2017年4月8日土曜日

ヘルシー・エージングとは?



「東大が考える100歳までの人生設計 ヘルシーエイジング」:東京大学高齢社会総合研究機構を読んでいる。このテーマは冒頭の言葉に集約される、定年以降の下り坂をどう生き抜くかを具体的課題で論じたものだ。老いも若きもこれは必読の本であろう。冒頭で本は、日本人の多くはダラダラ下り型が多く、①筋力低下や怪我による運動機能の障害、②脳血管障害の後遺症、③認知症が3大トラブルと語る。要はこの三大要素を如何に防ぐかがその改善ポイントと言う事だ。そして、その基本原則は「食う、寝る、遊ぶ・働く」と。章は、〇食事・運動・休養、〇住まい・身の回り環境、〇あそび・たのしみ・しごと・居場所、〇いざという時の為の4つに分かれ、具体的対策が書かれている。例えば、食事編であれば、一汁一菜、脂質重視、温野菜などがキーワードか。運動編であれば、ストレッチ、筋トレ、バランス運動、有酸素運動か。休養編では朝の習慣か。住まい編に転じれば、夫婦の寝室を別、睡眠環境の整備、IHコンロ、寝室の側にトイレやバスルーム、家事の男性参加、身だしなみか。生き甲斐編に進めば、定年後の夫婦関係の自立と連携の再構築、第三の居場所の発見、日記、街に出る、旅に出る、仲間をつくる、等。この章はかなり続く、音楽、コミュニケーション(はがき、手紙)、シニア起業・人材センターで働く、

おひとりさまを楽しむ、ペット、異性交際、シニア婚活等、具体的事例が山のように書かれている。最後は締めだ。身の丈にあった老後生活。これが何よりだと論じる。住まいのダウンサイジング、素食、光熱費の削減、生命保険の見直し、資産運用・不動産投資、公的介護サービスの熟知、地域包括支援センター、高齢者向け住宅の選択、ミニマムケアの原則、地域福祉権利擁護事業、エンデイングノート、遺言・相続、葬儀、お墓まで、しっかりと記述されている。

まあ、この世に生まれたら、誰もが死ぬのは運命だ。そして早いか遅いかの違いしか無い事も確かだが、出来れば人生をフル活用したいと思うのが人間。その為に、この本は人生航路の一つの指針にもなろう。一度目を通して、これからのやるべき事項を少なくとも頭でシミュレーションは可能だと思うが、如何だろうか。


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