羽信夫、「ブリューゲルの世界 (とんぼの本)」(△):森洋子、「日本犬の誕生」:志村真幸、「絵でわかる地震の科学 (KS絵でわかるシリーズ)」(△):井出哲、「尖閣諸島と日中外交 証言・日中米「秘密交渉」の真相」(〇):塩田純、「姥捨て山繁盛記」(〇):太田俊明、「産まなくても、産めなくても」(〇):甘糟りり子。
ノンフィク:7、小説:2。ウェルバランスの積り。ノンフィクがいずれも不作。その分、小説群は奮闘しているか。
今週のお題:
「100歳までクルマを運転する」:桃田健史、「薬はリスク?: 薬を正しく知るために」:宮坂信之、「誰が日本の労働力を支えるのか?」:寺田知太,上田恵陶奈、「茨城vs.群馬 北関東死闘編」:全国都道府県調査隊、「管見妄語 知れば知るほど」:藤原正彦、「夜の谷を行く」:桐野夏生、「キトラ・ボックス」:池澤夏樹。
ノンフィク5、小説2のウェルバランス?
エッセーでは久しぶりの藤原氏登場。辛口批判が骨身に染みるか?小説は大御所二人、毒と希望。そんな色合いを作風の特徴とする両氏の対決は如何に?
近況:
兎に角、お疲れ様である。今週は飲み会2、来週は国内出張と体力勝負が続く。大丈夫かなあ?ほぼ2週間分を先駆けて創作した貯蓄分で何とか、乗り切りたいと思っている。




2017年5月20日土曜日

フラッグという魔力を知る


「国旗で知る国際情勢」:マーシャル,ティム、Marshall,Timを読んでいる。世界193か国には当たり前の様に、国旗があるが、その歴史はさほど古く無い様だ。標章自身は古代エジプトでも存在したが、重くて実用(要は持ち歩いたり、掲げたりする)に向かなかったらしい。それを今のフラッグとして流通させることが出来たのは、中国人による絹の開発以降だ。更にそれがシルクロード経由でアラブ世界に流通され、十字軍の戦いを通じて、ヨーロッパに渡り、それが戦場で使われ、海上の信号としても用いられ、最終的には国家のシンボルと化した歴史は中々面白い。氏は全ての国旗について論じるのではなく、特徴的且つ関心を惹かれるものに特化して、説明を加えてゆく。読者の方はまずは表紙に掲載されている実物を目で確認してから、それらの類似点から相違点、更には特徴を頭に置いて、本書を読むと良いかもしれない。章は1.星条旗、2.ユニオンジャック、3.十字と十字軍、4.アラビアの色、5。恐怖の旗、6.エデンの東、7.自由の旗、8.革命の旗、9.よい旗、悪い旗、醜い旗と分かれている。どの章も面白いが、やはり自分にとって馴染みが在ったり、あるいは暮らしたことや訪問したことのある国の旗には、関心が集まるのは当たり前かもしれない。その意味から私は屡々訪問した米国:1章、英国:2章の国旗の変遷が面白かった。又、良く注意しないとどの国がどの旗か?が混乱してくるのが、欧州の似通った旗だ。:3章。英国離脱で右往左往する現時点での欧州の背景が、何となく感じられ、ヨーロッパ大陸という名前だけでは、人々を一つに束ねるには無理があると思わせる。4,5章で重なるアラブと過激派のフラッグは意外な事に類似性があり、且つイスラム教に強く依存する傾向を示している。特にサウジ国旗のシビアな管理(反旗は許されず、Tシャツ化も神への冒涜と見做されるらしい)は未だ、近代国家として未熟な王国支配の片鱗を見せている。肝心の日本は6章に登場する。中国、韓国のその後だ。しかも、最近サッカーの試合等の応援に使われ、問題視されている旭日旗も並列扱いされ、第二次世界大戦での戦争時の蛮行に対し、かなり激しい批判の言葉が加えられているのは印象的だ。氏は英国出身のジャーナリストだが、これが恐らく一般的な欧米諸国の旧日本軍への侮蔑と嫌疑のイメージだろう。そして、又、冷静に日本国旗が1999年にようやく公立学校で掲揚されるに至るまで、多くの抵抗があったことを、日本人自身真摯に学ぶ直す必要があるだろう。高がフラッグ、されどフラッグ。国民の感情を支配し、揺り動かすまでにその魔力を携えた国旗に、改めて独自の視点で解析を行った氏に改めて敬意を表したい。



2017年5月19日金曜日

妊娠なる重荷を担う事


「産まなくても、産めなくても」:甘糟りり子氏を読んでいる。まさに表題にあるように、女性の妊娠を中心とした短編集だ。氏は既に50歳の超えた熟女であるが、その分色々な人生を苦く、甘く描き出してくれる。主人公のラインアップは以下の通りだ。女性の、ヤリ手弁護士&オリンピックを目指すランナー&元人気サロンの副店長&観葉植物の販売会社社員&アパレル社員、男性の無精子症の建築士&アパレル社員と多彩だ。しかも、最終章は未来を見据えた作品であり、時代の先まで読んでくれている。有難い。どの章にも共通するのが、妊娠であるが、その過程に至るまでのストーリーが多彩なのだ。如何に女性が妊娠という世間の責務に耐えているのかが、強く感じ取れる作品となっている。女性であれば子供が欲しいと思うのは当然としても、色々な形でのチャレンジがあっても良いという事を氏は作品を通じて訴えている気がする。更には、昨今の近代医学にも触れ、卵子凍結、ホルモンコントロール、人工授精、無精子症、流産、不育症、養子縁組、人工子宮と未来系まで加わる。今や、晩婚及び高齢出産が当たり前の日本でも、依然としてその手前で不妊で悩んだり、あるいは夫婦としての在り方に立ち戻ったり、母子家庭で生活苦に苦しんだり、それぞれだ。産まないという選択肢も、産めないという現実も一つの社会の構図だと思う。産まれてくる子供に責任は無い分、親となる大人は自分の人生だけではない視点で、長い人生を見詰め直す必要があるのだろう。女性は妊娠して当たり前、あるいは、子供をもって一人前。そんな旧態然とした世間の常識に苦しむ女性たちの姿、あるいは無精子で男としてのプライドを打ち砕かれる男性の姿も又、弱い人間の模写であり、まるで現実に存在するかのような臨場感をもって、物語は展開してゆく。幸か不幸か、私自身は子供にも恵まれ、それなりの人生経験も積んでも来たが、当初は女の子だけしか出来なかった時は、周囲から何気ない中傷を受けた記憶がある。最後に、奇跡的に愚息を得たのは出来過ぎでもあるのだが、それも又、人生の面白い所だろう。願いは叶う。どんな形であれ。そう思うし、そう思うべきだと思う。小説というある意味での人生シミュレーションを読みながら、自らのライフストーリーを見直す事も一つの読者の喜びでもあると思う。



2017年5月18日木曜日

やや劣勢な犬に思いを寄せ



このブログで、ペットとしての位置づけは、最近猫>犬の傾向の様で、猫好きを任じる人々に、犬好きな人々はやや劣勢である。しかしながら、その数は1千万頭と呼ばれ、バカにならない数でもある。そんな状況下で見つけたのが、「日本犬の誕生」:志村真幸氏である。日本犬のルーツから現状に至るまでを克明にレポートしているので、興味深く手にした次第。章は1.ルーツであるニホンオオカミはいつ絶滅したのか、2.ジャッカルと日本犬、3.本来の「日本犬」を求めて、4.明治期の日本犬たち、5.保存会と天然記念物、6.昭和初期の日本犬、7.朕と高安犬、8.戦争との関係に分かれている。まずは、日本犬のルーツと称されるニホンオオカミの絶滅は明治38年、それまでは心霊深き高野山に生息していた由。別名、ヤマイヌ。これと対比されるのが、2章の野犬と呼ばれる別種。いわゆるジャッカルだ。結論から言えば、飼育試験により、ルーツは日本犬のルーツはやはり、狼だと結論付けている。要は日本人のルーツさえ、北方から南方まで4通りの流入説があり、定かでないのは、以前このブログでも紹介した通りだ。故に、1ペットの存在である犬に関しても、その本質的なルーツは定かでないと言う所が事実ではないかと思う。但し、4章以降に述べられるように、明治期に大量に輸入された西洋猟犬の台頭が、逆に交配され、衰退してゆく純粋な?日本犬への見直しを促進し、認定保存会まで出来上がるのだから、肝心の日本に居た犬にしてみたら、やってられない気分?ではないかと思ってしまうのだ。今更、自分が雑種か、それ以外かなど、人間の勝手な差別だからだ。そして、当時の尊敬に値する皇太子が秋田犬を狩猟用として活用するようになってから、それまで西洋犬一辺倒だった日本が、にわかに日本犬へと回帰してゆく様は何とも微笑みがたいものがある。そして、明治後期になって、ようやく正式に、氏がその決定の過程が恣意的かつ偶然と称するように、秋田犬、甲斐犬、紀州犬、越の犬、柴犬、四国犬、北海道犬が唯一無比の日本犬となる。ちなみに、秋田犬は当初は闘犬としてかなり雑種化が進んでいたため、その系統は分離され、「忠犬ハチ公」で一躍人間に忠実な気質の日本犬としての地位を高めてゆく。一方、日本人が勝手に海外から日本犬と認定されていたにも関わらず、認定から外した犬に、狆があり、他国産であるという根拠に依る。更に暗い戦時中には、軍用犬の需要が増すが、それらの多くはシェパードを中心とした外国犬であり、日本犬はここでも肩身の狭い思いを強いられ、毛皮の活用にのみ使われたと言うのだから、人間の身勝手さには彼らも閉口した事だろうと想像してしまう。残念ながら、戦後の犬史には氏は触れずに、本を終えてしまっているが、少子&高齢化社会の到来で、傍にじっと寄り添ってくれるペットの存在は、今まで以上に、人間にとって重要な癒しと感情の共有化出来る、かけがえのないものにまで、昇華している。これも時代の反映と言えばそれまでではあるが、一方では捨て犬による野犬化、更には駆除といった哀しい運命に遭っているのも犬や猫たちでもある。過去から人間の勝手な取り扱いで右往左往しなければならない、弱い立場の彼らを知る事こそが、本来の家畜化したペットとの正しい付き合い方を学ぶ機会となれば幸いでもある。


2017年5月17日水曜日

未来の予想図とは哀しいもの


「姥捨て山繁盛記」:太田俊明氏を読んでいる。日経の小説大賞を受賞した作品だ。読む前から、各選定作家のコメントを新聞で読んでいたので、外郭は分かっていたし、氏の経歴や作品に対するコメントも分かっていた。それが影響したのか、あるいは年齢が近い事から来る共鳴感も重なりながら、楽しく読ませて貰った。作品の主題の様に、主人公は定年後の高齢者であり、認知症を抱えておる。彼の再生の話でもあり、彼が関わる寂れる一方のダム建設予定村をベースとした現代日本の課題と対策についての、再生ストーリーだ。勧善懲悪型で描かれている小説なので、読後感も爽やかではあるが、やや不満が残る。それは高齢化社会の行く末を、成長無き高付加価値追求型の経済を成功事例として掲げている点だ。確かに、氏が語る様に、年金で裕福に暮らす老人の介護を低い給与として請け負う若者たち。それはシルバー資本主義の格差そのものである。あるいは、公共事業を高度成長発展の礎にしてきた官僚体質とそれに依然として依存する地方行政の歪んだ関係も、やはり類似事例として多く存在するだろう。だが、それを解決するのは、やはり当事者である若者でなくてはいけないし、そうで無ければ、一時的な窮余的救済でしか在り得なくなるからだ。氏は自分を投影した高齢者をここに配役し、ある意味でのヒーローに仕立てているが、逆に言えば、年金生活に入った暇人であるからこそ、出来る事なのかもしれない。もっと、やるべき事があるはず!という強いメッセージなのかもしれない。今、政府は年金支給年齢の延長や雇用年齢の上限撤廃とか、高齢者が働くことをより鮮明に打ち出そうとしている。それはそれで正しい選択だろう。労働人口が減少し、一方で高齢社会を維持するのに十分な国家財政が不足しているのも事実だ。そうなる前に、もっと高齢者よ、自ら動けというメッセージかもしれない。現に氏は一般?のサラリーマン人生後にこうして作家としてデビュー出来ている。それも又、この物語の裏に隠された、強い中年応援メッセージなのかもしれないと感じたりしている。



2017年5月16日火曜日

怖いもの見たさの勇気


「絵でわかる地震の科学 (KS絵でわかるシリーズ)」:井出哲氏を読んでいる。我々はあの3・11で地震とは結局予測出来ないものと諦観を持ったと思うのだが、それでも不条理過ぎる、この地震に何とか理解を深めようと、この本を手に取った次第。この本は以下の章に分かれている。1.地震は何処まで分かっているか、2.地震とは何か?、3.地震を視る技術、4.地震の原動力、5.震源で起きている事、6その大きさと速さ、7.地震活動と複雑系、8.地震と震災、9将来の地震について分かること。まずは、2から見ると、地震の正式名は地震動、そして震動には加速度、速度、変位の観測値があること。3ではS波(ねじれるような変形):横波とP波(圧縮・膨張):縦波があり、P波(6km/s)がS波(3.5km/s)より早く伝わる事とエネルギーの違いで、前者を初期微動、後者を主要動と称す。4は、地球内部の構造から、観る。以前、このブログでも関係の文献を紹介したが、内核、外核、マントル、地殻の4層構造であり、地殻は高々40kmに過ぎない。そして、一番流動性の大きいマントル(3000km深さ)に大きく依存する。更に、日本がその薄ぺっらの4つの地殻プレート上に辛うじて乗っている島国であることは皆さん、ご存じのはずだ。で、結論として、この本も地震は発生モデルが幾つか存在し、進化しつつあるが、結局発生予測は不可能という結論だ。至近な例としては阪神淡路大震災前の神戸周辺の大地震発生確率は10%以下だったし、30年以内に重大な地震が起きる確率が10%を超える箇所が日本には10か所以上あり、そのどこかで起きる確率は60%を超えるという結論になるのと言う。よって、日々その危険性に怯えるよりは、事前の予兆を目敏く注意深く、政府や地方自治体の流す情報から聞き取って、安全な場所に逃避するのが賢そうだ。



2017年5月15日月曜日

基本の基を知る努力


「理解するほどおもしろい! パソコンのしくみがよくわかる本」:丹羽信夫氏を読んでいる。ビジネス界においてはパソコン操作は基本中の基であると思われるが、最近の若者はむしろスマホやタブレットが得意で、意外にその原点であるパソコンを知らない。いずれ、スマホも装着型のサングラスタイプになるのでは?とは先日読んだ2050年後の時代推定だが、小説「ドローンランド」でも同様で、わざわざキーボードに入力する手間なんかは将来省かれるのかもしれない。それはさておき、ENIACが起点と呼ばれる自動計算機の進化は怖ろしく早く、中々トレースし切れないのが現状ではなかろうか。唯に電子機器の箱と言ってしまえば終わりだが、ここから人類の最大の敵であるAIも製造されるのだから、知っておいて損はないはず。章は7つに分かれ、1.パソコンの中はどうなってる?2.さらに便利にする周辺機器、3.OSとアプリケーション、4.ファイルとは?5.インターネット?6.安心して使うためにだ。まずは構造から見てみると、マザーボード(基盤)にはソケット(CPUセット)、チップセット(SATA,USB,LANを制御するLSI)から成る。CPUはまさに頭脳に当たるが、クロック周波数で性能が決まり、且つ一台に複数のCPUを内蔵するものもある。性能を示すファクターにはキャッシュメモリも重要。又、高度そうなCPUは実はオンオフのミクロスイッチの塊。例えば、Corei7-6 700 Kなる指標でもCPU性能が分かるので、覚えたら便利かも。メモリの構造も至ってシンプル。セル(コンデンサとトランジスタのペアマッチ)が何億個も詰まったものだ。ここでも、PC3-12800 DDRLなんて規格名称が登場するので、その意味を知るのは役に立つかも。OSに移ると、起動時はBIOSBasic Input Output System)が起動される。最近ではUEFIへの移行している由。

次はファイル。画像FILEBMP,JPEG,GIF,PNGの違いが分かればプロだ。1ピクセルもRGBを244*144*16の組み合わせ。更に詳細な画像ファイル保存にはPNGが向いているとは貴重な情報。一方。音楽好きな人の為のファイルもWAV,FLAC,MP3とある。動画ならAVI,WMV,QuickTime,MPEG2MP4,FlashVideoだ。このファイルの再生記録に関わる用語がエンコード、デコード、そしてその規格がコーデック。さて、この様に各種専門知識を得ても、最近はインターネットに接続しないと、パソコンの機能は活かされない時代になった。そして、インターネットには色々なリスクがあり、その管理が重要だ。最終章にはそれらにも触れているので、是非確認されたら良いかと思っている。



2017年5月14日日曜日

2017(平成29年).05.14書評

先週の評点:
「葛飾北斎の本懐」(◎):永田生慈、「スポめし 賢く食べて結果を出す!」(◎):細野恵美、「なぜ人はドキドキするのか?(知りたい! サイエンス)」(◎):中西貴之、「 ときめく花図鑑 (ときめく図鑑)」(〇):中村文、多田多恵子、「そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活講義」(◎):中澤篤史、「主君 井伊の赤鬼・直政伝」(△):高殿円、「翼がなくても」(△):中山七里。
ノンフィク5、小説2の意欲的取り組み。ノンフィクはいずれも事前評価良好通り。小説群が低迷。
今週のお題:
「国旗で知る国際情勢」マーシャル,ティム、Marshall,Tim、「理解するほどおもしろい! パソコンのしくみがよくわかる本」:丹羽信夫、「ブリューゲルの世界 (とんぼの本)」:森洋子、「日本犬の誕生」:志村真幸、「絵でわかる地震の科学 (KS絵でわかるシリーズ)」:井出哲、「尖閣諸島と日中外交 証言・日中米「秘密交渉」の真相」:塩田純、「姥捨て山繁盛記」:太田俊明、「産まなくても、産めなくても」:甘糟りり子。
ノンフィク:7、小説:2。ウェルバランスの積り。
近況:
実は、本日より、海外出張に出る。前回は米国で、今回は欧州。前回は体調を崩したので、今回はどうだろうか?北欧→ドイツ・オーストリアなるやや、寒い国を回るので、服装には注意が必要だ。
時差的には早起きの私にはうってつけだが、同行者が多いので、そちらの方への気遣いが大変かも。
もう一つは前後の準備。本業は未だしも、副業はほぼ二週間ほど先行を目指して頑張ってきたが、やや疲弊気味。いやはや、帰国後はどうなる事かと今から心配してもしょうがないのであるが。


2017年5月13日土曜日

90歳の本懐


「葛飾北斎の本懐」:永田生慈氏を読んでいる。北斎は最近でこそ、人気の画家であるが、決して日本ではその評価が高かった訳ではない、という下りから、この本は始まる。葛飾北斎の有名な絵は何と言っても、富嶽三十六景だろう。だが、北斎が何歳でこれを描き上げたかと言えば、何と70歳を超えた時点だ。大器晩成型の画家と言えば、必ずしもそうではない。それが亡くなった90歳にしても、本懐叶わずと遺言した北斎の本領でもあるようだ。まずは、この北斎の正当な評価は芸術の都、パリで1980年にいち早く展覧会が熱烈に開催された事に始まり、1998年にLIFEに一番有名な日本人としてもノミネートされ、更に一連の浮世絵作品は重要文化財として指定された1980年に遅れる事、20年の1997年に初めて、「潮干狩図」が指定された事で、ようやく決着を見るようだ。まあ、往々にして画家の評価は死後が多く、画家は貧困と認められない苦しさとに悩まされ、不遇の人生を若くして(とは言え、30~40歳代)終えるのが普通だ。その意味から言えば、生前中に高評価をその身に受けているのは、海外でもモネやピカソ、ダリーのような高齢まで生き延びた画家に限られている。よって、極東の1画家である北斎がその名誉を受けられなくても、やむを得ない事情ではあるのだが、それでも本懐を遂げたいと90歳まで頑張る姿勢と実績こそが、今の高齢化社会での日本人の生き様として、氏が大きく本件を取り上げる理由にもあるようだ。北斎の絵師としての人生行路は、春郎時代→宗理様式→葛飾北斎(46歳)→戴斗期→為一期→画狂老人卍期と変遷し、元々彫士から絵師になった経緯から、浮世絵、挿絵、絵手本、狂歌擦物、そして、富嶽三十六景を経て、肉筆画に至っている。氏曰く、ようやく70歳にして満足な絵が描け、そして、その後ようやく名誉と資金(スポンサー)を得て、自分が求めて好きな絵が描けるようになったという事のようだ。確かに、本懐を遂げている気もするが、本人は亡くなる直前に百歳まで頑張ると言っていたらしいので、真の本懐ではなかったのだろうか。イラストを描く身としては、羨ましい気もするし、もっと頑張らなくてはとやる気も起きる人物像かもしれない。さて、皆さんは如何だろうか。



2017年5月12日金曜日

不条理という不満


福島が荒れているらしい。報道ではそう伝わってくる。事実は正しい情報が正確には報道されない点にあるだろうが、それを我々がどう捉えるかの方が問題だろう。まずは、この解決には膨大な資金が必要という現実問題。もう一つの事実は2万人以上の死者が出た震災被害があり、それに伴って起きた福島原発の問題があり、しかも廃炉解決まで半世紀以上の時間が必要だという事実。忘却という人間本来の有能な癒し効果が発揮出来ない環境下で、前に向いて進もうとしても、お金も人も不足している現状では、どう見ても良い絵は描けないのだ。政府はどうしようもないほど財政赤字だし、本来の第一責任者であるべき大手電力会社は国有化され、深刻なほど弱体化しているし、それを技術的に支えるべきT芝でさえ、自らの不祥事で会社解体の運命に曝されている。袋小路。それに輪を掛けての不用意な政治家発言とそれにハイエナの様に噛みつくマスゴミ集団。世の中は不合理。この地球の覇者と任じる人類でさえ、自然の猛威には無力である。故にそれを癒す家族や友人、地域があり、宗教が存在するはずだった。そうして社会は精神的安全弁を用意し、怒りや悲しみを緩和してきた。それをマスゴミは繋がりと称賛したが、其処にしか解決の糸口が見つからなかったに過ぎない。緊急時だから、民主党政権だから、原発神話があったから。そんな犯人捜しとしても、徒労だったことを皆知っている。不条理は何時も私たちを失望させ、生きてゆく意欲さえも奪ってゆく。だからこそ、共に手を添え、共に苦しい人生を歩もうという一体感が必要なのだと思う。そして、何よりも問題はそうした気持ちを顧みない、冷酷で官僚的な取り扱いだろう。確かに経済は全てが金次第ではある。

だが、その価値さえ、ビットコインに代表される仮想貨幣でその存在自体も揺らいできている。膨大な財政赤字でさえ、ヘリコプター云々でちゃぶ台返し出来そうな勢いである。それでなくても、金融業やIT産業はその巨大さを武器にして、自分本位の膨大な利益を産み、独占し、政府までもコントロールしている現代社会。ならば、もっと居直って、将来不安視されている社会保障制度に決着を付けるべきではないか。それもこれも、政府や官僚の専任業務と居直られたら、それまでだが、それも又、民主主義の不条理でもある。正しく伝える事、そして正しく伝わる事、この基本的ルールが今の現代社会では一番、価値なきものとして軽視されている。



2017年5月11日木曜日

一つ目小僧が神経のストック


「なぜ人はドキドキするのか?(知りたい! サイエンス)」:中西貴之氏を読んでいる。この答えはこの本の末尾に少し記載されているので、種明かしは出来ないが、こうした感情も含めた全ての人体の制御システムを司るのが、あの一つ目小僧であるニューロンと呼ばれる神経細胞である。この本はそれを分かり易く、一つ一つ説明してくれている。例えば、人間には60兆個の細胞が存在すると言われているが、皮膚細胞、血管細胞、そして、この神経細胞の三種類に分離される。そして、神経細胞の特徴は細胞同士に隙間があり、シナプス(神経細胞の手足)同士の接触機会を若干干渉させる賢さがあるようだ。常時、神経ピリピリではやっていられないって感じは何となく分かる。このニューロンが情報生成のストックとすると、シナプスがそのフローの役割を担い、中枢・末梢の二大分割され、特に末梢神経は体性(感覚・運動)と自律(内臓)神経に、分けられる。体性は感覚・運動神経を包括し、自立は交感・副交感を包括した用語だ。問題の主体はやはり、ニューロン内で合成される神経伝達物質。アセチルコリンはアルツハイマー病で有名になった神経伝達物質の一つだが、ムカリン受容体かニコチン受容体かで、人体の反応は真逆に起きるので、まさに驚異的な化学反応でもある。又、アドレナリンは副腎髄質から分泌されるホルモンで、末梢血管の収縮作用が有名だ。セロトニンはこのブログでも何回か紹介した、ベンゼン環とピロール環が結合した構造を持つ神経伝達物質で、中枢神経系にも存在し、脳の活動を活性化する作用がある。日本人はこれが他の人種と比べ、低いので、ネガテイブ発想に成り易いと言われている。ドパミンもやはり大切な物質。運動神経を活性化する物質で、ひいては恋愛感情にまで関与すると言われている。覚せい剤やたばこ中毒も、この神経伝達物質の作用で説明が出来る。関心のある人は本を是非熟読して欲しい。食事ももちろん、影響する。何故なら、体内で合成出来ない、あるいは十分な量が合成出来ない物質は、体外から取得するしか手立てがないからだ。だから適度な量で適切な食事を心がけることは、やはり身体のみならず、心をコントロールする神経にも必要なことが良く理解出来る。絵も多く、且つ、具体的な事例説明が多いので、教科書を読むしんどさは無いかと思う。是非、読まれたし。



2017年5月10日水曜日

部活の常識を破る時


部活、この言葉にそれほど悩まされるとは思わなかったが、愚息がその立場に追い込まれると、他人事ではなくなるから不思議だ。丁度、都合よく、「そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活講義」:中澤篤史氏の本が出たので、早速部活とは何ぞやを謙虚に学ぶ事にした。結論から言えば、今の日本の様に義務教育の一環として、取り組んでいる国は極めて稀であり、第一に、教育法自体にもそれを推進すべしとも書かれていないらしい。要は位置づけが本来の地域を主体とするスポーツ振興へと引き継ぐ段階まで至っていない現状が其処に隠されている様だ。思い当たる節は多々ある。ここが僻地なのかどうかは別にして、町内会等で行っていたスポーツクラブみたいなものが存在しない。逆に言えば、より専門的なサッカーやバスケ、野球といった私的クラブはあるが、会費も高いし、練習も年中あって厳しい。そして、彼らがそのまま中学生として編入されれば、当然彼らのレギュラーの座は約束されたも同然になるという仕掛けだ。何となく、納得がいかない。教育の一環であるとするならば、もっと公平にチャンスを与えるべきだろうし、勝敗に拘るのも可笑しい気がするからだ。(勝敗に拘るから、小学校からのクラブ選手を優遇することになる)尤も、顧問を任される先生も大変だ。教員プログラムにはこのコースは存在しないから、まさに現地で手探りでスポーツ指導をしてゆかなくてはならない。しかも年中である。教員が実は結構ブラック企業と言うのは、公務員故に中々オープン化されない事実だが、この部活も問題の一つだろうと思う。元々スポーツの発祥の地はイギリスで、エンターテイメントの一部として採用された歴史と、スポーツをトレーニングと誤訳?した日本とでは、やはりスポーツに対する取り組みの哲学が全く異なってしまっているのだろうと思う。又、昨今のスポーツのビジネス進化により、普通の勉学以上に部活によるスポーツ育成がビジネスに直結する可能性も広がり、これが又、より部活に力を入れざるを得ないと言うジレンマを呼んでいるのだ。私見は此処までにして、氏の挙げるテーマは幅広い。9章に分かれ、1章:なぜ部活は成立しているのか?2章:いつ始まったのか?3章:何故拡大したのか?4章:いまの部活は?5章:部活の政策は?6章:生徒の命を守れるか?7章:教師の生活を守れるか?8章:生徒の部活への向き合い、9章:部活の未来となる。そして、こうした章を重ねながら、外部委託問題としての多大な経費負担、部活が年間10人以上の命を奪っている事実、成果を求める体罰・暴力、顧問教師の過酷な勤務状況(週当たり、8時間!)。氏が指摘するのは、自主性という理念を借りた、実は厄介な教育カリキュラムである部活を本来の楽しむ練習と化して、決める、交わる、ふり返るといった三つの要素で捉え直したらどうかと。言うは易し、やるは難しではあるが、愚息には少しにはアドバイス出来そうだ。その意味では、子供を持つ読者にはうってつけの本かもしれない。



2017年5月9日火曜日

花の命と付き合うには


先日、都内の開花した桜を家人と楽しむ機会があったが、一言で桜と言っても何十種類という違いがあることを知らされ、実に自分の無知を又、認知したので、この本を手に取った。「 ときめく花図鑑 (ときめく図鑑)」:中村文&多田多恵子氏。何も花でときめこうとは考えないが、花の歴史や文化を知らずして、自らを作家とは呼べないと猛省した次第だ。因みに、花の歴史は1万年過去に遡り、既に当時、死者の餞に使われていた遺跡も発見されている。詰まり、歴史が深いのだ。冒頭では、花の人間に対する意味付けとして、食べる、癒す、香る、染める、育てるの5つの文化が存在すると紹介されている。有名な花?について、その紹介を辿ってみれば、ウメ、サンシュ、コブシ、モクレンと続く。家人と楽しんだ桜は5番手に登場する。今のような花見が娯楽になったのは、江戸時代。そして、その主役はソメイヨシノだ。冬が過ぎると、一気に初春の花が登場する。ミツガシワ、モモ、ボケ、ヤマブキ、コデマリ、レンギョウ、ツツジ。更に、シャクナゲ、ボタン、フジ、キリ、バラ。ここで、キリは木材としては有名だが、意外に花を知る人は少ないかも。フジに似たパープル色の花を枝の高い場所に咲かせている。ミヤマヨメナ、ケマンソウ、テッセン、マツバウツギ、アヤメとカキツバタ。因みに、アヤメの英名はアイリス、モクレンはマグノリア。アヤメとカキツバタの違いは花の網目模様の色違い。黄色が前者、白色が後者だ。梅雨時になり登場するのは、ハナショウブ、シャガ、ユキノシタ、ホタルブクロ、アジサイ、アサガオ、ノウゼンカズラ、サルスベリ、ナツツバキ、ネムノキ。更に、ゼニアオイ、スイレン。初夏も過ぎ、初秋になると、ハス、フヨウ、ツユクサ、テッポウユリ、キキョウ、ヤブラン、ハギ、クズ。後者2つは和菓子で有名か。更に、秋が深まり、ネデシコ、フジバカマ、ススキ、ケイトウ、ヒガンバナ、キクイモ、コスモス、シュウメイギク、シュウカイドウ、シオン、ホトトギス。コムラサキ、チャノキ、センリョウー、サザンカ、ツバキ、スイセン等々。最後の章に、花そのものの進化過程が説明され、何故、色とりどりの花が生まれ、それが何故美しいのかを解き、締め括りをしてくれる。身近にありながら、その歴史も生物としての意味合いも理解せず、多忙な日々を送る我々だが、一旦、窓の外に目をやり、あれは何の花?かと問いてみるのも、決して無駄なことではないのだ。



2017年5月8日月曜日

スポーツ・ケアを学ぶ



「スポめし 賢く食べて結果を出す!」:細野恵美氏を読んでいる。氏は管理栄養士、調理師の両方の肩書を持ち、実際のスポーツ選手の健康管理を任されているので、理論と実践、特に食事療法には説得力がある。しかも、選手が自分で判断出来るように指導してゆく所が、合理的だ。特に、私たちが良く知っている選手が代表例として登場するので、楽しい。例えば、高梨沙良さん、錦織圭さん、等高価な食材ではなく、且つ特殊なサプリメントを加えるでもなく、氏の薦めるレシピで自炊に励んでいるようだ。事例として、1週間のメニューを並べてみると、豚のしょうが焼き定食(月)、手羽と大根煮定食(火)、鮭のとろ~り・きのこあんかけ定食(水)、ゴーヤチャンプル定食(木)、チキンカレー定食(金)、鉄火丼定食(土)、ピリ辛牛しゃぶ定食(日)。更には、コンビニ利用術とか、股関節周囲筋のストレッチ、太腿前と後ろの筋肉ストレッチ、足のストレッチ等、フィジカルなトレーニング方法も書かれているので、参考にされたい。理論的に言えば、スポーツのエネルギー補給、基礎的身体つくり、身体の調子を整える為に、糖質(ご飯、パン、果物)とタンパク質(肉、魚、大豆、卵、乳製品)と脂質(植物油、バター、種実)とミネラル(カルシウムや鉄分、ナトリウム)とビタミンのバランス摂取が肝要だ。因みに、私はジョギングが重なると、深夜足が攣るが、これはミネラルバランスの不調が考えられ、トマト・アボガド・豆がたっぷり入ったタコライスやさつまいもと鶏の甘辛炒めが最適メニューとなる。この他に、体脂肪ダウン用メニューとか、疲労回復、夏バテ予防、風邪予防等々、豊富な献立が満載だ。一度、ご家族で確認するのも一つの手かもしれない。


2017年5月7日日曜日

2017(平成29年).05.7書評

先週の評点:
「2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する」(◎):英『エコノミスト』編集部、 土方奈美訳、「単身急増社会の希望 支え合う社会を構築するために」(◎):藤森克彦、「ウルトラ図解 めまい・耳鳴り: 治療の不安をなくす知識と生活術」(◎):古宇田寛子、「高校生からはじめる プログラミング」(◎):吉村総一郎、「愛さずにいられない: 北村薫のエッセイ」(△):北村薫、「向こうがわの蜂」(△):池永陽、「錯綜」(△):堂場瞬一。
ノンフィク4はまともで役立った、小説2とエッセーは前評判通りでダメ。残念。
今週のお題:
「葛飾北斎の本懐」:永田生慈、「スポめし 賢く食べて結果を出す!」:細野恵美、「なぜ人はドキドキするのか?(知りたい! サイエンス)」:中西貴之、「なぜ人はドキドキするのか? (知りたい! サイエンス)」:中西貴之、「 ときめく花図鑑 (ときめく図鑑)」:中村文、多田多恵子、「そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活講義」:中澤篤史、「主君 井伊の赤鬼・直政伝」:高殿円、「翼がなくても」:中山七里。
ノンフィク5、小説2の意欲的取り組み。ノンフィクはいずれも事前評価良好、期待したい。
近況:
いやはや、世の中GWだ。老いも若きも、この限られた期間に大列島を大移動する訳なので、混雑する。だから、家に居て、ゆっくりと本でも読んでいた方がよほどましと思う。身体も楽だし、混雑でいらいらもしないはず。が、やはり、其処は家庭を持つ身としては、何かしてあげたいと思う心が生じて、都心を若干外して、昔懐かしい横浜に家族旅行した。愚息が最近お泊りが無い!とクレームするので、安いビジネスホテルで親子三人が我慢した次第。GW中だとまともなホテルだと、優に5万円は超えるケースもあり、薄給の身にはとても無理だから、我慢、我慢。それにしても、何処も人、ヒト、人。何時も憧れて都心に出るが、疲弊して田舎に帰るパターンが続き、どうにもこうにもならないで居る。家人はどっちかに早く決めなさい!と言うが、利便性を取るのが良いのか、静けさを取るのが良いのかなんて、その時々で気持ちは変化する訳でやはり、判定は難しい。偶に都会で、何時もは田舎の今のパターンが良いのかも。さて、皆さんのGWは如何だったでしょうか?せめて、GWくらいは経済格差を感じない旅行をしたいものだと思うのは、我が家だけだろうか等と、ひねた感情が残った休日でもありました。


2017年5月6日土曜日

単身急増社会と経済格差


「単身急増社会の希望 支え合う社会を構築するために」:藤森克彦氏を読んでいる。前編「単身急増社会の衝撃」に次ぐ著書である為、それを読むのがベストだろうが、本編だけでも未来予測は十分だろう。むしろ、その衝撃を全身で受け止めて、社会として、あるいは個人としてどう対処すべきかを自分の事として考えるべき時なのだと思う。氏はそれに関しては既に結論を提示していて、支え合う社会こそがその対策であると結論付けている。詰まり、単身になった理由は個人の自己責任と責めるのではなく、社会全体でその事実を受けとめる事から始めようとしている。第一に、社会保障の機能強化、主に公的年金保険制度・医療保険制度・介護保険制度の強化。第二に、地域づくり、地域包括ケアシステム・住民サイドのネットワーク化。第三に、働き続けられる社会の構築、働く事で孤立化を防止する事だと。以下、本文は三部に分けられ、1.単身世帯の実態、2.類型別にみた単身世帯の考察、3.単身世帯のリスクに対して求められる社会の対応だ。1で重要なのは未来予想だろう。2030年に掛けて、総人口における単身世帯の割合は16%(+2%)までアップする。特に未婚の一人暮らしの高齢者の増加(ほぼ2倍)がポイントだ。そして、意外にもその世帯は大都市に居住し、特に男性では顕著である。2で重要なのは、単身世帯にも類型があり、一つは勤労世代での存在で、主に非正規社員等との相関が強い。二つには高齢単身世帯に在り、公的年金の設計不良の問題がある。三つには単身世帯=要介護問題の発生実態。更には単身世帯予備軍の存在。最後に他国との比較。困った時に頼る対象として、日本が家族に集中し、且つ地域との接点が少ない事が特記として挙げている。更には老後になった時点での貯蓄や資産が少ない点も特記事項だ。3は冒頭で結論を述べたので、省略するとして、問題はその財源だろう。それに関しては、氏は生活安定機能、労働力保全機能、所得再配分機能、雇用創出機能として、社会保障制度の見直しを提案し、消費税の予定通りのアップを推進するように訴えている。そして、その根拠は他国に比べての社会保障制度への税金比率はまだまだ低い点にあるとしている。更に、筆者自身が消費税5%アップしても、社会保障に回る分は1%に過ぎず、残りは過去の借金へ回るという病んだ財政を嘆く。だからこそ、財政再建と社会保障制度の改善という両輪を上手に回すべきと主張している。ここでは単身世帯という切り口で、社会保障問題を取り上げたが、経済格差も根っこは同じである。問題の先延べは実に安易で簡単な処方箋ではあるが、既にその待った!は出来ない厳しい状況にあるのは確かだ。



2017年5月5日金曜日

未来は予測できるとの傲慢さ


2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する」:英『エコノミスト』編集部、 土方奈美訳を読んでいる。冒頭で言うように、未来など読み切れるものではなかろう。きっと、幾多の紆余曲線を辿りながら、2050年が存在すれば良いなあと思うのは私だけだろうか。それに到達するまでに、ひょっとしたら核戦争が起きるかもしれないし、AIによる人類支配があるかもしれないし、宇宙人が到来して、人類を駆逐しているかもしれない。要は先は読めないと言う事だろう。但し、技術のトレンドと可能性は示唆出来る。その観点に絞れば、この本は今の技術のレベルと将来の可能性と置き換えて、読み切ることが出来るかもしれない。当たりはずれを気にしなければという前提でだが。第一、これを執筆した筆者たちは、2050年には確実にこの世に居ないからだ。否、ひょっとして、冷凍人間として未だ、その余生を維持できるような技術が存在するとしたら、生き延びているかもしれないのだが。さて、本は18章に分かれ、1章:日本のガラケーは未来を予測していた、から始まる。ここで取り上げられる未来像は、VR,自動運転、宇宙旅行、ポスト人類。2章:ムーアの法則の終わりの先にあるもの、では、特定用途向けチップ、コンパクトなスーパーコンピューター、データ処理の公益サービス化、電子コンタクトレンズ。3章:第七の波、AIを制する者は誰か?、ではモノのインターネット化の可能性の追求と膨大なデータを賢く活かして顧客の役に立ち、新たな力を与えるものが、未来の勝者であると断じている。4章:何故、デジタル革命では生産性向上が見られないのか?では、既存の経済指数では評価し切れない点とそれが浸透するには時間が掛かると。あるいは、働く場所や労働時間を自由に選べるという利便性がいずれ評価されるはずとも。5章:宇宙エレベーターを生み出す方程式では、一般相対性理論と量子力学でこの世界は説明出来、光速以上の情報伝達は不可能と。更には量子コンピューター、知覚中枢拡張とVR旅行、不老不死の実現、そして気になる故障モード(私が懸念した、核戦争・生態系の崩壊・人工知能戦争)。6章:政府が脳に侵入するでは、脳をインストールする、酵素による新素材の誕生、DNAの記憶媒体としての利用等。7章:傷つく自由では、SF小説が紹介される。そして、8章へと続いてゆく。内容は多岐に渡り、分散しているが、結局は現代社会が抱えている課題へのチャレンジ&期待が込められていることに違いは無い。高齢化、AI化、人口増、エネルギー、兵器開発、プライバシー、格差問題、等だ。関心の高い章だけでも一度目を通すと参考になるかも。少なくとも、当たらずとも遠からずと言った予想であることには違いないのだが。



2017年5月4日木曜日

待機という言葉が示す意味とは


待機とはWAITINGの意味であるから、待てば何時かはその利得やサービスを受けることは出来る意味を持つ。例えば、犬に対して「待て」は、目の前の御馳走を食べずに我慢しろという躾の一つでもある。だが、最近使われる待機なる形容詞はどうも実現不可能な意味合いが多い様に感じる。特に社会保障に関してである。一番、有名になったのは待機児童の問題。「日本死ね」で国会でも議論の俎上に載った課題だ。その保育園待ちの数、4万人強。将来を担う若者故に、各県市も優先事項として、その対策に追われている。この根底には、デフレ経済と失われた20年で生じた中間層の年収低下による、共稼ぎ世帯の増加があり、且つ、大都市への労働力の集中で、育児を陰ながら支えるべき親世代が住む地方との分離がある。よって、都会程、これは深刻な問題となっている。一方、それ以上に多いのが、待機老人。業界新聞のコラムから転記すると、この特養(特別養護老人ホーム)への入居待ち数は37万人だ。若干その数が減ってきているのは、入居条件を厳しくした結果らしいが、潜在的には2025年に、65歳以上の高齢者の20%(716万人)が要介護となり、要介護3以上の数としては7%(252万人)に膨れ上がるとの予想がある。詰まり、2012年にはその総数が200万人だったことから、やや頭打ちに見えるが、待機老人比率としては、約25%近くに当たるという悲劇でもある。

此処に又、シルバー資本主義が顔を出しそうではなるが、老いゆくものへの社会的包容力は、潤沢な国家財政があればこそであり、老いも若きも均等にその人生を謳歌出来る社会環境の長期的整備・維持こそが国家として果たす使命ではないかと思う。とは言え、自分の事はやはり自分で出来ることが、老人側でも果たす責任であろう。権利があるからこそ、それを我が物顔で行使するでは、砂漠のオアシスにある水も何時かは、先人たちの飲み干され、後から生まれた若者たちには残されない悲劇がやってきてしまう。極めて難しい議題だからこそ、避けては通れない問題であることに違いない。



2017年5月3日水曜日

AI時代のサバイバル術


AIが社会全てに関わってきそうな昨今、生き残る職業は何か?などと、不安視する声が大きい。その中で有望視されているのが、プログラマーだ。要はAI自身の設計者は職を失わないという理屈だ。AIがAIを開発する時代も間もなくやってくるのかもしれないが、兎にも角にも、プログラム言語でコード化されたものがAIとするならば、プログラムを知って置いて損はない。そう考えられる。そこで、「高校生からはじめる プログラミング」:吉村総一郎氏を読んでいる。一応、元エンジニアの私はFORTRANやBASIC更にはC言語まで齧ったことがあるのだが、最近のJAVA言語には疎く、何度かチャレンジするものの、時間不足で挫折を繰り返していた過去がある。そこで、高校生というフレーズに惹かれ、再度チャレンジしてみようと思った次第。これは読むというよりは実践あるのみのノウハウ本ではあるが、確かに分かり易い。

しかも、普段から慣れ親しんでいる、WINDOWS画面からスタートできる点が良い。人によっては、スマホのアプリで一山当てようと、そちらからチャレンジするケースもあるだろうが、PC側の容量不足とか、アプリ用の独特のコードなどが存在し、意外にハードルが高いのだ。この本に従れば、自前のPCさえ用意出来れば、いっぱしのプログラムが書けるから、きっと楽しいはずだ。冒頭で氏が述べるのは、プログラムを学ぶには、たくさんのコードを読む・書く・改変する、という事だと。そして、とにかく、書かないと始まらないとは、エッセーや小説と根っこは一緒であることが分かるのだ。章は4つに分かれ、HTMLでWEBページを作る、JavaScriptでプログラミングする、CSSでWebページをデザインする、診断アプリを作ろうだ。この本を学べば、何?と疑問が沸きそうな専門用語も自分のものになるに違いないと思う。ちなみに、この本の教材はN予備校で実際使われているものなので、こなれていて、分かり易く、挫折せず、最終章までたどり着けることを保証する一冊だ。

(私は未だ、そこまで到達していないのだが)正体不明のものが一番、人間には一番怖い存在だ。AIの根源であるプログラムを少しでも理解しておけば、少なくともAI時代のサバイバルに役立つかもしれない。そんな事を今、私は考えている。



2017年5月2日火曜日

持病のお勉強


「ウルトラ図解 めまい・耳鳴り: 治療の不安をなくす知識と生活術」:古宇田寛子氏を読んでいる。私は典型的な中年症候群(高血圧、高脂症)と持病がある。持病の典型がメニエール病と腰痛だ。これに最近は便秘に下痢と胃腸系が加わり、更に認知症気味が重なり、う~ん、中々しんどい。せめて、持病とは長いお付き合いなので、この際、しっかりと勉強をしようとこの本を手に取った次第。氏曰く、自己判断せずに、直ぐに専門医に行った方が良いとは、正しい判断だが、中々病院へ行くのも億劫だし、時間も不足する。よって、まずはこの本で自分のめまいや耳鳴りが何処から来るのか、判定は出来るのではないかと思う。どんな時?そのタイプは?手足のしびれ有無?吐き気有無?どのくらいの時間?で内臓疾患から脳障害、前庭平衡系トラブル、そして聴覚系トラブルを多岐に渡る。私の場合は前庭平衡系トラブルで言わば、内耳の膜迷路の水ぶくれが起きる、メニエール病だ。蝸牛管の内リンパ液が仕切りであるライスネル膜が破れて、前庭階の外リンパ液へと流入する事により、バランス感覚が取れなくなる症状だ。治療方法は薬物と生活改善の二つ。更に悪化した場合は手術も可能だと氏は指摘している。但し、良性発作性頭位めまい症である場合は、エプリー法という、仰向けになって頭を左右に何度か振る方法がある。私の場合はこれをためして合点で知り、これを毎晩行っている。私の場合はこれで最近は数日でめまいを治めることが出来ているから、参考にして貰えれば幸いだ。尤も、前述したように、めまいの原因は多岐に渡る。思い当たる現象と原因をしっかりと検証する事が必要だ。最後に氏は生活改善方法について紹介している。これはどの疾患にも役立ちそうなので、参考にしたらどうかと思う。一つは平衡機能訓練、音楽による心身リラックス、よい睡眠、食事(ビタミンB,C,カルシウム)、ウォーキング、たばこ・アルコール注意、ゆとりのある生活、ストレスを溜めない等だ。要はめまいは心や体の疲弊を警鐘するセンサーと考えれば良いのだろう。めまいがあるという事は正常な心身という証明だ。そして、ストレスの多い現代社会では当然のアラームでもあるのだ。



2017年5月1日月曜日

無料キャンペーン 5月分開始 「AIは未来をどう変える?」

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期間:5/1~6
AIは未来をどう変える?
古い羅針盤39章
目次
爆買いとSMAP騒動
囲碁もAIに陥落す
愛の反対は何?
資本主義の必然的終焉を問う(2)
古き良き時代の終わりか
日本の治安は本当に大丈夫なのか?
シンプルな答えが一番
笑いもビッグデータとなる?
サービス業の生産性向上って何だろう?
死に方のレッスンをしよう
ない々づくしの功罪
勿体無い人材逸失を憂う
2千万人は居る依存症という病
作家は変人なんだ、きっと!
超超高齢化という世界で生きる
政治の暴走を許している原因とは?
遺稿という想いを引き継ぐ
無戸籍人が日本で生じる背景とは?
奢る和食文化は不味い
犬は家畜であるという事実
好きこそ者の上手なりか!
アジアの秘境は意外に近場!
民泊という新たなビジネスを読む
近未来の構図とは?
投資と心理のわな
●あとがき
 本編は筆者ブログ「古い羅針盤」(2016.02月)掲載されたものを纏めたものです。




新手の学生虐め



今や、若者は色々な意味でも冷遇されている。一つには、高度成長時代に乗り遅れ、当時の借金のツケを回されそうになっているし、二つにはその借金故に苦しくなった国家、及び家計の台所の厳しさで、自らもバイトで働きながら勤勉に励まなくてはならなくなっている点だ。夢を多く将来を語らねばならない若者が、貧すれば鈍す状態が、国内外では発生している。言わば、シルバー民主主義の弊害だ。バイト学生を酷使するブラック企業しかり、無知であり、且つ労働者として保護されない立場を悪用されるケースは数多い。これは日本だけではない。先日、このブログでも取り上げた経済格差の中で、金融業界に億万長者が発生する一方、多大なローン特に、住宅及び教育ローンに苦しむ中間層の姿が米国にはあった。又、経済系ブログでは、中国で日々の生活苦でローンを借りたは良いが、返済不能になった途端、担保として撮られていた裸の写真を親族にばら撒いて、回収に走った事件が掲載されていた。スマホ文化の中国らしいと言えば、其処までだが、強い者が弱い者を攻める構図が痛ましい。

日本では教育格差の解消の為に、教育国債なる、別会計の税金を使おうとしているが、これも又、財政赤字の日本での無理押しポピュリズムの一環だろうか。

尤も、その学生たちを支えようにも、若い親に余裕がある訳では決してない。

更には、労働力不足が懸念される中、若い世代や留学生という名目で働く外国人は貴重な戦力になっている事も確かだ。事実を正確に把握し、最低限の労働条件の制定(保険、休日保障等)等、現実的な取り組みも重要だと考えられる。一部、教育塾等で学生側が労働団体を組んだ話などは、その一例だろう。全て、何事も0,1ではなく、その中間での妥協点を見出す必要がある。老若男女のバランスで社会は形成されている。それを上手に調整する事こそ、家庭でも、更には市政、県政、国政でも重要な施政だと考えている。