2017年6月26日月曜日

芸術に死んだ88歳


フィレンツエの最大にして、最良の芸術家、ミケランジェロの経歴を彼の作品と共に知った。「もっと知りたいミケランジェロ: 生涯と作品」:池上英洋氏を読んでいる。同じ絵を描く身として、彼の人生は壮絶だ。そして、その幾つかは現物をこの目で見ているにも関わらず、彼の人生についてはそれほど詳しくなかったことを恥じている。まともあれ、彼の生誕は1475年、役人の息子として産まれたのに、乳母が石工の家だったせいか、あるいはフィレンツエという芸術の風が彼を触発させたのか、技巧派の画家に弟子入りし、運よく、メデイチ家と縁が出来、近くの礼拝堂にあった壁画の模写から学び、更に欠けたいた小像の修復から評価を得る事になる。氏が鮮烈なデビューと称する作品は、ピエタ(サン・ピエロ大聖堂)だ。23歳の作品だ。最も有名な作品であるダヴィデ像(アカデミア美術館、ヴィッキオ宮殿入り口のものはレプリカ)は29歳の作品。更に最近有名になっている事実は、彼が同性愛者であり、且つ23歳年下のレオナルドをライバル扱いしていたことだ。1503年彼らの世紀の対決のチャンスがヴィッキオ宮殿の5百人広場で行われたかもしれない事はひょっとして、運命の悪戯だったかも。レオナルドが画家であり、エンジニアでもあった多能な芸術家であった事に対し、ミケランジェロは彫刻家であり、詩人の一面も持っていた。氏はここで、二人の決定的な創造の方法について、触れる。レオナルドが彫刻の為にも、多面から削り出すこと、ノーマルな方法に対し、ミケランジェロは一方方向からのみ作品を創り出す技術を持つ。これは言わば、3D製法だと氏は感嘆する。彫刻家を芸術家のスタートとしても、その後、芸術の活躍の場所として移住したローマでは、ミケランジェロは驚異的なペースで礼拝堂の壁画を手掛けるようになる。もちろん、当時の権力者から猛烈な依頼を受けたからだ。40歳前後の天井画(システイーナ礼拝堂)にある、天地の創造、最後の審判が有名だ。更には、建築家としての技能も発揮し出す。カンピドーリオ広場は彼によるデザインだ。楕円による台座設計や、サン・ピエトロ大聖堂の巨大なクーポラ等、60歳を過ぎても精力的に構築物に励んでいる。浮世絵画家の写楽と同様に、80歳に至っても、芸術への情熱は全く失せていない点は芸術家の執念というものか、あるいは、ミケランジェロが発したらしい言葉、「私には芸術というトンデモナイ妻が居る」にも納得が出来るのだ。



2017年6月25日日曜日

2017(平成29年).06.25書評

先週の評点:
「転職に向いている人 転職してはいけない人」(〇):黒田真行、「虹色のチョーク」(◎):小松成美、「書のひみつ」(◎):古賀弘幸、佐々木一澄、「ある日うっかりPTA」(◎):杉江松恋、「地図で見るロシアハンドブック」(-):マルシャン,パスカル、 シュス,シリル、「テロリストの処方」(△):久坂部羊、「捜査一課殺人班イルマ ファイアスターター」(△):結城充考。
小説群はやはり、ダメだった。
今週の課題:
「Q&A 日経記者に聞く 安心老後、危ない老後」:後藤直久、「日本の人口動向とこれからの社会: 人口潮流が変える日本と世界」:国立社会保障・人口問題研究所、森田朗、「音楽療法はどれだけ有効か―科学的根拠を検証する」:佐藤正之、「宅配がなくなる日 同時性解消の社会論」:松岡真宏、山手剛人、「もっと知りたいミケランジェロ: 生涯と作品」:池上英洋、「騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編」:村上春樹、「犬の報酬」:堂場瞬一。
やや暗い話題がノンフィクに集まった。小説はかのノーベル賞候補作家が登場。但し、評点は中々厳しい。さて、私はどう読むか。
近況:
高校でお世話になった先生が亡くなられた。享年83歳。お若いのに、残念だ。思えば、会社の同期もそして、この高校の同級生でも既に鬼門に入った者が居る。人生色々だが、やはり死んで花実は立たないから、しぶとく生き抜いて、今の自由を謳歌したいものだと思う。歳を取ると言う事は結局は段々社会で自由に振る舞える事になるという事では?と最近思えるようになった。間違いだろうか?逆にそれは心の在り方で、肉体が衰え、介護や病院の世話になるという不自由さが今度は増してくるのかも。そんな感慨に耽る私を尻目に、家人も愚息も今日を元気で一生懸命生きてくれている。有り難い話だ。



2017年6月24日土曜日

本懐なる覚悟とは? 古い羅針盤54章 発売開始


本懐なる覚悟とは? 古い羅針盤54章 発売開始
本懐なる覚悟とは?
古い羅針盤54章
●新手の学生虐め
●持病のお勉強
●AI時代のサバイバル術
●待機という言葉が示す意味とは
●未来は予測できるとの傲慢さ
●単身急増社会と経済格差
●スポーツ・ケアを学ぶ
●花の命と付き合うには
●部活の常識を破る時
●一つ目小僧が神経のストック
●不条理という不満
●90歳の本懐
●基本の基を知る努力
●怖いもの見たさの勇気
●未来の予想図とは哀しいもの
●新動物占い一考
●妊娠なる重荷を担う事
●行き来の視点
●やや劣勢な犬に思いを寄せ
●フラッグという魔力を知る
●車という未来像を読む
●哲学とAIの繋がり
●醜い争い?
●過ぎたるは及ばざるは?
●デジタル労働力という発想
●医療の秘匿性は大丈夫か?
●あとがき
 本編は筆者ブログ「古い羅針盤」(2017.05月)掲載されたものを纏めたものです。
●引用文献
「ウルトラ図解 めまい・耳鳴り: 治療の不安をなくす知識と生活術」:古宇田寛子
「2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する」:英『エコノミスト』編集部、 土方奈美訳
「単身急増社会の希望 支え合う社会を構築するために」:藤森克彦
「スポめし 賢く食べて結果を出す!」:細野恵美
「 ときめく花図鑑 (ときめく図鑑)」:中村文&多田多恵子
「そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活講義」:中澤篤史
「なぜ人はドキドキするのか?(知りたい! サイエンス)」:中西貴之
「葛飾北斎の本懐」:永田生慈
「理解するほどおもしろい! パソコンのしくみがよくわかる本」:丹羽信夫
「絵でわかる地震の科学 (KS絵でわかるシリーズ)」:井出哲
「姥捨て山繁盛記」:太田俊明
「産まなくても、産めなくても」:甘糟りり子
「日本犬の誕生」:志村真幸
「国旗で知る国際情勢」:マーシャル,ティム、Marshall,Tim
「茨城vs.群馬 北関東死闘編」:全国都道府県調査隊
「100歳までクルマを運転する」:桃田健史
「薬はリスク?: 薬を正しく知るために」:宮坂信之
「誰が日本の労働力を支えるのか?」:寺田知太
「みんなの検索が医療を変える:医療クラウドへの招待」:イラド・ヨム-トフ、石川 善樹


漢字の魔力とは?


「書のひみつ」:古賀弘幸氏を読んでいる。色々、漢字字体の歴史を語る本は多いが、イラストレーターの佐々木氏とのコラボで、非常に分かり易い本となっている。又、堅苦しく考えず、書、詰まり人が書いた文字を通じて、その背景にあるものが薄っすら分かるものだという指摘も説得力がある。そして、嗜む為には、真似てみる、書いてみる、リズムと呼吸を読む、景色として見る、生々しさを感じる、「心」を覗き込むという心構えが大事だ。何故なら、文字は叫んだり、おどったりするからだと。中国に置ける漢字の歴史は篆書(天につながる)、隷書(政治用)、草書(簡略)、行書(日常)、楷書(正式)と発展し、今でも戦国時代に芽生えた王巍氏の文字は写生されるほどの人気を保っているとか。柳公権、徽宗、八大山人、呉晶碩と1500年の歴史を重ねる。大義氏が好かれるのは、柔らかで優雅な線、仙人で有名な道教の気風の中にある。片や、顔真卿はどっしりと力強く儒教の流れにある大酒飲みの懐素が踊るような奔放な線で書き、蘇軾がたわめられた線で恵まれない人生を憂うなど、氏の考察は深い。最後の八大山人はへたうまな線と称され、時代が明かわ清に移る変調期だった「脱俗」事と無関係ではないのだ。他方、漢字が伝来し、それをベースにしながらもかな文字を発展させた日本文化も捨てがたい。漢字と仏教が伝来したのが、飛鳥時代とすれば、和様の書及びひらがなの確立が平安の時代となる。時代を空海、藤原行成、藤原定家、尊円親王、一休宗純、本阿弥光悦、白隠、良寛と明治時代までに至る。特にかな文字は和歌と平安時代=貴族時代を車の両輪のようにして発展したもので、連綿の息遣いと氏が称するように、独特の美意識が存在した。私は歌人、藤原定家の「更科日記」が好きだ。権力者としての自負がこの書法に現われていると、氏は語るが、茶人の後愛されることになるのは必然的であったのかもしれない。鎌倉時代に入ると、伝来した禅が影響して、自由で力強い文字が登場する。更に江戸時代に入ると、やや抽象的になると一方、武士文化を反映した太くうねるような御家流が流行し、一方では文人による時代考証のような取り組みもされた様だ。転じて、現代ではもっと自由な発想で文字は発展し、創造されつつある事は周知の事実だろう。字は人となりを示すとは諺の一つではあるが、ワープロ流行りの現代に置いて、偶には自筆で何かを嗜めるのも一興かと。わっ、こんなに個性的だったか?と驚くのもこれも又、新たな驚きになるのかも。



2017年6月23日金曜日

虹色のチョークを創る


「経済」の語源とは「経世済民」で「世を経め、民を済う」の意味である。冒頭から、ここの会長さん、信念がある。皆働社会の実現に向けて頑張りたいとも仰る。実際に実現してきて、且つ息子に継がせているだから、間違いはない。出来るのだ。やる気さえあれば。「虹色のチョーク」:小松成美氏を読んでいる。会社名は「日本理化学工業株式会社」。会長の名前は大山さんだ。従業員の7割を障害者が占める会社だ。そして、製品はチョーク。シェア80%を占めるというのだから、その品質管理は際立っている。但し、通常通りの健常者訓練では無理だ。障害者に合わせた作業環境&工程を組み上げることが重要だと。逆に常人にない集中力、察知力があると言うのだ。そして、その活力を産み出すのは、仕事から得られる満足感、他人に役立っているという達成感のようだ。

逆に健常者は彼らから、働く尊さと喜びをむしろ教わっていると言う。「日本で一番大切にしたい会社」の本領発揮である。この本はその現場取材には収まらない。頑張る社員の家族にも逢い、実際彼らがどんな苦しみを受け、それをどうやって乗り越えて来たかを伺う。彼らの救いも結局は同病に悩む親御さんたちとのコミュニテイであり、笑顔で障害児に向かう母親たちを見て、随分と力づけられたと言う。但し、何が何でも受け入れが出来る会社ではない。1食事や排せつが自分で出来る事、2意思表示が出来ること、3一生懸命仕事をすること4まわりに迷惑を掛けない事の4つだ。そうしたハードシップを乗り越えながらも彼らは家族(主に母親)に支えられ頑張ってゆく。又、氏はこの会社の苦難が続いた歴史にも触れる。そしてそれは又、会長から社長への継承の物語でもあるのだが、それは結局、働く喜びに勝つ者は全くないという理念だ。そして、人は一人では生きて行けない、人は人を思い、思われることの両方があって、幸せなのだ。もちろん、現会長とて、最初は障害者に偏見を抱いていた。だが、あるきっかけでそれを思い直す機会があった。そして、それを後押しするように、近くの住職が諭す。曰く、モノやお金をもらうことが人としての幸せではない、人に愛される事、人に褒められる事、人の役に立つ事、人から必要とされる事、だと。けだし、氏がこの取材をしている中で、相模原市の障害者施設の襲撃事件が起きている。自己中心の孤独な若い健常者が起こしただけに、そのショックは大きかった。要は共に暮らすことが社会の成り立ちであることを、今の競争社会&金権主義は忘れ去る事が前提になっている。是非、この本を読んで、自分の職場を見直したらどうかと思ったりしている。



2017年6月22日木曜日

PTAを良く知ろう



「ある日うっかりPTA」:杉江松恋氏を読んでいる。経済新聞の書評でも取り上げられ、PTA会長になってからのドタバタが書かれているらしく、思わず手にとった。冒頭で氏が書かれている様に、この職務誰も成り手が居ないのが現状で、そもそも、長の付く責任部署に就きたくないご時世だ。その困惑ぶりと孤軍奮闘の有様は読まずして、想像が出来るようにも思える。が、氏の活動はそれを遥かに上回っているから楽しい。ここに氏の挙げたPTA常識を列記すると、統一ルール無し、独立組織、参加は任意、教職員も費用負担、子供の数には比例しない費用、会合は日中、学校側の要求優先、儀式の予算優先、推薦方式、全PTA会員に承認要、校長先生の相談役、(金髪はダメ)、会長は校長の嫁?、会長は男性が多い、副会長は副校長が就任、学級委員会が肝、家庭教育研究委員会(保護者の為だけのためにある講習会)が重要、ウマの当番制、給食との縁が深い、年号基準、会長の常識?、ワープロ必須、高学年ほど役員になりたくない、・・と総計33箇条にも及ぶ。それだけ、PTA会長という存在が、あるいはPTA活動というものが任意活動故に、中々皆が知ってる訳ではないという事でもあるのだ。氏自身が書いたブログで辿るように、会長職極めて、多忙で神経を使い、むちゃくちゃなものだ。しかも、校長と各役員との人間関係も大切だ。これも又、学校という社会の中に位置するPTAという組織故の固有の問題なのだろう。氏は脱サラ、現ライターという職業柄、三年間も会長職をこなす訳だが、それにしても大変なボランテイア活動だ。但し、それに不満を述べる訳でもなく、結局は違ったコミュニテイに参加し、色々な人と出会い、その後もその関係が続いたことに、氏は素直に感謝している点が好感が持てる。逆に言えば、脱サラの時点で、ある意味では会社というコミュニテイを失った氏が、地元で且つ子供の通う学校をその代替として考えたのは、必然的な結果だったかとも思う。性善説に立つこうしたボランテイア活動は、時には批判を受ける場合もある。理不尽な事ではあるが、それも又、社会の違う一面だと思う。定年後の居場所が無いというサラリーマンの声が多く聞こえる中、地元のコミュニテイ参加の一例として読み下すことも可能かと思う一冊でもある。


2017年6月21日水曜日

親切が仇にならない方法



世界を旅する度に戸惑うものに、チップ制がある。これは受けたサービスに対する対価として、客が支払うものだが、日本ではそれを全て親切と称して、無料化している。元々、隣近所の助け合いが基本のお国柄、宿泊先や売店でもこうしたサービスは無料だ。だが、最近これを見直すべきだという意見が多い。少子・高齢化の中、人手不足にも関わらず、人件費が一向に上昇しないからだ。特にサービス業は生産性が低いからだと一刀両断されるので、猶更親切心を磨き上げろ!と第一線では逆の行動に移ってしまうのだ。これに対し、介護現場ではロボットが進出し、その人手不足を補い好評を博しているが、実際はロボット購入代、電気代、メンテナンス代が掛かる訳で、人件費との比較が必要だ。

そして、それが高額であっても人手不足解消の唯一の方法であるとしたら、社会はその費用負担を認めてゆく仕掛けが重要だ。これをもう少し噛み砕いて説明したコラムが経済新聞に掲載されていた。中島慶応大教授による、親切のコストの「見える化」だ。その論旨は親切をインフラ部分とコンテンツ部分に仕分けし、前者は殆ど、コストに上乗せし難いサービスであると断定している。詰まり、日本人の美的性質がちゃんとコスト評価されない点に問題ありと評しているのだ。受けたサービスはちゃんと対価を貰うことも資本主義の原則だ。先の事例の様に、ロボットやAIに代替化されるインフラサービスもあるはずだし、逆に対価をクリアにして、そのサービスを受けるべきか、受け手に判断させるシステム確立も必要だと教授は語っている。正論だろう。海外ではチップが払いたくない訳ではないが、荷物が小さい場合などは、ポーターに依頼せず、自分でキャリーする方法を私は良く取る。その方が荷物を無くす心配も無いし、部屋で荷物が届くのを待つ手間も減るからだ。政治家も賃上げばかりと大企業に求めるのではなく、こうしたサービス業への価格転嫁の手段を論じた方がよほど、インフレ対策に効果があるはずである。至近な例で言えば、千円床屋も時間効率からすれば、極めて生産性が高いと言われ、多数顧客を短時間でカットするビジネスモデルが優良だからだ。逆に全ての快適を求めるのならば、普通の床屋に行けば、肩や首も揉んでくれるし、顔そりもしてくれる。極楽であるが、時間も掛かるし、費用も数倍だ。どちらを選択するかは、顧客が決めるのであって、規制云々でもなんでもないはずだ。因みに、私は前者を多用している。但し、田舎ではそれほど極楽求める人が居ないようで、千円カットの店がコミコミであり、相当待たされるのは覚悟が必要だ。時間にルーズな田舎ではそれも段々と気にならなくなるのが、不思議な感覚ではあるのだが。


2017年6月20日火曜日

ITという大きな消費の波


業界の集まりで、IT化における人材問題セミナーに参加してきたが、聞き慣れぬ言葉に右往左往し、知っているようで知らないIT時代の新ビジネスの動きの速さにびっくりしたと言うのが本音の所だ。皆さんはスモールビジネスとスタートアップ企業の違いが分かるだろうか?それ以上に、IT大手企業が策略する?当たらな消費行動に即して、既存企業もその戦略や戦術も当然変えなくてはならない、今、変わらなくては取り残される時代でもあるという事なのだ。冒頭でそのインキュベーター的役割を果たしている企業のCEOは大空にジェット機並みの巨大なドローン群が飛来し、各々レーザーで信号のやり取りをし、どんな地域でも通信可能な仕組みを作ろうとしているのが実がFB社であったりすると驚かす。時速数先キロメートルの電車がエアロトンネルの中を突き進むジョブも決して夢物語ではなく、現実化しようとしている時代の速さはまさにSF小説を越えていると言っても過言ではないのだろう。しかも、こうした新規な起業を編み出す創業者たちは、ある程度パブリックに生活保障を受けれるようになっているインフラ充足(一部の投資家と突き進んだクラウドを代表とする先端的且つ利便性の高いIT環境)をベースに、何が生まれるかは時の運とばかりに、夢を追い掛けるのだ。そのCEOが語るには、日本はシリコンバレー等に比べ、3年は優に遅れていて、今、まさに大企業含めて、全ての会社がフォローアップに入った所だと。その新規事業が当たるのかどうかは、神のみぞ知るではなく、消費者のみぞ知るであって、ITなる究極の利便性を謳歌しつつある目の肥えた消費者たちが、生半可な新技術では冷ややかな鉄拳を飛ばすのは見えていて、まさにガチンコの商売が面白い。紹介のあった成功事例の中には、何もすべてがデジタルで形成されているのではない。例えば、とある家計簿作成アプリ社の提案は主婦のレジレシートを元に、それをデジタル解析して、貴重な顧客購買情報を創ってゆくものだが、レシートの読み込みが現在は日本各地に点在するパートの人々の手作業で賄われているらしい。この辺がユニークなのだろう。目的は多様で膨大な購買情報の入手であって、そのレシートをどう処理するかに関して、全てデジタル化する事に拘っていない点に注目が必要だろう。必然的に変わる消費者や社会に対し、何もしなければ遅れてゆく大企業を始めとする動きの鈍い企業との接点を先ほど、冒頭で述べたスタートアップ企業なるベンチャー企業が穴埋めするような時代なのだそうだ。

何もすべてを自前でやれるほど、どの企業も人材には不足しているのが、今の日本の状況。こうした新たな取り組みのより活性化を暫し、遠くから眺めていたいと思っている。





2017年6月19日月曜日

転職というビジネスチャンス


「転職に向いている人 転職してはいけない人」:黒田真行氏を読んでいる。今更、転職もあったものではないが、逆に言えば、それだけの準備と覚悟が必要なことを学び、現職に忠誠を尽くすのもそれほど悪い考えではなかろうと思ったりしている。さてはそれ、今や、時代は流動化し、転職は必須項目でもある。先だって、こうした勉強をしておくのも悪いアイデアではなかろうと思う。さて、この本は、6章に分かれ、1.転職の決断前に知るべき事、2.転職に向いている人、向かない人、3.転職を真剣に考える人のためのガイドマップ、4.転職先の見つけ方、選び方、5.転職活動を成功させる方法、6.転職後に成功する人の共通点だ。まず、1の基本は転職する理由の明確化だ。ここには卒業型、逃亡型、脱藩型に分かれ、自分らしさを失う場所かどうか、なりたい自分像に近付くか否か、5年後に活躍する姿が描けるかどうか等だ。2の基本は自己評価がどうしても甘さなる点と、これまでに労働条件が恵まれている事と社外接点が少なく、転職などの経験値が少ない人は転職に不向きなようである。3は転職の為のノウハウに移るが、成功の秘訣は「過去は負債」、「謙虚に学び、大胆に行動する」「自分の人生に大切なものを絞り込む」をモットーに、一次の繋がりで支援者を洗い出し、自分に合った支援サービスを活用し、相場観やエージェントの発掘など、工夫が必要だ。4では転職先の選択とし、モノ軸とコト軸のどちらを選択するかを決め、自らの保有する「専門能力」&「コミュニケーション力」&「「ダンドリ力」を棚卸し、それを自己解析し、相手側にもしっかりと伝える事だと。こうやってみると、現状働く職場でも十分果たさなくてはいけないような事項が殆どで、不幸にして、不遇な職場や処遇に遭い、やる気があるのだが、袋小路に立たされている様な人が転職向きなのかもしれないと思う。但し、昨今の世の中はグローバル化で流動的で、且つITなどによって、動きは急速で企業自体がそれに追いついて行けなくなっている。ましてや、社内の人事体制や教育も以前のような目配りも出来なくなっている。そんな中で、優秀で社内に埋もれてしまっている自分自身を見直し、再チャレンジする意義は社会から見ても大切なように思える。私にも何度も社外に出るチャンスがあり、惜しくも逃したケースもあったが、結局は職種として、社内でも大きな幅を与えられ、最終的には経営の立場にまで行き着いた訳で、これも又転職の一種かと考えている。チャレンジは自らというケースと強制的という場合もあるだろう。どちらにせよ、先の読めない現代に置いて、自分の棚卸は不可欠な自分探しであろうかと思うのだが、如何だろうか。



2017年6月18日日曜日

2017(平成29年).06.18書評

先週の評点:
「ポピュリズムとは何か」(◎):ヤン=ヴェルナー・ミュラー、 板橋拓己、「入門 オークション:市場をデザインする経済学」(-):安田洋祐、 ティモシー・P・ハバード、「招かれない虫たちの話: 虫がもたらす健康被害と害虫管理」(◎):日本昆虫学連合、「はじめてのジェンダー論」(〇):加藤秀一、「百年の散歩」(◎):多和田葉子、「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」(△):柚月裕子。
出張や懇親会が重なりそうで、少し欲張り過ぎたかも。
今週のお題:
「転職に向いている人 転職してはいけない人」:黒田真行、「虹色のチョーク」:小松成美、「書のひみつ」:古賀弘幸、佐々木一澄、「ある日うっかりPTA」:杉江松恋、「地図で見るロシアハンドブック」:マルシャン,パスカル、 シュス,シリル、「テロリストの処方」:久坂部羊、「捜査一課殺人班イルマ ファイアスターター」:結城充考。
ノンフィク:4、小説2だ。
近況:
仕事が立て込み、更に会食で食べた刺身が効いたか、嘔吐下痢(4月米国から帰国時にもあった)に襲われ、体調絶不調の日々を送ってきた。夜久しぶりに8時間睡眠を取り、ようやく復調したが、原因不明のじんましんの最近悩まされ、その薬が睡眠効果を呼び、睡眠時間が十分取れるのは良いが、如何なものか悩んでいる始末。こっちが治れば、あっちが悪くなる。人体とは微妙なバランスで保たれているものだと感心。愚息の方はユニホームは貰えるが、試合には出れないジレンマに悩みつつも、少し学業の方が伸びて来て、自信らしいものが芽生えてきたと家人に褒められている。おっと、手持ちのiPHONE6が多分リチーム電池のせいだと思うが、異常に膨らみ、7に交換する羽目に。2年間の保証期間を過ぎているので、費用が掛かり、更新の方が安いそうだ。又、物入りだ。頭が痛い。新聞にも書いていたが、格安スマホも結局は大手がプランを変えて、市場を席捲しようとしているらしい。中々安価なスマホ時代はやってこないのかも。


2017年6月17日土曜日

街歩きのプロ

「百年の散歩」:多和田葉子氏を読んでいる。これはベルリンに在住する氏の街歩きのエッセーだ。だが、その視点が目まぐるしく変化し、唸らせる。章はカント通り、カール・マルクス通り、マルテイン・ルター通り、レネー・シンテニス広場、ローザ・ルクセンブルク通り・・と続く。残念ながら、この街へ行ったことがないので、想像の域を出ないので、氏の感じた事に共感が出来たのだが、その通り名からして、何か由緒正しさ、あるいは癖のある街の感じも出ていて、こうやって氏は街歩きをしているのかと感じ入った次第。氏はそれぞれの街にテーマを設け、カント通りでは喫茶店での一場面、マルクス通りでは、グローバル化の闇、ルター通りでは花屋等を中心に氏の独特の感覚で描写が綴られている。特にマルクス通りが光る。待ち人の装い、街の隅々を歩く中で展開する、人々や店の賑わいに光と当てると共に、そこにグローバル化で展開する安価なファッション店やあるいは、遠くブラジルやアジアから来た移民たちの貧困さも加えながら、ドイツのもつ光と影を鮮明に描写する力は生半可ではない。我々アジアからすると、西欧のどの街も数百年の重厚な石創りの建物と歩き難い石畳がまずは視野に広がり、確かに北から南に転じるに従って、建物の色はよりパステル色に変化してゆき、建物自体も丸くなってゆくのは分かるのだが、それらが持つ歴史や文化的意味は中々理解出来るものではないのだ。これだけ多様化したドイツの街を、ドイツ語も堪能な氏故に、日本との対比も含めて、キラキラとした散歩が出来たのだろうと思う。逆に言えば、これだけの重みをもつ街が果たして日本にあるかと問えば、無機質で且つ一様に商店が並ぶ街並みは、何処かの知事が不満を述べ、明らかに美観を損なう電信柱に代表される無秩序さも恥ずかしく、街創りと言う点で欧州の人々とは、文化のランクの差を感じたりしている。あるいは、氏の様な視力があれば、日本という言わば単一民族もしくは単一文化の街でさえ、キラキラと輝いて描けるのものなのか、是非氏に聞いてみたいものだと思ったりした。


2017年6月16日金曜日

ポピュリズムという幻想


「ポピュリズムとは何か」:ヤン=ヴェルナー・ミュラー、 板橋拓己訳を読んでいる。この本、まず実に読みずらい。長文が続き、結論が見えないからだ。逆に言えば、ポピュリズム自体がある意味で良い様に解釈され、政治的に利用されてきたからでもある。よって、心して読んだ方が良いと思う。さて、氏が語る、ポピュリズムは「ある特定の政治の道徳主義的な想像であり、道徳的に純粋で完全に統一された人民と何らかのかたちで道徳的には劣っているとされたエリートとを対置するように政治世界を認識する方法である」らしい。そして、この思想の登場は代表制民主主義の導入とともに出現し、影とも言えるものだと。ではその人民とは誰か?反多元主義を信念に基づいて道徳化し、組織化されていない「人民」という概念だと。言わば幻想に近い。そして、それはリーダーにも矛盾を呼ぶ。リーダーは直接的な繋がり(例えば、トランプ大統領であればツイッターなる手法)と同一化の感覚が必要であり、ジャーナリズムや既存の政党(自らは独裁的党首である場合は別)からも距離を置く事が望まれる。氏はこうしたややこしい論拠を1章で展開した後で、このポリュリズムが実政権をもった場合(ここでは、チャペス大統領が例示される)を2章で考察する。まず、政権についた途端、人民を二極に分裂させ、黙示録的な対立同然のものを人民に覚悟させ、出来る限りの政治的紛争を道徳化しようとする。不断に苦難を創出し、人民に近いことを審美的に演出する。そして、以下3つの統治テクニックを使う。1.国家の植民地化、2.大衆恩顧主義に専心、3.差別的法治主義だと。又、非リベラルな民主主義でも在り得ないと。さて、ここに対比される民主主義とは何か?氏はそれにも触れる。民主主義とは時代に即して、その時の市民の構成に合わせて、その要求の包摂のための要求形成の連鎖を憲法として補ってゆくものだと。よって、変化し続ける必要があると。それに対し、ポピュリズムはその市民を特定し、憲法の修正さえも拒否するものだとも。3章では、こうしたポピュリズムにたいする対処法が述べられる。それは逆に言えば、何故、人々が民主主義に対し、幻滅感を覚えているかを考察することでもある。氏が言うには、現在の民主主義に置いて、政党民主主義が弱体化して、多元的社会と政治システムの仲介役が居なくなっている点だ。そして、ポピュリズムの真の理解が、逆に現在衰退しつつある代表制民主主義の失敗を気付かせ、さらにより全般的な道徳的問題に取り組むことを強いるだろうと。政体の一員であることの基準は何か?いったいなぜ、多元主義は維持する価値があるのだろうか?そして、ポピュリストに投票する者たちを、不満・怒り・憤懣に衝き動かされた男女の病理学的事例としてではなく、自由かつ平等な市民として理解し、彼らの懸念に取り組む事ができるか?氏は最後に述べている。ポピュリズムは民主主義の脅威であり、それは又、民主主義の課題でもあるのだ。



2017年6月15日木曜日

招かれない殺し屋とは?


訪米を旅行すると、その空気の乾きに驚くが、それは日々日本人が亜熱帯地帯で暮らしていることを実感させる。じめじめした風土はきっと我々のセニトロンなるホルモンにも影響しているかと思ってしまうほどだ。冒頭からややネガテイブ発言なのは、世界一の殺し屋である蚊の日本に置ける生態と実態を知ったからで、これは脅威だと感じた次第。「招かれない虫たちの話: 虫がもたらす健康被害と害虫管理」:日本昆虫学連合である。本文を読むと、一時期マスコミを賑わしたデング熱は今も感染者が300人以上居る事、日本脳炎の感染者も11人、且つその感染源であるコガタアカイエカは日本常在と聞くと、空恐ろしく感じるのは私だけではあるまい。尤も、こうした昆虫は長距離移動が可能なものや、渡り鳥経由、更にはグローバル化での人間自身の移動過多も後押ししている。蚊に限らない。マダニも致死率20%以上の殺し屋だ。SFTSという重症熱血小板減少症候群を引き起こす。国内感染数200人で死亡者は50人弱、まさに20%の確率だ。更にこれを助長しているのが。言わば野獣。街にうろつく女性の天敵ではない。狸、鹿、イノシシの野生動物の類。最近、熊に襲られケースが報道されているが、こちらの方がよほど怖い。もう一つ留意点がある。蚊のように、噛まれた後に、痒かったり痛んだりすることが無いので、気が付かない点だ。君主危うきに近寄らずである。この他、ツツガムシ、ヌカカ、ハエ等だ。防止方法は、衛生管理であり、手洗い、うがいはもちろんの事、日々日常、こうしたやっかいで招かれない昆虫の存在に気配りすることだろう。害虫と一言では言い尽くせない昆虫類。彼らの方が、地球上での生存歴史は長く、当然その後の覇者である人間への抵抗も、当たり前であるのだ。高が、蚊だと侮らない事こそが、サバイバルのまず第一歩だと思う。



2017年6月14日水曜日

ジェンダーというまやかし


今後の経済学は量子力学論と連携を取るだろうとの経済新聞のコラムをこのブログでも紹介した。後者が量子がある事で相互に影響し合うという理論に経済が当て嵌まる(例えば、GNPという調査結果をインプットしただけで、景気が左右されたりする内含的影響要素効果)と。で、ジェンダー論も実はこれに似たループ効果(誰かを分類することで、誰かが分類する視線で見てしまう)の結果だと氏は指摘する。「はじめてのジェンダー論」:加藤秀一氏の序章だ。

氏はこの本文で、男と女を性差しているものが、実は常識という既存の枠組みの中で語られる誤解と曲解の類であることは粛々と事実を列記し、述べられてゆく。章は13に分かれ、ジェンダーとの遭遇、「男」「女」とは誰の事、性別という壁を乗り越える人々、ジャンダーは性と愛をも枠づける、「男だから男らしくすべき」は論理じゃない、科学や数学は女に向いていない、ジェンダーの彼方の国はどこにある、男が少女まんがを読むのは恥ずかしい、「被害者」の視点と加害者の視点、わいせつとレイプは同じ罪なのか、女性差別は終わったという残念な妄想、ワーク・ライフ・バランスを阻むものは何か、女は子供をうんで一人前?これらの題名をみただけでも、如何に我々が男女差というものさしで社会を運営しているかが分かると思う。一番の肝はその差別を呼んでいる要因だ。性別役割分業の「合理性」、性別役割意識、男の沽券、主婦の誕生と主婦付き労働者の誕生、ホモセクシュアル・ホモソーシャル、同性におけるセクシュアルハラスメント、マタニテイハラスメント、職場における女性の身体等だ。先日の経済系ブログでも、日本の女性の社会進出度はかなり低く、少子。高齢化の中、もっと真剣に取り組むべき項目と議論されていた。格差は結局、種々の差別から始まる。その中で一番近くて遠いのが、男女の差別だろう。一度、家庭でも学校や企業でも考えてみる必要があると感じる本である。



2017年6月13日火曜日

忖度という虎の威


最近、政治家と官僚の間のあ・うんの呼吸行為を忖度と呼び、問題になっている。言わば、首相に対してKYしっかりしています、みたいな行為だろう。これに似た行為が虎の威かもしれない。権力者の威勢を嵩に、威張り散らす愚か者の行為でもある。本来、官僚(言わば役人と称した方が良いかも)という者は公僕であり、前例踏襲(法律がない場合の便宜上の手段)を旨とし、許認可のゲート管理人でもある。それが、あ・うんの忖度で勝手にゲートの開け閉めを管理するならば、それはやはり不味いのだろう。往々にして、このゲートの門番は普通の人には厄介な代物で、中々抜け駆けが出来ないように、きちんと施錠されている為に、規制緩和という名の下に、結構忌み嫌われる事も多い。

先の国連調査団が現政府のマスコミへの締め付け度合いに関し、厳しい査定を行った事や、汚職度率が未だ先進国の中では高い事からも、各所でこのゲートが勝手な忖度や、あるいはあからさまな圧力によって、開け閉めされていることは、やはり悲しい事でもある。これは政治や官僚だけではない。社長の意を汲んだ社内人事の理不尽さは結局は昨今の、経営不振やM&A失敗と言った不祥事の根っこにあるものだろう。逆に言えば、上司の意をしっかり読み取らず、冷や飯を食うのもサラリーマン社会の常であり、YESマンのみが昇進スピードを加速するのは、世の常でもある。それに抗する為には、自営業などで最初から自立した職業を選ぶか、あるいは昨今流行りのJVを自ら立ち上げるしか手立てはないだろう。さはさりながら、現実のマーケットと社会を無視しては企業も人は生きてゆけないことは確かなので、それぞれの現在の状況判断は必要であり、正確且つ迅速な調査が当然必須でもある。その意味からすれば、国会答弁での忖度と言い切った、かの国の党首の言い様は俺は権力者なんだという自負と驕りが感じられるようにも見え、やや閉口したものだ。むしろ、そうしたKYを読まなかれば進まないほど、閉塞感のある規制がある事が問題であり、あるいは軽い忖度で物事が決まる法の欠陥が問題であり、その辺りにしっかいとした反省と対策が必要だと感じる。権力は腐敗する。これは過去の歴史から自明の理。いつの間にか、裸の王様になるのが権力者の常である。自省も兼ねて、訴えたい事例である。



2017年6月12日月曜日

利益と開示性の器


久しぶりに、やや堅い経営のお話に触れる。昨今、経済新聞等で連呼されるのが、ROEだ。正式には自己資本利益率。何が問題かと言えば、欧米諸国の企業に較べ、日本のそれが低位になるからだ。これは単純に自己資本の有効的な活用不足と評されることが多いが、業界誌ではもう少し、因数分解されて、その原因を探り出している。財務レバレッジ*投下資本有効活用度*事業資産開演率*売上高営業利益率*金利・税負担等だ。そして、結論は総じて、ROEが欧米諸国に較べ低い、その最大要因は第四の売上営業利益率、そして、投下資本の有効活用度、実効税率らしい。要は儲ける力が不足し、懸けたお金の回収が十分回っていないことを示している様だ。そして、誌では業界再編の遅れが過当競争を呼んで儲けが薄く→リスク耐性が低下し→M&Aに消極的となり、非事業資産を大量に保有していると断じている。そうは言っても、昨今のグローバル化により、外国投資家(機関投資家)比率の増加により、企業を外側から定量的に把握・改善する流れが強くなり、色々な改善点が見られている。まずは社外取締役数を保有する企業は対2011年の50%に対し、2015年で95%と顕著な改善を示す。但し、ROEは同5.6%に対し、7.3%程度の上昇に過ぎず、軽く二桁は超す欧米企業からすれば、満足できる結果には至っていないという事だろう。特に誌が指摘しているM&Aに関しては、そのノウハウ不足で、高値掴みという悪評が日本企業には付けられるほど、失敗例が報道を賑わせている。至近な例では、T芝の米国原発企業、郵政の豪州企業、キリンのブラジル同業企業等、いずれも回収すら覚束ない状況が続いている。元々、海外拠点の統治能力が不足しているのは、日本人の主たる傾向ではあるが、あ・うんの経営方式では中々海外では通じないという事かもしれない。これとは違う経済系ブログには、女性活躍シンポジウムでのとある幹部の「むこう10年はデータが石油となり、それをハンドリング出来るS(科学)T(技術)E(設計)M(数学)を学び・勝ち取る必要がある」との発言が掲載されていたが、経営自体も長年の勘より財務指標という定量的な枠組みの中で透明化される時代なのだと思う。ROEなどは入口にしか過ぎない。問題はその低さの原因となっている、低リスクの体質の改善を如何にして実現するかがポイントなのだ。



2017年6月11日日曜日

2017(平成29年).06.11書評

先週の評点:
「ようこそ、認知症カフェへ:未来をつくる地域包括ケアのかたち」(〇):武地一、「俗語入門: 俗語はおもしろい!」(〇):米川明彦、「腎機能が低下したときにすぐ読む本 (しっかりわかる新しい医療)」(〇):塚本雄介、「働けるうちは働きたい人のためのキャリアの教科書」(〇):木村勝、「猿神のロスト・シティ―地上最後の秘境に眠る謎の文明を探せ」(〇):ダグラス・プレストン、鍛原多惠子、「やめるときも、すこやかなるときも」(◎):窪美澄。
窪氏の恋愛小説は良作だ。女性はアート向きと感じたりして、刺激を受けた。こんな小説も書いてみたいと思った。
今週のお題:
「ポピュリズムとは何か」:ヤン=ヴェルナー・ミュラー、 板橋拓己、「入門 オークション:市場をデザインする経済学」:安田洋祐、 ティモシー・P・ハバード、「招かれない虫たちの話: 虫がもたらす健康被害と害虫管理」:日本昆虫学連合、「はじめてのジェンダー論」:加藤秀一、「百年の散歩」:多和田葉子、「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」:柚月裕子。
暫し、出張や懇親会が重なりそうで、少し欲張り過ぎたかも。
現況:
出張や役員会等があり、多忙な1週間だった。色々と会社の行方を決めそうな事も自ら主導しつつあるので、やや疲弊気味だ。自分の将来さえ、行方定かでないのに、猶更浮船のような中小企業の行く末など、風の吹くままの怪しさもある。私生活ではややリバウンド中であり、睡眠不足を懸念しながらも、何とか執筆もミニマムでこなしている状況だ。家人はようやく運動会が終わり、愚息は中間試験の成績が芳しくなく、でも、クラブでの名誉も重んじたいらしく、文武一体の試みは綻びつつあり、やや可哀想ではある。全ての人々が平等では在り得ず、其処に努力と才能という微妙な格差も加わり、何と人間の人生は複雑なのだろう?と感じたりしている昨今だ。


2017年6月10日土曜日

ワインもワンコイン時代?


今、ワインが売り上げを伸ばしていると聞くが、その多くはワンコイン詰まり、5百円の中心にしているらしい。ビールで始まった第三のビールにもじり、第三のワイン時代らしい。昔、リスクを取り、ワンコインワインをせっせと飲むのんべいが部下に居たが、良いワインに当たったらラッキーと豪語していた。だが、最近はある程度目利き(味利き)が金賞受賞ワインなんてお墨付きを付けてくれるので、それを信じれば、そう当たり外れが少なった気もする。我が家もワインだとつい、量を超す悪い癖があり、最近はネットで金賞何本セットなんてのを購入して飲んでいる。これを経済的視野からすれば、ビール350ml缶が120円でアルコール度が5%とすれば、ワイン720mlはアルコール度12%だから、約600円となる。意外に正当な価格でもある。逆に真っ当なビールはスーパー店頭で200円くらいするから、これに相当するワインは1000円だ。何となく、納得感がある。尤も、ワインは口当たりが良いし、お腹が膨れることが少なく、つい飲み過ぎる。よって、ビール1本で済むところをワイン半分とすれば、これは二本分飲んだことになり、割が合わない。

この辺をワインメーカーは皮算用しているかもしれない。元々、ワインの格付けは難しい。昨年だったか、間違えて7万円のワインと知らずに注文し、飲んだ事があった。確かに重厚で味わいは深かったが、本人たちはその十分の一の価格で飲んでいるので、まあこんなものかと飲み流してしまった事がある。多分、格付けチェック王者のガクト氏であれば、看破したかもしれないが、素人であれば味感覚はそんなものかもしれない。もちろん、ワインは品質管理維持が肝で、コルクが乾かないように注意が必要であるが、昨今はキャップ式のものも増え、それも又、一つの流れなのかもしれない。ワイン通もしくはソムリエにしたら、トンデモナイ現象かもしれないが、水代わりにガブガブと飲む欧州の人々の様に振る舞うなら、ワインコインも有りではないかと思ったりしている。世の中人手不足でも物の値段は上がらず、むしろこうした低価格化が進んでいて、経済学者や政治家は頭を捻ってはいるが、それ以上に消費者は肌感覚でモノの価値をそれなりの指標で的確に判断しているような気がする。なれぞ、飲み過ぎには注意。自戒を込めて、そうワインコインと向かい合って行きたいと思っている。



2017年6月9日金曜日

貴方は俗人?


「俗語入門: 俗語はおもしろい!」:米川明彦氏を読んでいる。俗語とは何か?一応、天下の国語辞書に俗語欄があるくらいだから、公的なものかもしれないが、俗語故に公的では在り得ない。なんのこっちゃ?さて、この辺りを氏は自ら「日本俗語辞典」を出版され、且つ、俗語とは話し言葉で公の場、改まった場で使えない・・云々と定義している。この他、氏が定義するに、語形が問題、意味が問題、用法が問題、語源が問題、使用者が問題、語感が問題と問題だらけの言葉である。更には同義語が存在し、これは中々難物であることが分かる。

それでも、俗語に成り易い言葉の源泉が存在し、氏は、口語語&若者ことば&隠語&業界用語&軟派の流行語辺りのようだ。では、何で俗語が使われるかと言えば、強い表現&和らげる&親しむ&笑う&進める&隠す&忌む等だと氏は述べる。造り方は至って簡単だ。借用&省略&倒置&読みかえ&造語&言い換え&もじり&かけことば&頭文字&疑似外国語&派生&転義のパターンだ。さて、これからはクイズをしよう。次の言葉が分かれば、その業界の人?になる。

「エースコック」「コロッケ」「スピッツ」「総検」「ガチョウ」「ひら担」さて?これは反社会集団の俗語。次は、「カンペ」「コマ」「サスプロ」「外タレ」「番宣」「AD」「SE」「FD」「P」「エビ」「シャモ番組」「電気椅子」はテレビ業界であることが容易に分かると思うが、逆に各俗語の意味は?と聞かれるとハタと困るものも多いはず。氏は更に、俗語の歴史にも触れる。意外と古いらしい。古典文学が登場する時代から併用され、言葉の裏社会で活躍したようだ。但し、それが表社会に堂々と登場したのは、やはり平和な江戸時代。「る」言葉&倒置&しゃれの三部類で氏は紹介している。時代の変化と同様に、地域の差で生じる俗語も多い。東西の訛をもじったものもそうだ。あるいは、英語の訛も然り。これだけだとまあ、一般知識に毛の生えた程度のものと考えがちだが、流石俗語博士?の氏。年代別の俗語に関する使用統計とか、特殊職業別の俗語を紹介してくれたりする。小説を書く身の私としては、特に警察関係の俗語は嬉しい。「あごとり」「網打ち」「牛の爪」「馬の爪」「戒名」「しな」「カメ」「月夜のカニ」「ほし」「豆泥棒」「マル走」「マル知」「マル被」「マルB」「後足」「お春」「ごんべん」「さんずい」「曽根崎」「ドリンク」「前足」「おふだ」「かむ」「がむ」「切符」「緊逮」「ぱい」「マル運」「マル検」さて幾つお分かりになったかな。最後に氏は俗語の哀しい消えゆく宿命について述べている。言葉は生き物。使われなければ自然と途絶えてゆくものだ。今や、少子化の中、人口減少ばかりに目が行き易いが、実が日本語自体も使用頻度が落ち、世界的な地位は明らかに低下しつつある。元々複雑だし、こうした俗語も多く、日本人すら迷う事も多い。故に、俗語をしっかりと把握し、管理することも重要ではないかと思ったりした。皆さんは如何だろうか。



2017年6月8日木曜日

色々なカフェが在って良い


「ようこそ、認知症カフェへ:未来をつくる地域包括ケアのかたち」:武地一氏を読んでいる。これは色々な形の中でも異色なカフェであるが、人間は一人では生きて行かない。若かったり、お金が沢山あったりで、一見誰の世話になっていないように思える人でも、実は多くの人に支えられて生きている。なかんずく、認知症は自分が誰か、あるいは人々との拠り所となる過去の約束事さえも忘れてしまう病気故に、カフェの在り方もかなりユニークなものになるだろうと予想される。ここで紹介されるカフェは、氏が冒頭で説明を加えるように、認知症の人を中心に介護家族の人もカフェも兼ねるように設計されたコモンズカフェ・スタイルで、より開放的なオレンジカフェ上京も対比されている。開催は週一、主催はNPO法人、貸しスペースを利用し、参加代は少額の飲み物代、毎回15人程度、認知症とその家族が半々の割合、年間予算2百万円(専門職コーデイーネーター謝金等)、11時~15時、活動はフリーのカフェタイム&散策&家族会&生け花&将棋等で縛りはない等が特徴だ。問題はそれを受け容れるボランテイア(市民、学生)の育成だろう。もう一つは認知症とその家族のニーズを的確に把握する事が重要と指摘する。例えば、認知症の人は、自分はどうなってゆくのか?とか同じ病気の人と話し合ってみたいとか、一方家族の方は、自分はどう接したら良いのか?とか、同じ事を何度も聞かれて辛いとか等だ。更には、NPOとは言え、その健全な経営状況維持は重要で、自治体との連携が重要で、無償では済まないコーデーネーター役やボランテイアの人件費などの補助金も確保できる等工夫が重要のようだ。以上は運営サイドから見た観点だ。次の章からはカフェスタッフの心得みたいな事が述べられ、これは逆に常日頃から身近に認知症の縁者を抱えている方にも役立つものかもしれない。例えば、「介護してあげる」ではなく、「友人として一緒に楽しむ」。遠隔記憶と近事記憶の違いを理解する。疾患の種類と重症度の意識を持ち会話、助言する。病識の有無や程度を理解し会話する。本人の得意なことや興味あることを引き出す努力。本人の不安を意識し安心を与える会話等だ。一方、家族には、家族の気持ちの理解と傾聴の態度をもつこと。家族の理解が不足することの病気の特徴や接し方のアドバイス。介護保険サービス利用方法等の助言。家族の健康や生活への気配り。認知症患者と家族との関係理解等だ。本には各項目でチェックリストがあるので、担当スタッフとして自己診断してもらうことも可能だ。本ではこれだけでは事例が不足すると考え、以下具体的認知症カフェが紹介されているので、近くにお住みの方は参考までに覗かれても良いかも。大分県由布のカフェ、岐阜県恵那のカフェ、京都府宇治のカフェ等だ。最後に認知症とは何か?その治療はどうするのか等、基礎知識についても言及がある。そしてショッキングな事実だが、どんなに予防しても、85歳以上延命した場合は、その半分は何らかの認知症を患う可能性がある事を知る事だろう。

その場合はこうしたカフェが対応塾の一つとなり、各家族単位でこの難病と向き合う事が重要な対応策になるのかもしれないと考えているが、皆さんは如何だろうか。



2017年6月7日水曜日

ださくない経営概念とは?



以前から、経済系ブログに「ださい経営者」という連続対談プログラムがあり、面白く閲覧していたが、なるほどとは思いながら、実際経営に当て嵌める場合、どう考えたら良いのかと悩んでいた。それに対する答えが経済新聞に記載されていたので、少し触れておきたい。一橋大の延岡教授の提唱する、統合的価値の創造がそれだ。これは縦軸に問題提起・価値探索&問題解決・価値進化というソリューション方法が並び、横軸には機能的価値(形式知)&意味的価値(暗黙知)のマトリックス構造をしている。そして、その構成要素はサイエンス・エンジニアリングが左側に、アート・デザインが右側に位置する。一度、紙に描き出してみると、意外にすっと頭に入ってくる。しかも、アートとデザインの区分けが絶妙だ。教授はこれを「SEDAモデル」と称しているが、分かり難い人は縦方向、例えば、サイエンスとエンジニアリングの関係だけを考えれば良いかと。家を建てようとした時に、倒れないように基礎を設計しなくてはならないが、その際必要なのはそれを計算する理論(サイエンス)が必要であるが、逆にそれから得られた値を実現する為の骨組みや仕様やスケジュールを組むのが設計(エンジニアリング)に当たる。逆に暗黙知としては、欧州風の建物といった概念がアートもしくはデザインに相当するのだ。昨今、日本の自動車もスタイリングが素晴らしく、欧州車に負けない面構えになっているのも、この辺りに欧州のデザイナーを多く採用している事と深い関係があるはずだ。至近な例で言えば、先月見た欧州の大型機も、日本のそれに比べ、見た目も美しく、安心感を与えるデザインになっていた。やはり街や文化、文明から培った企業が生み出す製品には、そうした風合いが必ず顔を出すのだろう。因みに今読んでいる小説「やめるときも、すこやかなるときも」:窪美澄氏の作品も、椅子作りの主人公とそれを商業的に成功させようとする副主人公の恋物語なのだが、アートとデザインの狭間で苦しむ主人公の姿がベースにあり、この線引き(教授は顧客の感性に合わせるのがデザイン、自らの哲学・信念そ表現するものがアートとしている)は実は、意外に難しく、両面を睨みながらでないと、良い芸術さえも時代の流れには乗り切れないのかもしれないと考えたりした。更に言えば、基本はエンジニアの私が小説やイラストに勤しむのも、この製造と創造の狭間で行き来するのが、楽しいからかもしれないと思ったりしている。



2017年6月6日火曜日

人生100年設計のアラモード


「働けるうちは働きたい人のためのキャリアの教科書」:木村勝氏を読んでいる。これはかなり穏やかな主題ではあるが、実際は多くの人々が、これからは働かなくてはならない。老いも若きものだ。そこに男女差は無い。よって、こうした本が売れる訳だ。とは言え、未来は不安故に、やはり他人の意見が聞いておいた方が良い。そう思う。章は1.人生90年時代、どうキャリアを考えるか?2.人事のプロがリアルに教える選択肢、3.定年前に知っておきたいキャリアチェンジ基礎知識。1ではかなり、ネガテイブ(実際そうだから、事実ではあるのだが)な事実を突きつけられる。特に中高年以降の在り方だ。寄らば大樹の陰では済まない、企業文化の劣化がグローバル化時代で起きている。

2ではキャリアチェンジの4パターン(①今の会社で勤め続ける、②転職する、③出向する、④独立起業する)の紹介だ。①では60歳以降の給与がほぼ5割相当になる事実と、シニアは兎角嫌われ者になり、その給与の保証も儘ならない事、②では四捨五入則で、54歳以下までにしか適用されない事、③では全てが出向先ルールで運用される事と①と同じやりがいの維持をどうするか、④では、氏はかなりポジテイブな未来を描いている。氏が自ら独立の道を歩み、成功しているからだろうか?あるいは、現、会社制度の限界を人事畑を歩いた経験から骨身にしみているのだろうか?どちらにせよ、氏のメッセージは独立しなければ、会社に中高年の未来は無い!と言い切られている気もする。よって、最後の章のメッセージもやや過激だ。定年60歳で考えたら遅い!55歳になったら自立を考える!70歳までは働くのが当たり前!あるいは、役に立ちそうなノウハウは、人脈作り、専門性の取得だ。更には、独立前に自らの棚卸(人事記録、名刺、辞令、表彰状、資格認定証、免許証、日記帳、社史、過去のアルバム、論文・執筆原稿)をしておく事。加えて、家族キャリアとのマッチング。最後に氏はこう纏めている。「捕捉、長く、エイジレス」「経験こそ商品」「始めは現状維持」「キャリアは複線化」「多様な雇用ポーロフォリオを実現する」さらにお薦めの職種は、「雇わない」&「雇われない」インデイペンデント・コントラクター。それが一体何かは是非本を読んでご理解下さい。



2017年6月5日月曜日

CKDという、もう一つの厄介病


「腎機能が低下したときにすぐ読む本 (しっかりわかる新しい医療)」:塚本雄介氏を読んでいる。慢性腎臓病(CKD)は現在1330万人の患者が居て、20歳以上の成人では8人に一人の割合だそうだ。これが70歳以上になると3人に一人に膨れ上がる。この究極が実家の父の様な透析患者だが、31万人で年間3万人増えている。CKDが厄介なのは、メタボとリンクし、それが又心筋梗塞や心不全、脳卒中、腎不全の要因になるという悪役を演じるからだ。まず、我々が出来る自己診断として、尿が泡立つ、色がおかしい、濁るが初期症状だ。正式にはたんぱく尿、血尿、尿糖等だ。CKD防止はメタボ対策と類似している点が多い。詰まり、生活習慣病防止だ。減塩、野菜・果物の積極的採取、減量、運動、節酒、禁煙。ごく当たり前の事だが、これが中々改善出来ない生活習慣でもある。但し、この病気の最終治療は人工透析、あるいは腎臓移植となるが、

どちらにしても最終形だ。そうならない為に、日常的節制が必要という事だ。要は、メタボ体質が結果として、腎臓を間接的に傷める事で、腎臓が管理すべき血圧制御が不能になる。そして、より最終形の心筋梗塞や心不全、脳卒中、腎不全を齎すという悪循環を生むのだ。考えれば、人間の身体は上手に出来ていて、度を過ぎた酷使をすれば、無理が祟って、本来の機能を果たせないと言う当たり前の結果が生じるのだ。まあ、透析の父に痩せすぎではないか?と心配される私故に、メタボ体質からはほど遠い体形ではある。しかし、体質は遺伝すると言われるから、注意するに越したことはないと思っている。



2017年6月4日日曜日

2017(平成29年).06.04書評

先週の評点:
「今すぐ使えるかんたん Windows 10 完全ガイドブック 困った解決&便利技 改訂2版」(△):リブロワークス、「国会を考える」(△):大山礼子、大石眞、「氏神さまと鎮守さま 神社の民俗史 (講談社選書メチエ)」(〇):新谷尚紀、「みんなの検索が医療を変える:医療クラウドへの招待」(〇):イラド・ヨム-トフ、石川 善樹、「タマネギとニンニクの歴史 (「食」の図書館)」(◎):服部千佳子、 マーサ・ジェイ、「月の満ち欠け」(△):佐藤正午、「南アルプス山岳救助隊K-9 レスキュードッグ・ストーリーズ」(〇):樋口明雄。
ノンフィク5.小説2の何時ものパターン採用。小説群はどうだろうか?佐藤氏の前評判は高いのだが、ややこし過ぎて、分かり難い。むしろ、樋口氏の方がシンプルで分かり易い。
今週のお題:
「ようこそ、認知症カフェへ:未来をつくる地域包括ケアのかたち」:武地一、「俗語入門: 俗語はおもしろい!」:米川明彦、「腎機能が低下したときにすぐ読む本 (しっかりわかる新しい医療)」:塚本雄介、「働けるうちは働きたい人のためのキャリアの教科書」:木村勝、「猿神のロスト・シティ―地上最後の秘境に眠る謎の文明を探せ」:ダグラス・プレストン、鍛原多惠子、「やめるときも、すこやかなるときも」:窪美澄。
ノンフィク:5、小説1のバランス。小説はどうしても読みたいものが見つからない。よって、事実に基づくノンフィクに偏っている。作家の皆さん、頑張ろう!
近況:
春ゆえに人事が動き、その関係に周辺が慌ただしい。私は押し出される側ではあるが、それでも多少の関与の余地があり、相談もするし、相談もされる。まあ、嫌な時期だ。余命何年かが段々明解になると、自然と守るに入る気持ちもあり、どうもいけない。かと言って、やりっぱなしで退任するのも如何なものかと思うので、何とか良い形で申し遅れるように、あと数年頑張るしかないのだろう。
そんな折、家人は炎天下で運動会練習に励み、愚息は無事、修学旅行で自立した自分を見つめ直し、力強く頼もしい。但し、遠地で頑張っているはずの娘たちの按配もやや不穏な便りもあったりで、5月はやはり、余り良い月では無かったのかもしれない。6月は更に梅雨が加わり、鬱陶しさは増す一方だが、アンガートレーニングの肝は5秒怒らずに耐えるとの極意を参考にしながら、じっと構えるしかないと思っている昨今だ。

2017年6月3日土曜日

私が注目の野菜とは?



「タマネギとニンニクの歴史 (「食」の図書館)」:服部千佳子、 マーサ・ジェイを読んでいる。何故か?好きだからである。と言うよりは、前者は毒だし、後者は精力剤として自己認識しているのだが、本当かどうかは定かではない。故にその歴史を辿り、よりその確証を得たいと思い、選択した。本の冒頭でも、脇役に徹する両者の実力の過小評価に氏はかなりの皮肉を込めて語っているが、まさに主役を食いそうな実力者でもある。これに日本で一番フレンドリーなネギを加えると、全てアリウム属の植物に当たり、穀物よりも歴史が深いものとなるらしい。その原産地は中央アジアで古代メソポタミアで栄えたらしい。それが古代エジプトへと引き継がれ、古代ギリシャ、古代ローマ、中国・朝鮮と拡大してゆく。更に中世と進むが、その過程でニンニクは精力効果が公然と示されている点は特記すべき事だろう。又、タマネギもその消臭効果と日持ちの良さで多く使われ、日常生活に欠かせない食物になっていた。逆に、これらを禁じる宗教(バラモン教、ヒンズー教の一部)も存在したり、あるいは吸血鬼の魔除けに使われたりで、多様な判定をされている点でも特異的な植物であることが分かる。さて、日本への伝来は明治時代に至り、それまではネギ一辺倒だったらしい。現在の最大生産国はなんと、中国で2200万トン、2位はインドで1500万トン、そしてアメリカらしい。現在は着々と品質改良がされ、最大で8.2kgのタマネギ記録もあるようだ。このように有用な食物であることは分かったが、弊害もある。涙とタマネギの関係、そして、口臭とニンニクのそれだ。過ぎたるは及ばずとは、何事にも当てはまる論理だ。こうした情報を活かして、日々これからも、タマネギとニンニク効用に身を任せたいと思っている。皆さんは如何だろうか。


2017年6月2日金曜日

ピーターの法則


業界紙に無能化原理の紹介があり、階層社会の在り方にも言及が成されていた。ややそのコラムは昇格してゆく過程で無能化する人々をシニックに取り扱いしていたが、本来の「ピーターの法則」は階層別に必要とされる能力が異なり、無能になったからと言って、それを否定するものでない事を我々は知るべきだおう。至近な例はスタ選手が名監督に必ずしもなれないのは、至極当たり前であり、優秀なスタッフがやはり有能な経営者に成れるか?と言えば、そこもやはり怪しげではあるのだ。もう少し読み解くと、階層社会こそ効率的であり、そこに平等感自身が無意味であることが肝になっている。しかしながら、昨今の格差問題はIT技術等で情報などのデータが余りにも平等に与えられているにも関わらず、生きる上で欠かせない手持ちの資金の格差があまりにも大きくて、絶望的に感じる所にあるのだろう。考えれば、IT社会の進化の果てには、データが資金の代替になり得る可能性を既に、ビッグデータが示しているし、それを商売にしているIT企業は多々登場している。やや脱線したが、本題の無能化現象は昇格という動機付けで仕事に邁進させる企業戦術と適確且つ迅速な経営・事業判断が出来るプロ集団(企業だけではなく、政治家も官僚も全ての社会に置いて)の育成とが必ずしもマッチングしていない点にあるのだ。そして、又、経営・事業判断を担う者の処遇がかなりの給与や賞与格差を生む為に、上位がより有能に見えてしまうに過ぎない。但し、そうしたプロ集団は人格や倫理観に富んでいるかと言えば、必ずしもそうでないケースも散見されるのが常だ。稲穂は垂れるとは、上位に立つ者ほど、謙虚になれとの教えだが、必ずしも人間はそうはならない。権力貌になるのが常だ。皆、風呂に入る時もあるいは棺桶に入る時も裸で無一文だ。その原点に戻れば、生かして貰っている周囲や家族、更には社会への感謝を忘れることなく、無心でこの世を生き抜きたいものでもある。


2017年6月1日木曜日

無料キャンペーン 6月分開始 「ソフトランデイングが難しい」

無料キャンペーン 6月分開始 「ソフトランデイングが難しい」
期間:6/1~5
ソフトランデイングが難しい
古い羅針盤40章
現実の監視社会がやってくる
私は腸内フローラである!
味覚と消費のかけっこ
愉快な政策談義
メーカー志向を替える時
かぼちゃと言う名のハウス
ぎゅっと凝縮した山のお話
ゲノム解析という近未来
地産地消とIOT
未災地という視点
貴方はどれだけ、ナウイか?
何の為の特区なのか?
ホスピスとは宗教に似ている
妻に頭が上がらない事情
トランプを生む素地が日本にも在る
情報と言う名の有料活動
日本を死ねを繰り返せ!
情けないぞ!電力会社
企業社会主義という視点
アドラーに感謝
神々が死んでゆく様
急がば、回れが出来ない現実
黒い日銀が正しいのか?
オフェンスが生きる事
ソフトランディングが出来ますか?
女性のソフトランデイングとは?
腰痛に要注意!
●あとがき
 本編は筆者ブログ「古い羅針盤」(2016.03月)掲載されたものを纏めたものです。



近くて遠きは日本の神様也


日本人に多くは、自分は無神論者と言って憚らない。胸を張って答える割には、当たるはずの無い宝くじを購入する気持ちや、何か非定常時は、「ああ、神様」と祈っている姿などは、何処かには奇跡=神様を敬う気持ちが隠されているように思えて仕方がない。で、この本を手に取った。「氏神さまと鎮守さま 神社の民俗史 (講談社選書メチエ)」:新谷尚紀氏だ。意外にご近所に存在する各神社の成り立ちなど、余り気にしないのが日本人としても、逆に言えば、それだけ街の風景の中にきちんと溶け込んでいるのも、事実ではなかろうか。さて、氏は神社とは何か?から始めてくれる。そして、その存在を間接的に示唆するものが、古典である遺跡である。それによれば4世紀ころには既に神社は在ったようだ。更に、神社に欠かせない氏神に関しては、鹿嶋社の武𤭖槌神、香取社の経津主神、それぞれ、古事記と日本書紀に登場する。これに加えて、8世紀には枚岡社の天之子ハ根命と比売神が登場し、4柱となった由。そして、必ずしも祖先に拘らず、時代に即して氏神が誕生する有様を氏は粛々と事実に基づいて、記述している。一方、鎮守と呼称される神様は、この氏神さまと同類で、北関東、もしくは東日本で呼ばれるもので、むしろこれらの地域では、家ごとに屋敷神の総称を氏神と称するようだ。参考にされたい。要は、人間が統治あるいは管理出来ない事象を運に任せる代わりに祈り縋る対象がこうした神々であるのだ。問題はその神社の管理・祭祀を司る権力者の変遷になるが、隈田八幡神社を例とすると、藤原家→隈田家(→葛原家)→荘内(座中、二十五家、荘中)となるようだ。但し、神社には多々種類があり、郷村の氏神歴史、戦国武将による社殿造営史を経て、江戸時代中期に氏神の神社再建ブーム(平和になった証拠か)が起き、現在に至るようだ。最後に、氏は過去の歴史巨匠による神談義に触れている。かの柳田国男曰く、日本の神の中心は先祖であり、先祖の御霊であると。又、先祖は氏神であり、「村氏神」「屋敷氏神」「一門氏神」に分類できる、時に田の神、山の神、そして年の神となる。又、折口信夫の神道論では、第二次世界大戦に敗北した反省として、神道を宗教を見なすべきであり、みこともちこそ重要でそれは天皇であること等だ。これに対する氏の反論にも私自身は同感するものがある。神社や天皇制とはもっと身近で、何となく市民と同じ視線上に位置し、唯祈る対象でしかないと考えると、無理がないような気がする。さて、皆さんは如何だろうか。



2017年5月28日日曜日

2017(平成29年).05.28書評

先週の評点:
「100歳までクルマを運転する」(◎):桃田健史、「薬はリスク?: 薬を正しく知るために」(◎):宮坂信之、「誰が日本の労働力を支えるのか?」(◎):寺田知太,上田恵陶奈、「茨城vs.群馬 北関東死闘編」(△):全国都道府県調査隊、「管見妄語 知れば知るほど」(△):藤原正彦、「夜の谷を行く」(△):桐野夏生、「キトラ・ボックス」(△):池澤夏樹。
ノンフィク5、小説2のウェルバランス?
エッセーでは久しぶりの藤原氏登場。辛口批判が鈍っただろうか?評価は低い。小説は大御所二人、毒と希望。そんな色合いを作風の特徴とする両氏の対決も賞味期限切れの感あり。厳しい評点を差し上げた。
今週のお題:
「今すぐ使えるかんたん Windows 10 完全ガイドブック 困った解決&便利技 改訂2版」:リブロワークス、「国会を考える」:大山礼子、大石眞、「氏神さまと鎮守さま 神社の民俗史 (講談社選書メチエ)」:新谷尚紀、「みんなの検索が医療を変える:医療クラウドへの招待」:イラド・ヨム-トフ、石川 善樹、「タマネギとニンニクの歴史 (「食」の図書館)」:服部千佳子、 マーサ・ジェイ、「月の満ち欠け」:佐藤正午、「南アルプス山岳救助隊K-9 レスキュードッグ・ストーリーズ」:樋口明雄。
ノンフィク5.小説2の何時ものパターン採用。小説群はどうだろうか?佐藤氏の前評判は高いのだが。
近況:
ようやく、時差ぼけが直ったと言うか、やや生活パターンを変える努力をしている。例の不足している睡眠時間。この改善だ。要は遅く起きれば良いだけだが、これをすると家人の朝の家事と色々被る事になり、不評だ。だが、枯れておまけに最近は蕁麻疹が直らない私を見て、慈悲心で接してくれている。有り難い事と言うか、それだけ老いが惨めという事かも。はてさて、たった1時間の追加睡眠でもかなり身体が楽になった気がする。その分、欠ける日中の労働?時間は減るが、睡眠もれっきとした活動と考えれば、良しを考えたい。その意味からすると、海外旅行(実際は何時も弾丸出張だが)も時差や睡眠時間の大切さを知る良い機会でもあるのだろう。さて、そんな私を尻目に愚息は中間テストとその後控える京都への修学旅行に思いを馳せ、それをしっかりとフォローする家人が今の家族風景でもある。


2017年5月23日火曜日

ビッグデータの恐怖 古い羅針盤53章 発売開始

ビッグデータの恐怖 古い羅針盤53章 発売開始
ビッグデータの恐怖
古い羅針盤53章
●訴求性のある電力自由化とは
●パチンコ業界の闇再び
●新たな真実を求める為に
●米国でソフトヤンキーを考える
●運命を絵画で観る
●ヘルシー・エージングとは?
●贈答文化が後押しするもの
●意思決定というコスト
●睡眠を極める方法
●醤油顔が好まれる時代
●毒を食うなら皿までも?
●BDというモンスターを考える
●上位0.1%の閾値
●相反する日本経済の真実
●国際テロリストとは?
●不眠症の人は是非読まれたし
●知らない事の幸せを語る
●勇気ある撤退
●格差を冷静に眺めてみる
●オーバーブッキングを楽しむ
●銀行の生産性とは?
●新手の学生虐め
●持病のお勉強
●AI時代のサバイバル術
●待機という言葉が示す意味とは
●未来は予測できるとの傲慢さ
●単身急増社会と経済格差
●あとがき
 本編は筆者ブログ「古い羅針盤」(2017.04月)掲載されたものを纏めたものです。
●引用文献
「果鋭」:黒川博行
「東大が考える100歳までの人生設計 ヘルシーエイジング」:東京大学高齢社会総合研究機構
「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」:東山魁夷
「源氏姉妹」:酒井順子
「定年男子 定年女子 45歳から始める「金持ち老後」入門!」:大江英樹
「SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術」:ショーン・スティーブンソン、 花塚恵
「毒々生物の奇妙な進化」:ウィルコックス,クリスティー、 Wilcox,Christie
「ビッグデータという独裁者: 「便利」とひきかえに「自由」を奪う」:デュガン,マルク,ラベ,クリストフ
「超一極集中社会アメリカの暴走」:小林由美
「国際テロリズム:その戦術と実態から抑止まで」:安部川元伸
「知らなかった、ぼくらの戦争」:ビナード,アーサー、Binard,Arthur
「データブック 格差で読む日本経済」:みずほ総合研究所
「ウルトラ図解 めまい・耳鳴り: 治療の不安をなくす知識と生活術」:古宇田寛子
「高校生からはじめる プログラミング」:吉村総一郎
「2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する」:英『エコノミスト』編集部、 土方奈美
「単身急増社会の希望 支え合う社会を構築するために」:藤森克彦



2017年5月21日日曜日

2017(平成29年).05.21書評

先週の評点:
「国旗で知る国際情勢」(◎):マーシャル,ティム、Marshall,Tim、「理解するほどおもしろい! パソコンのしくみがよくわかる本」(〇):丹羽信夫、「ブリューゲルの世界 (とんぼの本)」(△):森洋子、「日本犬の誕生」:志村真幸、「絵でわかる地震の科学 (KS絵でわかるシリーズ)」(△):井出哲、「尖閣諸島と日中外交 証言・日中米「秘密交渉」の真相」(〇):塩田純、「姥捨て山繁盛記」(〇):太田俊明、「産まなくても、産めなくても」(〇):甘糟りり子。
ノンフィク:7、小説:2。ウェルバランスの積り。ノンフィクがいずれも不作。その分、小説群は奮闘しているか。
今週のお題:
「100歳までクルマを運転する」:桃田健史、「薬はリスク?: 薬を正しく知るために」:宮坂信之、「誰が日本の労働力を支えるのか?」:寺田知太,上田恵陶奈、「茨城vs.群馬 北関東死闘編」:全国都道府県調査隊、「管見妄語 知れば知るほど」:藤原正彦、「夜の谷を行く」:桐野夏生、「キトラ・ボックス」:池澤夏樹。
ノンフィク5、小説2のウェルバランス?
エッセーでは久しぶりの藤原氏登場。辛口批判が骨身に染みるか?小説は大御所二人、毒と希望。そんな色合いを作風の特徴とする両氏の対決は如何に?
近況:
兎に角、お疲れ様である。今週は飲み会2、来週は国内出張と体力勝負が続く。大丈夫かなあ?ほぼ2週間分を先駆けて創作した貯蓄分で何とか、乗り切りたいと思っている。




2017年5月14日日曜日

2017(平成29年).05.14書評

先週の評点:
「葛飾北斎の本懐」(◎):永田生慈、「スポめし 賢く食べて結果を出す!」(◎):細野恵美、「なぜ人はドキドキするのか?(知りたい! サイエンス)」(◎):中西貴之、「 ときめく花図鑑 (ときめく図鑑)」(〇):中村文、多田多恵子、「そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活講義」(◎):中澤篤史、「主君 井伊の赤鬼・直政伝」(△):高殿円、「翼がなくても」(△):中山七里。
ノンフィク5、小説2の意欲的取り組み。ノンフィクはいずれも事前評価良好通り。小説群が低迷。
今週のお題:
「国旗で知る国際情勢」マーシャル,ティム、Marshall,Tim、「理解するほどおもしろい! パソコンのしくみがよくわかる本」:丹羽信夫、「ブリューゲルの世界 (とんぼの本)」:森洋子、「日本犬の誕生」:志村真幸、「絵でわかる地震の科学 (KS絵でわかるシリーズ)」:井出哲、「尖閣諸島と日中外交 証言・日中米「秘密交渉」の真相」:塩田純、「姥捨て山繁盛記」:太田俊明、「産まなくても、産めなくても」:甘糟りり子。
ノンフィク:7、小説:2。ウェルバランスの積り。
近況:
実は、本日より、海外出張に出る。前回は米国で、今回は欧州。前回は体調を崩したので、今回はどうだろうか?北欧→ドイツ・オーストリアなるやや、寒い国を回るので、服装には注意が必要だ。
時差的には早起きの私にはうってつけだが、同行者が多いので、そちらの方への気遣いが大変かも。
もう一つは前後の準備。本業は未だしも、副業はほぼ二週間ほど先行を目指して頑張ってきたが、やや疲弊気味。いやはや、帰国後はどうなる事かと今から心配してもしょうがないのであるが。


2017年5月7日日曜日

2017(平成29年).05.7書評

先週の評点:
「2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する」(◎):英『エコノミスト』編集部、 土方奈美訳、「単身急増社会の希望 支え合う社会を構築するために」(◎):藤森克彦、「ウルトラ図解 めまい・耳鳴り: 治療の不安をなくす知識と生活術」(◎):古宇田寛子、「高校生からはじめる プログラミング」(◎):吉村総一郎、「愛さずにいられない: 北村薫のエッセイ」(△):北村薫、「向こうがわの蜂」(△):池永陽、「錯綜」(△):堂場瞬一。
ノンフィク4はまともで役立った、小説2とエッセーは前評判通りでダメ。残念。
今週のお題:
「葛飾北斎の本懐」:永田生慈、「スポめし 賢く食べて結果を出す!」:細野恵美、「なぜ人はドキドキするのか?(知りたい! サイエンス)」:中西貴之、「なぜ人はドキドキするのか? (知りたい! サイエンス)」:中西貴之、「 ときめく花図鑑 (ときめく図鑑)」:中村文、多田多恵子、「そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活講義」:中澤篤史、「主君 井伊の赤鬼・直政伝」:高殿円、「翼がなくても」:中山七里。
ノンフィク5、小説2の意欲的取り組み。ノンフィクはいずれも事前評価良好、期待したい。
近況:
いやはや、世の中GWだ。老いも若きも、この限られた期間に大列島を大移動する訳なので、混雑する。だから、家に居て、ゆっくりと本でも読んでいた方がよほどましと思う。身体も楽だし、混雑でいらいらもしないはず。が、やはり、其処は家庭を持つ身としては、何かしてあげたいと思う心が生じて、都心を若干外して、昔懐かしい横浜に家族旅行した。愚息が最近お泊りが無い!とクレームするので、安いビジネスホテルで親子三人が我慢した次第。GW中だとまともなホテルだと、優に5万円は超えるケースもあり、薄給の身にはとても無理だから、我慢、我慢。それにしても、何処も人、ヒト、人。何時も憧れて都心に出るが、疲弊して田舎に帰るパターンが続き、どうにもこうにもならないで居る。家人はどっちかに早く決めなさい!と言うが、利便性を取るのが良いのか、静けさを取るのが良いのかなんて、その時々で気持ちは変化する訳でやはり、判定は難しい。偶に都会で、何時もは田舎の今のパターンが良いのかも。さて、皆さんのGWは如何だったでしょうか?せめて、GWくらいは経済格差を感じない旅行をしたいものだと思うのは、我が家だけだろうか等と、ひねた感情が残った休日でもありました。


2017年5月1日月曜日

無料キャンペーン 5月分開始 「AIは未来をどう変える?」

無料キャンペーン 5月分開始 「AIは未来をどう変える?」
期間:5/1~6
AIは未来をどう変える?
古い羅針盤39章
目次
爆買いとSMAP騒動
囲碁もAIに陥落す
愛の反対は何?
資本主義の必然的終焉を問う(2)
古き良き時代の終わりか
日本の治安は本当に大丈夫なのか?
シンプルな答えが一番
笑いもビッグデータとなる?
サービス業の生産性向上って何だろう?
死に方のレッスンをしよう
ない々づくしの功罪
勿体無い人材逸失を憂う
2千万人は居る依存症という病
作家は変人なんだ、きっと!
超超高齢化という世界で生きる
政治の暴走を許している原因とは?
遺稿という想いを引き継ぐ
無戸籍人が日本で生じる背景とは?
奢る和食文化は不味い
犬は家畜であるという事実
好きこそ者の上手なりか!
アジアの秘境は意外に近場!
民泊という新たなビジネスを読む
近未来の構図とは?
投資と心理のわな
●あとがき
 本編は筆者ブログ「古い羅針盤」(2016.02月)掲載されたものを纏めたものです。




2017年4月30日日曜日

2017(平成29年).04.30書評

先週の評点:
「ともに読む古典: 中世文学編」(〇):松尾葦江、「枕と寝具の科学 (おもしろサイエンス)」(◎):久保田博、五日市哲雄、「知らなかった、ぼくらの戦争」(〇):ビナード,アーサー、Binard,Arthur、「データブック 格差で読む日本経済」(◎):みずほ総合研究所、「毎日っていいな」(△):吉本ばなな、「星をつける女」(〇):原宏一、「血」(△):新堂冬樹。
少し、多めのチョイス。吉本さんの日常には興味あったが、唯の呟き。残念。新堂氏の多作には感服するが、内容がいつもイマイチだ。どうにかならないのか?
今週のお題:
「2050年の技術 英『エコノミスト』誌は予測する」:英『エコノミスト』編集部、 土方奈美訳、「単身急増社会の希望 支え合う社会を構築するために」:藤森克彦、「ウルトラ図解 めまい・耳鳴り: 治療の不安をなくす知識と生活術」:古宇田寛子、「高校生からはじめる プログラミング」:吉村総一郎、「愛さずにいられない: 北村薫のエッセイ」:北村薫、「向こうがわの蜂」:池永陽、「錯綜」:堂場瞬一。
ノンフィク5、小説2でややきつめか。どれも前評判悪い。困った。
近況:
春の陽気に浮かれてと言えれば幸せなことだが、どうも世の中きな臭い。北からはミサイルが飛んで来るかもしれないし、東からは車や農産・畜産物をもっと買えと言ってくる。四面楚歌が元々のお国柄なので、八方美人的外交でしか対応は出来ないのが痛い。そんな中、又もや、政治家の言葉尻を取って、天下取りした気分になっている低能なマスゴミがあり、やはり、世の中は浮かれているのかもしれない。
私の方は、本職の方はトラブルが機械にも人にも多発してややこしい。二足の草鞋の方は、必死で余暇を潰して作品創りに追われるばかりで相変わらず先が見えない。これらを浮かれているとは誰も言わないだろうが、ゆらりゆらりと行く末が見えない状況は一見浮かれているようにも見えてくるかも。家人もそろそろ復職で、ハードな時期を迎えるだろう。愚息は監督変更で益々試合への出場は絶望的になり落ち込みも激しい。しかし、それぞれの笑顔を揃えて食事が出来る限りに置いては、幸せな家庭にあることには違いないと思っている。


2017年4月23日日曜日

CGコレクション 2017.4月販売開始

古い羅針盤の表紙を飾ったCG画像を本に纏めました。


2017(平成29年).04.23書評

先週の評点:
「Tの衝撃」(△):安生正、「なかなか暮れない夏の夕暮れ」(△):江國香織、「文士の遺言 なつかしき作家たちと昭和史」(〇):半藤一利、「ビッグデータという独裁者: 「便利」とひきかえに「自由」を奪う」(◎):デュガン,マルク,ラベ,クリストフ、「超一極集中社会アメリカの暴走」(◎):小林由美、「国際テロリズム:その戦術と実態から抑止まで」(〇):安部川元伸。
フィク4、小説2.安生氏は意外に評点低い。その通りだった。臨場感が細かい自衛隊の上下関係や組織の説明で分断されてしまっている。江國氏は久しぶり。どうだろうか?これって他の書評では高く評価されている作品だが、私は気だるすぎて、且つ、読み難くて、苦手だ。それに比べ、半藤さんの独白的エッセーは昭和の初期段階の息遣いが聞こえてくるようで、楽しい。名だたる文豪たちの日常が見えるようで、今のスマートな作家では出せない色だろう。最後にBDは今回の表題の中心だ。他社との懇親会でこれに触れたら、アマゾンをワンクリックするだけで、我々は皮が一枚めくれているとのコメントが帰ってきた。確かに恐ろしい時代。考えれば、このブログも一部がグーグル様のフリーサイト。不味いよなあ。きっと今頃は、私の履歴書がしっかりと解析。生成されている気がする。困った。
今週のお題:
「ともに読む古典: 中世文学編」:松尾葦江、「枕と寝具の科学 (おもしろサイエンス)」:久保田博、五日市哲雄、「知らなかった、ぼくらの戦争」:ビナード,アーサー、Binard,Arthur、「データブック 格差で読む日本経済」:みずほ総合研究所、「毎日っていいな」:吉本ばなな、「星をつける女」:原宏一、「血」:新堂冬樹。
少し、多めのチョイス。吉本さんの日常には興味あり。ややスケベ根性でチョイス。さて、どうだろうか? 
現況:
桜も散り、穏やかな初夏の香りがすると思ったら、突然の雷雨と猛烈な風。どうも、落ち着かない。本では健全な睡眠の必要性と方法について、十分な知識を与えてくれているが、どうも実践に結びつかない。色々考えることが多いのだと思うが、せめて、就寝時間22-2時の間は死守しようと思っている。その時間帯に目が覚めたら、兎に角じっとベッドの中で息を潜める。そう努力しているが、春眠暁を覚えず状態は日中発生しており、困ったものだ。家人は束の間の休暇で、家事に勤しみ、家内安全だ。やはり、家事と仕事の両立が難しい。何処かでどちらも手を抜かないとやりきれないものだ。愚息は新学期で頑張っているが、これから半年後の受験勉強を考えると、親子ともども遣り切れず、受験終わったら何しよう?なんて、楽天的に考えたりしている。競争は社会には付き物だが、どうも現実的にはシンドイテーマだ。


2017年4月22日土曜日

AI不要の世の中で在りたい 古い羅針盤52章 発売開始

AI不要の世の中で在りたい 古い羅針盤52章 発売開始
AI不要の世の中で在りたい
古い羅針盤52章
●怖いぞ!デスクワークが
●内から見る経済の極み
●マッキンという嫌な言葉
●離婚を男の立場から考える
●RE100をご存じか?
●ロボット課税の真意
●失う知性もあるのか?
●頑張って読み解こう
●価値を考えてみる
●向かう先は同じ
●二兎追う者は?
●当たり前の事が出来ない辛さ
●マスコミの道具変遷を見る
●アストロバイオロジーなる学問を知る
●断捨離という言葉が嫌い
●医療のLCC化が始まった
●コンピューターが好きになる本
●美術館の楽しみ方とは
●イップスという名の病気
●知ってるようでしらない毛のお話
●怪魚を釣れたらと
●AI農業とは如何なるものか
●電話ひとつの思いやり
●つじつま合わせは政治家だけではない
●草花の声を聴く
●犯人探しの愚を憂う
●シーズとニーズから見るAIとは
●決して他人事ではないこと
●あとがき
 本編は筆者ブログ「古い羅針盤」(2017.03月)掲載されたものを纏めたものです。
●引用文献
「座りっぱなしが、あなたの健康を蝕む 本当は怖いデスクワーク」:佐々木さゆり
「わが子に会えない 離婚後に漂流する父親たち」:西牟田靖
「AIが同僚」:日経ビッグデータ
「人体-消化の旅 (ニュートン別冊)」:ムック
「先生、それって「量子」の仕業ですか?」:大関真之
「血圧の科学 (おもしろサイエンス)」:毛利博
「科学者18人にお尋ねします。宇宙には誰かいますか?」:佐藤勝彦
「バグは本当に虫だった-なぜか勇気が湧いてくるパソコン・ネット「100年の夢」ヒストリー91話」:水谷哲也
「新生オルセー美術館」:高橋明也
「イップス―スポーツ選手を悩ます謎の症状に挑む」:石原心
「ITと熟練農家の技で稼ぐ AI農業」:神成淳司
「毛の人類史 なぜ人には毛が必要なのか」:カート・ステン、藤井美佐子
「怪魚を釣る」:著者小塚
「大切な人が病気になったとき、何ができるか考えてみました」:井上由季子
「つじつまを合わせたがる脳」:横澤一彦
「草花たちの静かな誓い」:宮本輝
「ルポ 希望の人びと ここまできた認知症の当事者発信」:生井久美子



2017年4月16日日曜日

2017(平成29年).04.16書評

先週の評点:
  「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」(〇):東山魁夷、「毒々生物の奇妙な進化」(◎):ウィルコックス,クリスティー、 Wilcox,Christie、「SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術」(◎):ショーン・スティーブンソン、 花塚恵、「定年男子 定年女子 45歳から始める「金持ち老後」入門!」(◎):大江英樹、井戸美枝、「処刑の丘」(△):ティモ・サンドベリ、 古市真由美、「源氏姉妹」(◎):酒井順子、「自由なサメと人間たちの夢」(△):渡辺優。
ノンフィク4、小説3のバランス取り。小説は翻訳ものが入っていて、重たい気がしたが、最近は結構ダメだしの判断が早く、上記△評価はそんな結果と判断して欲しい。新聞や雑誌の評点が高くても必ずしも自分に合わない本とは良く有るものだ。そんな中、「・・睡眠」も「定年・・」も家人にかなり近い話題なれど、多忙を理由に併読を断られてしまった。残念。心配ばかりしてどうするの?なるようにしかならない!と。なるほど、それはその通りなのだが。
今週の課題:
「Tの衝撃」:安生正、「なかなか暮れない夏の夕暮れ」:江國香織、「文士の遺言 なつかしき作家たちと昭和史」:半藤一利、「ビッグデータという独裁者: 「便利」とひきかえに「自由」を奪う」:デュガン,マルク,ラベ,クリストフ、「超一極集中社会アメリカの暴走」:小林由美、「国際テロリズム:その戦術と実態から抑止まで」:安部川元伸。
フィク4、小説2.安生氏は意外に評点低い。困った。江國氏は久しぶり。どうだろうか?
近況:
社外提携先を探して、上京。どこも、身内で何でもできる時代は終わったと言われている。いわんや、中小など悲惨だ。一人辞めたら、干上がる。そんな状況下で色々動いているけど、何処も人出不足。厳しいと実感。そんな中、多忙感で満足度もダウン。でもなあ、何もしなければ、暇からしれないが、いつの間にか、会社が潰れるって事、T芝やT電を見ていると、考えてしまう。一言で、経営者のせいだと片付けられるが、それを選ぶ日本の方法は減点主義の和合主義。大胆な取り組みなど出来るはずがないし、と思うのは私だけだろうか。
一方、お休み中の家人とは遅めの花見と「君の名は」で有名になったカフェでランチを頂いた。開店前にはそこそこの列待ちで、且つ、店内からは始業前カツ入れが聞こえてきたりしたで、何処も厳しいなあと、ほっとしたりした。まあまあの初夏の一日で、どうにか今週も此処までやってきた感じだ。



2017年4月9日日曜日

CGコレクション 2017.3月販売開始

古い羅針盤の表紙を飾ったCG画像を本に纏めました。

2017(平成29年).04.09書評

先週の評点:
「中野京子と読み解く 運命の絵」(◎):中野京子、「東大が考える100歳までの人生設計 ヘルシーエイジング」(◎):東京大学高齢社会総合研究機構、「「ポスト真実」時代のネットニュースの読み方」(◎):松林薫、「この1冊ですべてわかる 情報セキュリティの基本」(〇):島田裕次、「出会いなおし」(◎):森絵都、「果鋭」(◎):黒川博行、「我らがパラダイス」(△):林真理子。
ノンフィク4、小説3.小説は大好きな黒川氏、久しぶりの林氏。黒川氏の今回の裏社会はパチンコ。林氏は今回もやはりだった。その分、森氏の短編集が秀逸。同じ作家でもこれほどの違いがあるのは何故か?知性の力か?
今週のお題:
  「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」:東山魁夷、「毒々生物の奇妙な進化」:ウィルコックス,クリスティー、 Wilcox,Christie、「SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術」:ショーン・スティーブンソン、 花塚恵、「定年男子 定年女子 45歳から始める「金持ち老後」入門!」:大江英樹、井戸美枝、「処刑の丘」:ティモ・サンドベリ、 古市真由美、「源氏姉妹」:酒井順子、「自由なサメと人間たちの夢」:渡辺優。
ノンフィク4、小説3のバランス取り。小説は翻訳ものが入っていて、重たい気がするが頑張ろう。
近況:
先週から続く、操業不調が重い。機械も人も故障するが、普段からのケアが欠かせないのは同じである。私も夏に向け?若干の再ダイエットチャレンジ開始。要は暴飲暴食防止と睡眠強化なのだが、これが意外に出来ない。欲望と節制のバランスは愚かな私にはいつも前者が勝っている。来週から出張が重なり、又もや、体力勝負になる。要注意である。愚息は新学期を迎え、無事クラス換えも終了しホッとしている。嫌いな同級生と一緒にならず、やや表情が明るい。どちらにせよ、総体が控え、その後は受験勉強。どこまでストレッチ出来るのかに掛かっている。家人は暫し休養中。表情も穏やかで家内安全だ。一緒に桜でも観に行こうと誘っている所。まあ、平和ぼけした田舎の生活を堪能している。

2017年4月1日土曜日

無料キャンペーン 4月分開始 「愉快な政治は好き?」

無料キャンペーン 4月分開始 「愉快な政治は好き?」
期間 4/1~5
愉快な政治は好き?
古い羅針盤38章
モノ申す人の取り扱いとは
情報発信の在り方を問う
一富士二鷹三茄子はみたか?
猿のお話し
ラーメンという歴史が見える
脳には取締役が必要!
パイオニアという宇宙視点を問う
翻訳家という理性の橋を問う
残業という偽証
歴史に翻弄される日本住居
不愉快な政治
六百万年前発生した1%の奇跡
がんと言う金銭感覚
6秒を競い合うメデイアの世界
毒親という新たな就活
オムニとフィンテックの根っこにあるモノ
1兆個のセンサーが世界を俯瞰する世界とは?
男こそアンチエイジングが語るもの
パリの地下には何がある?
賞取りは寿命を左右するらしい
愉快な政治家とは?
囚人がハーバード大卒となる日
親には一人暮らしをさせなさいが、肝!
大学という入・出口論
資本主義の必然的終焉を問う(1)
●あとがき
 本編は筆者ブログ「古い羅針盤」(2016.01月)掲載されたものを纏めたものです。



2017年3月26日日曜日

大空を仰ぎ見る極意 古い羅針盤51章 発売開始

大空を仰ぎ見る極意 古い羅針盤51章 発売開始
大空を仰ぎ見る極意
古い羅針盤51章
目次
●ビッグな心得!
●謙虚なマーケット視野とは?
●防災のぼの字を知ろう
●長寿の中の資産バランス
●選挙もIOT時代
●画家の家を盗み見る
●身体の仕組みを知る事で始める使い方
●自動車は不動産物件にあらず
●貨物という視点で飛行機を診る
●ハッカーになった気になる
●円高が悪いなんて嘘だろう
●シンガポールの知性とは?
●隆起する日本列島を観る
●スイッテイングという変化
●一口にオイルと言っても
●スノーデンという事実を知る
●合理化の宴
●空き家という負債を考える
●埋める人になれれば
●コロンブスは卵だけではない
●子会社が何だ
●めんどくささで生き残る
●未知なる不安が煽るもの
●消える言葉に感傷は不要
●眠れる臓器に愛を
●あとがき
 本編は筆者ブログ「古い羅針盤」(2017.02月)掲載されたものを纏めたものです。
●引用文献
「だから数字にダマされる」:小林直樹
「日本の防災、世界の災害: 日本の経験と知恵を世界の防災に生かす」:石渡幹夫
「LIFE SHIFT:100年時代の人生戦略」:リンダ・グラットン
「芸術家の愛した家」:池上英洋
「トップアスリートに伝授した 怪我をしない体と心の使いかた」:小田伸午、 小山田良治
「航空・貨物の謎と不思議」:谷川 一巳
「デジタル・タトゥー──インターネット誹謗中傷・風評被害事件ファイル」:河瀬季
「年代で見る 日本の地質と地形: 日本列島5億年の生い立ちや特徴がわかる」:高木秀雄
「知識ゼロからの健康オイル」:井上浩義
「おうちで学べるサーバのきほん」:木下肇
「知らないと大損する! [図解]実家の「空き家問題」をズバリ解決する本」:牧野知弘
「Good old boys」:本多孝好
「コロンブスの不平等交換 作物・奴隷・疫病の世界史」:山本紀夫
「独裁国家・北朝鮮の実像――核・ミサイル・金正恩体制」:坂井隆、平岩俊司
「俗語発掘記 消えたことば辞典」:米川明彦
「肝炎のすべてがわかる本 C型肝炎・B型肝炎・NASHの最新治療」:(健康ライブラリーイラスト版)、並木泉



2017(平成29年).03.26書評

先週の評点:
「現代暗号のしくみ ―共通鍵暗号,公開鍵暗号から高機能暗号まで」(-):中西透、井上克郎、「 ITと熟練農家の技で稼ぐ AI農業」(◎):神成淳司、「イップス―スポーツ選手を悩ます謎の症状に挑む」(◎):石原心、内田直、「毛の人類史 なぜ人には毛が必要なのか」(◎):カート・ステン、藤井美佐子、「新生オルセー美術館」(◎):高橋明也、「私をくいとめて」(△):綿矢りさ、「そういう生き物」(△):春見朔子、「幻庵 上下」(◎):百田尚樹。
ノンフォク5、小説3でややハード。しかも今週は出張続きで多分時間が無い。ノンフォクはその意味で薄く、小説の百田氏の作品は家人向けだったが、家人の代わりに百田氏の作品をどうにか斜め読みした。碁の世界のどろどろと長い歴史を辿った力作だろうと思う。やや情報小説気味の味わいだが、好き嫌いは読んで判断が居るかも。 綿矢氏は金原氏と同様に、芥川賞受賞後にぱっとしない。
今週のお題:
「つじつまを合わせたがる脳」:横澤一彦、「大切な人が病気になったとき、何ができるか考えてみました」:井上由季子、「ルポ 希望の人びと ここまできた認知症の当事者発信」:生井久美子、「強制収容所のバイオリニスト―ビルケナウ女性音楽隊員の回想」:ヘレナ・ドゥニチ‐ニヴィンスカ、田村和子、「産業遺産JAPAN」:前畑洋平、「草花たちの静かな誓い」:宮本輝。
ノンフィク5、小説1。小説は久々の宮本氏。どうだろうか。 
現況:
実業の方は、他社との連携を模索しており、順調だ。もう引退時期も迫っており、何でも自分だけでやる時代は終わった気がしている。それで良いと思う心も生じている。ここ数年突っ走ってきたが、そろそろ締めに入る時期だろう。そう言えば、周囲でも退社の知らせがちらほら伝わる時期でもあり、もの寂しい限りではあるが、やはり老兵多くを語らずか。私的な面では健康診断結果は予想通り、リバウンドした結果が反映され、昨年夏にCからA判定に改善した高血脂症、LDL値が結局Bに戻ってしまった。これも暴飲暴食の結果故であるが、又、家人に鳥ガラ状態と揶揄される程痩せなければならないとすると、頭が痛い。
一方、家人は3年間のパート業務が一区切りついたらしいが、一か月後には又、働いてくれるようだ。有り難いことだ。問題の愚息は試験前の高熱が災いしたか、期末試験順位は更に低迷して、落ち込んでいるが、これも又本人の努力次第。寛大に構えたいと思っている。兎にも角にも、前向きに。それだけを心の支えに頑張ってゆきたいものだ。


2017年3月19日日曜日

2017(平成29年).03.19書評

先週の評点:
「科学者18人にお尋ねします。宇宙には誰かいますか?」(◎):佐藤勝彦、 縣秀彦、「 「パパは大変」が「面白い! 」に変わる本」(△):安藤哲也、「バグは本当に虫だった-なぜか勇気が湧いてくるパソコン・ネット「100年の夢」ヒストリー91話」(◎):水谷哲也、「血圧の科学 (おもしろサイエンス)」:(〇)毛利博、「ビニール傘」(△):岸政彦、「不時着する流星たち」(◎):小川洋子。
ノンフィクはさておき、小川ワールドには魅了された。兎に角、この作家は上手い。角田氏も上手いが、その上を行くだろう。この小説は過去の作家等を題材にして、架空の世界を描いて見せるのだが、それが又心憎い。やや作品によっては、私は好き嫌いに分かれるものもあるが、この本はお薦めする。
今週のお題:
「現代暗号のしくみ ―共通鍵暗号,公開鍵暗号から高機能暗号まで」:中西透、井上克郎、「 ITと熟練農家の技で稼ぐ AI農業」:神成淳司、「イップス―スポーツ選手を悩ます謎の症状に挑む」:石原心、内田直、「毛の人類史 なぜ人には毛が必要なのか」:カート・ステン、藤井美佐子、「新生オルセー美術館」:高橋明也、「私をくいとめて」:綿矢りさ、「そういう生き物」:春見朔子、「幻庵 上下」:百田尚樹。
ノンフォク5、小説3でややハード。しかも今週は出張続きで多分時間が無い。ノンフォクはその意味で薄く、小説の百田氏の作品は家人向けだ。
近況:
出張が続き、体調はもう一つ。但し、ここ数年間頑張ってきたことが評価されそうで、気分は悪くはないのだが。先月の海外分も含めて出張は体力を使い、もうそろそろ限界かも。とは言いながら、このままの流れでは欧州にも近々行かなくてはならないし、困ったものだ。日々、体調を戻しつつ、次期出張に向け、体力作りに励まなくては。愚息は痛めた足首がどうにか治り、クラブ活動再開。中々レギュラーの座が得られず、大変だ。家人は3年越しのパートが終了、お疲れ様だったと思う。主婦とパートの両立はやはり大変だ。まあ、そのイライラをこちらにぶつけられても困るのだが。 



 

2017年3月12日日曜日

2017(平成29年).03.12書評

先週の評点:
「人体-消化の旅 (ニュートン別冊)」:(◎)ムック、「先生、それって「量子」の仕業ですか?」(◎):大関真之、「免疫はがんに何をしているのか? ~見えてきた免疫のメカニズム~ (知りたい! サイエンス)」:(◎)桂義元、「5歳の子どもにできそうでできないアート: 現代美術(コンテポラリーアート)100の読み解き」(△):/1ホッジ,スージー、 Hodge,Susie、「ドラッグと分断社会 アメリカ 神経科学者が語る「依存」の構造」(△):カール ハート、 Carl Hart、「ヘダップ」(△):三羽省吾。
ノンフィクの「・・アート」は予想外に面白くなかった。抽象画や抽象芸術の在り方や評価はそれ自体難しいものだが、それを無理やり説明する所に無理がある気がする。それを理解する上で、何かしらの前提が絡んで要るとしたら、それは既にその製作者の既得権行使のようにも見えてくる。
「ドラッグ・・」も前評判高さの割には、自叙伝を読んでいる気がして、どうものめり込めなかった。今や、米国でマイノリテイの感さえあるアフリカ系アメリカ人の異質さは其処にはない。逆に言えば、姑息と狡猾に生き抜く術が描かれているとも言えるのだが。
今週のお題:
「科学者18人にお尋ねします。宇宙には誰かいますか?」:佐藤勝彦、 縣秀彦、「 「パパは大変」が「面白い! 」に変わる本」:安藤哲也、「バグは本当に虫だった-なぜか勇気が湧いてくるパソコン・ネット「100年の夢」ヒストリー91話」:水谷哲也、「血圧の科学 (おもしろサイエンス)」:毛利博、「ビニール傘」:岸政彦、「不時着する流星たち」:小川洋子。
 近況:
世の中の動きが目まぐるしく感じるのは、歳を取ったせいだろうか。本を読んでも次々と知らない事実に出くわし、自分の無知に嘆息し、自分の言葉で語ろうとするが、どうも舌足らずで家族には受けが悪い。軽いジョークも寒いと言われる家庭状況だからやむを得ないが、それぞれが抱く関心事項が異なり、相手の立場に立って発言しないと、家庭内でも孤立する事は当たり前の時代。知性を活かすにも場の選び方が重要だ。但し、本を読む姿勢だけは受け継いで欲しく、愚息は取り敢えずそれに従った振りはしてくれている。まあ、考えるに、これから高校、大学、そして就職試験の難関を抱え、その知識の習得に忙しい彼らの知性とは何かなど、空しい言葉に響くのかもしれない。家人にしても、日々仕事と家事の両面を手掛け、ようやく座ったと思えば、うつらうつらしている状態だ。とても知性を磨けなどと頼みない状況ではあるのだ。それがごく普通の市井の人々の生活感だ。その意味からすれば、日常目にするテレビや新聞や雑誌等の知性だけは是非意識して高めて欲しいものだと思う。少なくとも、某首相夫人の脇の甘さを何度突いても、そこから知性は生成しないと思ったりしている昨今である。


2017年3月5日日曜日

2017(平成29年).03.05書評

先週の評点:
「AIが同僚」(〇):日経ビッグデータ、「わが子に会えない 離婚後に漂流する父親たち」(〇):西牟田靖、「座りっぱなしが、あなたの健康を蝕む 本当は怖いデスクワーク」(〇):佐々木さゆり、「肝炎のすべてがわかる本 C型肝炎・B型肝炎・NASHの最新治療」(◎):(健康ライブラリーイラスト版)、並木泉、「もったいないばあさんの知恵袋」(〇):真珠まりこ、「ヤマンタカ 大菩薩峠血風録」(△):夢枕獏、「社長室の冬」(△):堂場瞬一。
ノンフィク5、小説2。
夢枕氏は最近作家に復活したようだ。この本も書評で絶賛されていたものだったが、如何にも古い。過去、彼の切れ味を真似た時期もあったのだが。堂場氏も自分の過去を振り返って書いたのだろうか。どうも普段の切れ味が不足している。ノンフィクもどれももう一つ切り込みが足りない。
今週のお題:
「人体-消化の旅 (ニュートン別冊)」:ムック、「先生、それって「量子」の仕業ですか?」:大関真之、「免疫はがんに何をしているのか? ~見えてきた免疫のメカニズム~ (知りたい! サイエンス)」:桂義元、「5歳の子どもにできそうでできないアート: 現代美術(コンテポラリーアート)100の読み解き」:/1ホッジ,スージー、 Hodge,Susie、「ドラッグと分断社会 アメリカ 神経科学者が語る「依存」の構造」:カール ハート、 Carl Hart、「ヘダップ」:三羽省吾。
小説が1は少ない。だが、読みたい本が見つからない。問題だ。
近況:
海外出張後も出張が続いている。来週は一旦休むが、翌週も何回か上京する。刺激こそが活力の元を思うが、都会の喧騒に勝てるだけの気力が失せつつある。兎にも角にも人手が多く、皆が衝突寸前で足早に行動するスピード感は田舎者には正直辛い。あの殺伐とした雰囲気がストレスとなり、起きなくてもよさそうな事件が都会では多発しているようにも思える。但し、煮え切って茹で上がってしまっている地方もそれはそれなりに問題だ。この辺りのバランス感覚は難しい選択肢ではあるのだが。以前、サメは泳いでいないと、潜航してしまい、いずれは死を迎えると当ブログでも述べた。成長し続けるのが大都市の宿命とするならば、誰よりも早く歩こうとするのも、生き残る手段なのかもしれないのだが。


2017年3月1日水曜日

無料キャンペーン 3月分開始 「ポストはシェアド経済へ」


無料キャンペーン 3月分開始 「ポストはシェアド経済へ」
期間 3/1~5
ポストはシェアド経済へ
古い羅針盤37章
CよりIが肝要
アンチエージングの心得
離職率が減らない好景気とは
多縁という新たな価値観
知性を磨く努力を見る
セロトニンが日本人をダメにする
Aではない希望
会計士は見た!を見た
匿名性に溺れるネット世界
人材と言う視点で見る世界観
温泉は戦争の道具ではない!
葦の脚力を知る
フィンテックは成功するか?
必然と偶然の関係
千二百年の時空を超えて
JAPAN WAYなる必然
青春というまほろば
2016年の課題と展望とは
ポスト資本主義さえも危うい世界
ゲノムという神の手を考える
COPの中の醜い争い
軽老時代の幕開け
イートインなる新たな修羅場
中産階級という仕掛け
無人自動車の行方
日本語のルーツはやはり漢字
共有型経済への移行がトレンドとなる
●あとがき
 本編は筆者ブログ「古い羅針盤」(2015.12月)掲載されたものを纏めたものです。

2017年2月26日日曜日

2017(平成29年).02.26書評

先週の評点:
「コロンブスの不平等交換 作物・奴隷・疫病の世界史」(◎):山本紀夫、「知らないと大損する! [図解]実家の「空き家問題」をズバリ解決する本」(〇):牧野知弘、「俗語発掘記 消えたことば辞典」(△):米川明彦、「独裁国家・北朝鮮の実像――核・ミサイル・金正恩体制」(〇):坂井隆、平岩俊司、「Good old boys」(◎):本多孝好、「脇坂副署長の長い一日」(△):真保裕一。
ノンフィクと言えども、ダメなものはダメかな。本多氏は上手い。
今週のお題:
「AIが同僚」:日経ビッグデータ、「わが子に会えない 離婚後に漂流する父親たち」:西牟田靖、「座りっぱなしが、あなたの健康を蝕む 本当は怖いデスクワーク」:佐々木さゆり、「肝炎のすべてがわかる本 C型肝炎・B型肝炎・NASHの最新治療」:(健康ライブラリーイラスト版)、並木泉、「もったいないばあさんの知恵袋」:真珠まりこ、「ヤマンタカ 大菩薩峠血風録」:夢枕獏、「社長室の冬」:堂場瞬一。
ノンフィク5、小説2。
夢枕氏は最近作家に復活したようだ。この本も書評で絶賛されていたもの。どうだろうか?
近況:
ようやく、時差ボケ、海外出張ボケが終わって平常状態に戻りつつある。一方、愚息は期末試験を終え、それに付き合っていた家人もどうにかホッとした所か。何事も平時が人間には優しいには違いない。と言いながら、立て続けて、出張を入れている所が、どうも私の放浪癖かも。今週は問題の健康診断。昨年の人間ドック前に比べると、もう一つ、力が入っていない。どちらにせよ、何かしらを見つけるのが彼らの仕事。問題ない方が異常だ!と思いたくなるのは私だけか。


2017年2月23日木曜日

土に還る勇気:古い羅針盤50章 発売開始

土に還る勇気:古い羅針盤50章 発売開始

土に還る勇気
古い羅針盤50章
目次
微生物の心得
人工生命の在り様
丸裸の王様は誰?
土の香りがする本
政治は兎角バランス感覚
健康寿命という真実
年越しテーマのおさらい
老々熟語の増加
酉年の習い
鬼子なるポピュリズム
キツネになる勇気とは
仕切りが無くなる不幸を見る
城を極めると
デイランという虚像
作家が職を奪われる時
正月明けの習い
バブルの宴を垣間見て
インプラントと向き合う
宇宙という謎が在る
一喜一憂の覚悟
ヘビに感謝
道を究めるにはブラックか?
果てしなく技術は変える
スタバとイスラムの関係
●あとがき
 本編は筆者ブログ「古い羅針盤」(2017.01月)掲載されたものを纏めたものです。
●引用文献
「マイクロバイオームの世界――あなたの中と表面と周りにいる何兆もの微生物たち」:ロブ・デサール、 スーザン・L. パーキンズ
「人間と機械のあいだ 心はどこにあるのか」:池上高志 石黒浩
「超監視社会: 私たちのデータはどこまで見られているのか?」:シュナイアー,ブルース、 Schneier,Bruce
「土の記」:高村薫
「凸凹地図で読み解く 日本の城 この地にこの城を建てた理由」:島崎晋
「ボブ・ディラン マイ・バック・ページズ」:河出書房新社
「コンピュータが小説を書く日 ――AI作家に「賞」は取れるか」:佐藤理史
「バブル:日本迷走の原点」:永野健二
「納得のいく治療を受けるために 知っておきたい インプラント」:水木信之
「理系親子になれる超入門 : 誰かに教えたくなる宇宙のひみつ」:竹内薫
「日経テクノロジー展望2017 世界を変える100の技術」:日経BP社
「図説 コーヒー (ふくろうの本)」:コーヒー博物館

2017年2月19日日曜日

2017(平成29年).02.19書評

先週の評点:
「知識ゼロからの健康オイル」:(◎)井上浩義 「おうちで学べるサーバのきほん」:(◎)木下肇、「独裁国家・北朝鮮の実像――核・ミサイル・金正恩体制」:(-)坂井隆,平岩俊司、「私をくいとめて」:(△)綿矢りさ、「夜明けまで眠らない」:(〇)大沢在昌。
北朝鮮は来週回し。その他は外れなしか。久しぶりの大沢氏は良かったと思う。
今週のお題:
「コロンブスの不平等交換 作物・奴隷・疫病の世界史」:山本紀夫、「知らないと大損する! [図解]実家の「空き家問題」をズバリ解決する本」:牧野知弘、「俗語発掘記 消えたことば辞典」:米川明彦、「独裁国家・北朝鮮の実像――核・ミサイル・金正恩体制」:坂井隆、平岩俊司、「Good old boys」:本多孝好、「脇坂副署長の長い一日」:真保裕一。
ノンフィク4、小説2でまあまあか。本多氏も真保氏も事前評点高いので、期待。
近況:
海外出張したのが、随分以前のように感じるほど、月日の経つのが速い。引退後どうするの?と問われた事を変に思い出している。距離と時間は有限な生命体である人間には、越えられないものだ。そんな間にも、愚息は期末試験を迎え、受験時期も来年に控え、更なる対策が待ち構えている。経済格差=教育格差に負けたくないと思っても、塾や特別教育で競争率の高い他県の高校受験勉強を補うしかないのが、この僻地での弱点か。そこそこの高校、そこそこの大学、そこそこの企業で何が悪い?今後は少子化時代では?そんな思いがするが、それも又、親の身勝手な思い込みかもと、出来の悪い子の出来の悪い親は考え込んでいる始末だ。


2017年2月12日日曜日

2017(平成29年).02.12書評

先週の評点:
「トップアスリートに伝授した 怪我をしない体と心の使いかた」(〇):小田 伸午、 小山田良治、「年代で見る 日本の地質と地形: 日本列島5億年の生い立ちや特徴がわかる」(〇):高木秀雄、「航空・貨物の謎と不思議」(〇):谷川 一巳、「初めての人のためのビジネス著作権法」(〇):牧野和夫、「デジタル・タトゥー──インターネット誹謗中傷・風評被害事件ファイル」(◎):河瀬季 、「プレイバック」(〇):チャンドラー,レイモンド、 Chandler,Raymond、「スローバラード Slow ballad」(△):小路幸也。
スローバラードは過去の作品を読んでいないと、哀愁が湧いてこないかな。チャンドラーも古き良き時代の匂いがするが、それまでか。
今週のお題:
「知識ゼロからの健康オイル」:井上浩義 「おうちで学べるサーバのきほん」:木下肇、「独裁国家・北朝鮮の実像――核・ミサイル・金正恩体制」:坂井隆,平岩俊司、「私をくいとめて」:綿矢りさ、「夜明けまで眠らない」:大沢在昌。
健康オイルは最近、えごまオイルを飲んでいるせいで、興味を持ったから。サーバーはいわば、高級PCの略称としか考えていないので、お勉強を。北朝鮮は難しい国なんだと思う。これも勉強。小説群は大沢氏の評判が高い。長年のファンが多いのだろう。気負わない文章が心地よい。綿矢氏は各方向性が決まったのだろうか?学生からプロへの転向は難しいと思う。長編にトライするのも良いかと。まあ、作家は書いてなんぼ、出版してなんぼなんで、沢山書くか、多くを書くかのどちらかしかない訳だが。
近況:
海外出張疲れと、その間に溜まっていた仕事(主に副業)で手一杯か。1週間先の仕事までこなしていたが、自転車操業には変わりはない。それでも久しぶりに日本は良いと思う。やはり、海外は疲れるなあ。




2017年2月5日日曜日

2017(平成29年).02.05書評

先週の評点:
「MARS(マーズ) 火星移住計画」(◎):レオナード・デイヴィッド、 関谷冬華、「芸術家の愛した家」(◎):池上 英洋、「だから数字にダマされる」(◎):小林直樹、「日本の防災、世界の災害: 日本の経験と知恵を世界の防災に生かす」(◎):石渡幹夫、「壁の男」(△):貫井徳郎、「籠の鸚鵡」(〇):辻原登。
荒唐無稽と言われた火星移住計画。現実化しつつある。それを最初のノンフィクとして選択した。その他は小粒な生き抜く力の為にと選択して間違いはなかったと思う。小説群は辻原氏の作品評価高いかったが、ノンフィクション風のやくざ小説とでも言おうか。先日、森永事件のやはりトレース的小説が話題を呼んだが、最近はあのバブル期前後を舞台にした小説やコラムが多い。何故なのだろうか?又、踊りたい?分からない。あるいは、当時の関係者が鬼籍に入ったから?などと感じて居たりしている。
今週のお題:
「トップアスリートに伝授した 怪我をしない体と心の使いかた」:小田 伸午、 小山田良治、「年代で見る 日本の地質と地形: 日本列島5億年の生い立ちや特徴がわかる」:高木秀雄、「航空・貨物の謎と不思議」:谷川 一巳、「初めての人のためのビジネス著作権法」:牧野和夫、「デジタル・タトゥー──インターネット誹謗中傷・風評被害事件ファイル」:河瀬季 、「プレイバック」:チャンドラー,レイモンド、 Chandler,Raymond、「スローバラード Slow ballad」:小路幸也。
ノンフィク5、小説2のバランス選択。プレイバックは村上氏の翻訳だ。名手が名手をトレースする。こんな取り組みは有難い。私も将来そんな事がしたいと思うが、その前に自身の小説が売れない事には先は無いのだが。
近況:
多分、このブログを読者の方が読まれる頃は、私は海外に居ると思う。三年半ぶりの出張で、四年半ぶりの米国ではないかと思う。先の米国ではイミグレで不当な差別(明らかにアジア人が対象を受け、心象を悪くしていたが、今回はどうなってる事やら。最近は関係各位との飲み会も多くなって、色々な相談ごとが重なり、更には睡眠不足の解消は未だにも関わらずの強行出張。はてさて、どうなるのことか。



2017年2月1日水曜日

無料キャンペーン 2月分開始 「六百万年のミスマッチ」

無料キャンペーン 2月分開始 「六百万年のミスマッチ」
期間 2/1~5
六百万年のミスマッチ
古い羅針盤36章

電気なしで生き抜く老人
話し合いが出来ない大国
姉歯事件が蒸し返している。
地下鉄の世界1は何処かな?
光琳という日本美術の流れを知る
危なっかしい会社運営
成長の証のGNPが揺れる
TDLが頭打ちの理由とは?
クレーマーもお客様なのか?
本当のSF小説とは?
火星探索は続いている
モノつくりからお客つくり
アナログ世代の再生なるか?
超老々介護の未来
肩の力を抜きなさい…
600万年の反省を糧に
自助努力が欠かせない災害防止
カフカとうどん
不祥事の三大要素とは?
チェーンという名のビジネスビュー
ポスト資本主義とは?
心の悩みは高度な化学反応
AIなる誤解と未来
犯罪の輪廻を絶つ方法
「かきくけこ」のおさらい
●あとがき
 本編は筆者ブログ「古い羅針盤」(2015.11月)掲載されたものを纏めたものです。


2017年1月29日日曜日

2017(平成29年).01.29書評

先週の評点:
「納得のいく治療を受けるために 知っておきたい インプラント」(〇):水木信之、「図説 コーヒー (ふくろうの本)」(〇):コーヒー博物館、「日経テクノロジー展望2017 世界を変える100の技術」(〇):日経BP社、「理系親子になれる超入門 : 誰かに教えたくなる宇宙のひみつ」(〇):竹内薫、「宇宙ロケット工学入門」(〇):宮澤政文、「青光の街(ブルーライト・タウン) (ハヤカワ・ミステリワールド)」(-):柴田よしき、「 一○一教室」(-):似鳥鶏
ノンフィク5、小説2の意欲志向。残念ながら、今回の選択はどれもイマイチだった。期待が大き過ぎたという事か。小説群は評価無しだが、実際は読みかけて途中で断念。それだけの内容と判断して貰えれば良いかと。刑事モノ、学園モノ、いずれも小説ネタにはし易いが、本当にそれで良いのか?最近そんな事を感じている。
今週のお題:
「MARS(マーズ) 火星移住計画」:レオナード・デイヴィッド、 関谷冬華、「芸術家の愛した家」:池上 英洋、「だから数字にダマされる」:小林直樹、「日本の防災、世界の災害: 日本の経験と知恵を世界の防災に生かす」:石渡幹夫、「壁の男」:貫井徳郎、「籠の鸚鵡」:辻原登。
荒唐無稽と言われた火星移住計画。現実化しつつある。それを最初のノンフィクとして選択した。その他は小粒な生き抜く力の為にと選択。小説群は辻原氏の作品評価高い。果たして読み切れるか。
近況:
出張準備で多忙だ。それに尽きる。しかも、年の初めのお付き合いもあり、飲み会も多く、その上に不在時のブログや小説、イラスト製作・編集の事前用意で、何時もの2倍は働いている感がある。更には親会社の健康診断も来月末には設定されて、このままでは高血圧のままで突入しそうだ。自前で購入した血圧計はどうも下側が高く出るようで、それも不安を煽っている。タニタ製だから文句も言えず、ひたすら家人の作ってくれる酢漬け生姜や玉ねぎを一生けんめい詰め込んでいる、昨今である。



2017年1月25日水曜日

迷走と格差の相似性 : 古い羅針盤49章 発売開始

迷走と格差の相似性 : 古い羅針盤49章  発売開始

迷走と格差の相似性
古い羅針盤49章
目次
PC作業の心得
迷走する欧州という理想主義
クルマ脳からの離脱
ことわざにも文化あり
ニセモノと馬鹿にしてはいけない
消化機構の上手な利用
姑息なインターネット戦略
スマートスタデイアムという発想
自由と民主の放浪
がんと闘う知性がある
万博再認識
半世紀の教育を詠む
マラスと言う格差の証拠
ルーズ、ルーズの関係
ごみという貴重な資源を考える
経済学のイロハ
愛する者を失う機会
未来志向のEVとは
言論というプラットフォーム
猟師になった気分になるか?
難病に挑んだ歴史
美人に酔う天才たち
介護というケア困難に惑う
空き家サービスの風景
移民と難民に差はあるのか
●あとがき
 本編は筆者ブログ「古い羅針盤」(2016.12月)掲載されたものを纏めたものです。
●引用文献
「誰も知らない世界のことわざ」:エラ・フランシス・サンダース、前田 まゆみ訳
「ニセモノ図鑑: 贋作と模倣からみた日本の文化史 (視点で変わるオモシロさ!)」:西谷大
「ビビビ・ビ・バップ」:奥泉光
「人は皆、土に還る」:曽野綾子
「がん治療革命 「副作用のない抗がん剤」の誕生」:奥野修司
「万博の歴史:大阪万博はなぜ最強たり得たのか」:平野暁臣
「みかづき」:森絵都
「マラス 暴力に支配される少年たち」:工藤律子
「ごみゼロへの挑戦 ゼロウェイスト最前線」:山谷修作
「経済用語図鑑」:花岡幸子&浜畠かのう
「私、山の猟師になりました。: 一人前になるワザをベテラン猟師が教えます!」:三好かやの
「難病にいどむ遺伝子治療」:小長谷正明
「危険ドラッグの基礎知識」:舩田正彦
「歌麿決定版」 (別冊太陽 日本のこころ 245):浅野秀剛
「介護殺人:追いつめられた家族の告白」:毎日新聞大阪社会部取材班
「シリア難民 人類に突きつけられた21世紀最悪の難問」:パトリック・キングズレー、藤原朝子訳

2017年1月22日日曜日

2017(平成29年).01.22書評

今週のお題:
「納得のいく治療を受けるために 知っておきたい インプラント」:水木信之、「図説 コーヒー (ふくろうの本)」:コーヒー博物館、「日経テクノロジー展望2017 世界を変える100の技術」:日経BP社、「理系親子になれる超入門 : 誰かに教えたくなる宇宙のひみつ」:竹内薫、「宇宙ロケット工学入門」:宮澤政文、「青光の街(ブルーライト・タウン) (ハヤカワ・ミステリワールド)」:柴田よしき、「 一○一教室」:似鳥鶏
ノンフィク5、小説2の意欲志向。ちなみに、宇宙ロケットは昨年時間切れだったので、再チャレンジ本。小説群は古手と若手の組み合わせにした。さてどうだろうか?
近況:
来月久々の海外出張を組んでいる。1週間にも満たない工程だが、やはり飛行機に乗って、数万キロの旅。緊張し、わくわくしている。前回から3年ぶりだろうか。国内出張もそうだが、田舎にこもっているとゆで上がると同じで、日本にこもっていても同じだ。特に今回は問題のあの人が居る米国だ。現地の雰囲気はどうなのだろう。愚息は関連グッツを買って来いと既に要求してきているが、波乱万丈の年明けは彼から始まっているのも、何ともおかしい。それだけ、かの国は大きく、世界的影響度が高いという事だろう。
その他としては、最近の悩み事である高血圧対策として、タニタ製のハンデイ測定器を購入した。体重計があり、それを記録することで、体重コントロールが出来るように、現状把握が必要だからだ。それにしても高い。下が高いのは、吸入圧が高いという判断をすれば、血管の抵抗が高い、詰まり、閉塞気味である事を指す。どうも冬場で血液の粘度が上昇するからとばかりに、鷹揚にも構えて居られなくなった感がしている。何回も訴えた結果、腰の重かった家人も酢漬けの玉ねぎやショウガを用意してくれるようになり、一家総出で改善に取り組む次第となった。が、お酒がやめられないし、甘いものが好きな体質は変えようがない。困ったものなのだ。


2017年1月15日日曜日

2017(平成29年).01.15書評

先週の評点:
「バブル:日本迷走の原点」(◎):永野健二氏、「ボブ・ディラン マイ・バック・ページズ」(◎):河出書房新社編集部、「凸凹地図で読み解く 日本の城 ~この地にこの城を建てた理由」(◎):島崎晋、 東京地図研究社、「半島をゆく 第1巻 信長と戦国興亡編」(◎):安部龍太郎、藤田達生、「コンピュータが小説を書く日 ――AI作家に「賞」は取れるか」(◎):佐藤理史、「メビウス」(△):堂場瞬一、「喧嘩」(◎):黒川博行。
ノンフィク5、小説2で、事前書評をアマゾンで調べると、いずれも〇~◎。地図を読み解くだけが外れか。堂場氏も黒川氏も好調だ。どんどん書いてほしい。
ノンフィクは全てお正月評価?事実に基づき文章を書く事の重要性を年初より感じている。一方、小説群では黒川氏が好調だ。一方、堂場氏のこのテーマは自叙伝か?それにしては主人公の身勝手さが鼻について、嫌なストーリーだった。よって、唯一の△と進呈。
今週のお題:
一週間お休みします。
苦しい台所状況から言えば、読むのが追いつかなくなっている一方、日々ブログは呟きているでの、掲載分は有ると言う事で、今週は書籍に依らないブログ三昧?となります。暫し、私のたわごとにお付き合いください。
近況:
血圧上昇につき、アラームを我が家で鳴らし、家人には手厚いケアをお願いしたが、唯一実現したのが、リンゴ酢ならぬ、レモン酢。効くのかなあ?甘い物やお酒も血圧にはダメらしく、控えたいが、こればかりは難しい。凡人故の欲深さが情けない。ちなみに、実家に在った血圧計を我が家でも購入。これで定点観察して、まずは睡眠時間の確保(4時起き→5時起きに)と副業の追い込みを暫し、控えることかも。先に見えない人生だし、社会も同じ色をしているが、兎にも角にも健康第一。そんな昨今である。




2017年1月8日日曜日

2017(平成29年).01.08書評

先週の評点:
「マイクロバイオームの世界――あなたの中と表面と周りにいる何兆もの微生物たち」(◎):ロブ・デサール、 スーザン・L. パーキンズ、「人間と機械のあいだ 心はどこにあるのか」(◎):池上高志 石黒浩、「超監視社会: 私たちのデータはどこまで見られているのか?」(◎):シュナイアー,ブルース、 Schneier,Bruce、「土の記」(◎):高村薫、「十二人の死にたい子どもたち」(-):冲方丁。
年初としては、皆重い本だった。正月ボケが晴れるとでも言おうか…
今週のお題:
「バブル:日本迷走の原点」:永野健二氏、「ボブ・ディラン マイ・バック・ページズ」:河出書房新社編集部、「凸凹地図で読み解く 日本の城 ~この地にこの城を建てた理由」:島崎晋、 東京地図研究社、「半島をゆく 第1巻 信長と戦国興亡編」:安部龍太郎、藤田達生、「コンピュータが小説を書く日 ――AI作家に「賞」は取れるか」:佐藤理史、「メビウス」:堂場瞬一、「喧嘩」:黒川博行。
ノンフィク5、小説2で、事前書評をアマゾンで調べると、いずれも〇~◎。地図を読み解くだけが外れか。堂場氏も黒川氏も好調だ。どんどん書いてほしい。
近況:
怒涛の帰省旅行から帰り、ほっとしているが、体調は今一。帰省先でもゆっくりする機会がなく、忙しいだけ。やはり我が家が一番は愚息の嘆息にも顕れているか。生活スペースは自然と我が家で創っているのだと実感。体調不良の原因の一つは睡眠不足と高血圧。これには大きな相関がありそう。暫し、早朝起きを控えてみようと思う。このままではレッドカードが出そうだ。



2017年1月2日月曜日

2016年 年間書評ベスト15決定

●前半での推薦本
小説(3)
「ロゴスの市」:乙川優三郎氏、「ドローンランド」:ヒレンブラント,トム、 Hillenbrand,Tom氏。「終わった人」:内館牧子氏
ノンフィク(5)
「10代の脳 反抗期と思春期の子どもにどう対処するか」:ジェンセン,フランシス、 ナット,エイミー・エリス、「限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭」:ジェレミー・リフキン、柴田裕之訳、「五〇億年の孤独:宇宙に生命を探す天文学者たち」:リー・ ビリングズ、「地底 地球深部探求の歴史」:デイビッド ホワイトハウス、「貨幣の「新」世界史――ハンムラビ法典からビットコインまで」:カビール セガール、Kabir Sehgal
●後半での推薦本
小説(5)
「暗幕のゲルニカ」:原田マハ氏、「向田理髪店」:奥田英朗氏、「後妻業」:黒川博行。「QJKJQ」:佐藤 究。「みかづき」:森絵都、:「望み」:雫井脩介
日本フィクション(5)
「沖縄戦 全記録」:NHKスペシャル取材班&伊東 ゆう、「福島第一原発廃炉図鑑」:開沼 博氏、「税金考 ゆがむ日本」:日本経済新聞社、「戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗」:加藤 陽子、「空の旅を科学する」:伊藤恵理、
海外フィクション(5)
「外来種は本当に悪者か?: 新しい野生 THE NEW WILD」:フレッド・ピアス、藤井留美、山田美明、「人間さまお断り 人工知能時代の経済と労働の手引き」:ジェリー・カプラン、安原 和見、「進化は万能である:人類・テクノロジー・宇宙の未来」:マット・ リドレー、大田 直子、「逆転の大中国史 ユーラシアの視点から」:楊海英、「「偶然」と「運」の科学」:マイケル・ブルックス、 Michael Brooks、

前半と後半の選択数が異なる均一にならず、申し訳ないが、後半の方が必死で冊数も稼いだので、お許しを。

さて、結果
小説(5)
「ドローンランド」:ヒレンブラント,トム、 Hillenbrand,Tom氏。「終わった人」:内館牧子氏「暗幕のゲルニカ」:原田マハ氏、「望み」:雫井脩介
僅差だが、ドローンランドの未来予想図は面白い。原田氏の芸術物はやはり一級品だ。内館氏と雫井氏は自らに近い立場として、考えさせられる作品だった。
日本フィクション(5)
「沖縄戦 全記録」:NHKスペシャル取材班&伊東 ゆう、「福島第一原発廃炉図鑑」:開沼 博氏、「税金考 ゆがむ日本」:日本経済新聞社、「戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗」:加藤 陽子、「空の旅を科学する」:伊藤恵理
図らずも、前半日本フィクション選択が無かったので、後半分がそっくりと残った。沖縄も福島も常に地元と中央の意見の相違点が多い。人間は中々距離感を縮める能力が不足する。加藤氏の歴史観には批判もあり、何もすべてが外交では決まらないという意見もある。但し、切り口を色々な形で敗戦(それよりも開戦か)の理由を我々は冷静に見定める必要があるのだ。伊藤氏はTEDにも登場した元気が女性だ。頑張って欲しい。エールの意味で選択した。
海外フィクション(5)
「10代の脳 反抗期と思春期の子どもにどう対処するか」:ジェンセン,フランシス、 ナット,エイミー・エリス、「限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭」:ジェレミー・リフキン、柴田裕之訳、「地底 地球深部探求の歴史」:デイビッド ホワイトハウス、「人間さまお断り 人工知能時代の経済と労働の手引き」:ジェリー・カプラン、安原 和見訳、「逆転の大中国史 ユーラシアの視点から」:楊海英。
思春期の子どもをどう考えるかはかなり困難な問題だ。それを脳科学から解明してゆく手順は筆者の実体験と並行して興味深い。リフキン氏のこの著作はかなりインパクトを受けた。地球の受けている1%程度の太陽エネルギーで現在の人類を賄えるという試算は勇気が貰える。地球奥深くの研究は謎も多いが、非常に重要なものだ。高々、車で1時間程度でマントルに行き着くという事実がかなりショックを受けた。カブラン氏のAI考察、特に未来、人間は特殊動物として動物園で飼われることになるのでは?という指摘は怖ろしい。最後、欺瞞だらけ(歴史とは兎角そういうものだが)の中国史を冷ややかに解析してくれて、心強い。日本の何となく中国優位論の心根を壊すのに十分役立つと思う。

正月休みの中、多少時間もある読者の方は、選択すべき本の一助として、本稿を使用して戴ければ幸いである。


2017年1月1日日曜日

2016年後半書評まとめ

以下、項目が◎評価されました。
小説
「暗幕のゲルニカ」:原田マハ氏、「「向田理髪店」:奥田英朗氏、「未見坂」:堀江敏幸、「マル暴総監」:今野 敏、「ブラック・ドッグ」:葉真中 顕、「後妻業」:黒川博行。「QJKJQ」:佐藤 究。「ジェリーフィッシュは凍らない」:市川憂人、「オライオン飛行」:高樹のぶ子、「ドローン・スクランブル」:未須本有生。「みかづき」:森絵都、:「望み」:雫井脩介、「水に立つ人」:香月夕花。「小説王」:早見和真氏
日本フィクション
「産廃Gメンが見た 食品廃棄の裏側」:石渡正佳氏、「一歩先への憲法入門」:片桐 直人、井上 武史氏、「沖縄戦 全記録」:NHKスペシャル取材班&伊東 ゆう、「福島第一原発廃炉図鑑」:開沼 博氏、「自死: 現場から見える日本の風景」:瀬川正仁氏、「日本仏教史」:ひろさちや氏、「大災害の時代 未来の国難に備えて」:五百旗頭真氏、「アレルギー医療革命 花粉症も食物アレルギーも治せる時代に」:NHKスペシャル取材班、「フランス人がときめいた日本の美術館」:ソフィー リチャード、 山本やよい訳、「税金考 ゆがむ日本」:日本経済新聞社、「胃がん 完治をめざす最新治療ガイド」:佐野 武、「文字を作る仕事」:鳥海修、「なぜ蚊は人を襲うのか」:嘉糠洋陸、「パラリンピックの楽しみ方: ルールから知られざる歴史まで」:藤田紀昭、「18歳からの政治入門」:「50歳からの起業術 ~シニア起業と独立を成功に導く実践的ノウハウ」:中野 裕哲、「ブラックバイトに騙されるな!」:大内 裕和、「戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗」:加藤 陽子、「家族のゆくえは金しだい」:信田 さよ子、「ここまで変わった日本史教科書」:高橋秀樹、「ヒロシマに来た大統領: 「核の現実」とオバマの理想」:朝日新聞取材班、「密室の戦争――日本人捕虜、よみがえる肉声」:片山厚志、 NHKスペシャル取材班、「日本人の肖像」:葉室 麟、 矢部 明洋、「地図マニア 空想の旅 (知のトレッキング叢書)」:今尾恵介、「空の旅を科学する」:伊藤恵理、「 「鬼畜」の家:わが子を殺す親たち」:石井光太、「日本まじない食図鑑: お守りを食べ、縁起を味わう」:吉野りり花、「家族で地方移住、はじめました。」:移住ライフ研究会、「名医が教える 足のお悩み完全解決バイブル: 痛み・不調の理由と治し方がよくわかる」:高倉義典、「町の未来をこの手でつくる 紫波町オガールプロジェクト」:猪谷千香、「図解 NPO法人の設立と運営のしかた」:宮入賢一郎、中澤 正人、「 図解 次世代火力発電-環境性・経済性を両立する実用化への道」:高橋毅、「無葬社会 彷徨う遺体 変わる仏教」:鵜飼秀徳、「なぜ、日本人は考えずにモノを買いたいのか?―1万人の時系列データでわかる日本の消費者」:松下東子,日戸浩之、「ニセモノ図鑑: 贋作と模倣からみた日本の文化史 (視点で変わるオモシロさ!)」:西谷大、「万博の歴史:大阪万博はなぜ最強たり得たのか」:平野暁臣、「がん治療革命 「副作用のない抗がん剤」の誕生」:奥野修司、「経済用語図鑑」:花岡幸子、浜畠かのう、:「歌麿決定版」 (別冊太陽 日本のこころ):
海外フィクション
「人類のやっかいな遺産──遺伝子、人種、進化の歴史」:ニコラス・ウェイド、 山形浩生、「この世界を知るための 人類と科学の400万年史」:ムロディナウ,レナード、 Mlodinow,Leonard、「水の歴史 (「食」の図書館)」:ミラー,イアン、 Miller,Ian、,「もっと知りたいサルバドール・ダリ (生涯と作品)」:鴻巣 友季子、「外来種は本当に悪者か?: 新しい野生 THE NEW WILD」:フレッド・ピアス、藤井留美、「地図の物語 人類は地図で何を伝えようとしてきたのか」:アン・ルーニー、 井田 仁康、「お父さんが教える 13歳からの金融入門」:デヴィッド・ビアンキ、 関 美和、「喰い尽くされるアフリカ 欧米の資源略奪システムを中国が乗っ取る日」:トム・バージェス、 山田美明、「世界のお墓」:ネイチャー&サイエンス、「「ユマニチュード」という革命: なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか」:イヴ・ジネスト、 ロゼット・マレスコッティ、:「世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史」:スティーブン・ジョンソン、 大田直子、「人間さまお断り 人工知能時代の経済と労働の手引き」:ジェリー・カプラン、安原 和見、「「ゴヤ「戦争と平和」」:大高保二郎、「進化は万能である:人類・テクノロジー・宇宙の未来」:マット・ リドレー、大田 直子、「ユーロから始まる世界経済の大崩壊: 格差と混乱を生み出す通貨システムの破綻とその衝撃」:スティグリッツ,ジョセフ・E.、Stiglitz,Joseph E.、「逆転の大中国史 ユーラシアの視点から」:楊海英、「「偶然」と「運」の科学」:マイケル・ブルックス、 Michael Brooks、「ゴッホの地図帖 ヨーロッパをめぐる旅」:ニーンケ・デーネカンプ、 ルネ・ファン.ブレルク、「池上彰とホセ・ムヒカが語り合った ほんとうの豊かさって何ですか?」:池上彰、「「触れることの科学: なぜ感じるのか どう感じるのか」:リンデン,デイヴィッド・J.、 Linden,David J.、「もっと知りたいカンディンスキー―生涯と作品」:松本透、「遺伝子の社会」:イタイ・ヤナイ、マルティン ・レルヒャー、「誰も知らない世界のことわざ」:エラ・フランシス・サンダース、前田 まゆみ、「シリア難民 人類に突きつけられた21世紀最悪の難問」:パトリック・キングズレー、藤原朝子、

そこから各5点を選出しました。

小説(5)
「暗幕のゲルニカ」:原田マハ氏、「向田理髪店」:奥田英朗氏、「後妻業」:黒川博行。「QJKJQ」:佐藤 究。「みかづき」:森絵都、:「望み」:雫井脩介
日本フィクション(5)
「沖縄戦 全記録」:NHKスペシャル取材班&伊東 ゆう、「福島第一原発廃炉図鑑」:開沼 博氏、「税金考 ゆがむ日本」:日本経済新聞社、「戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗」:加藤 陽子、「空の旅を科学する」:伊藤恵理、
海外フィクション(5)
「外来種は本当に悪者か?: 新しい野生 THE NEW WILD」:フレッド・ピアス、藤井留美、山田美明、「人間さまお断り 人工知能時代の経済と労働の手引き」:ジェリー・カプラン、安原 和見、「進化は万能である:人類・テクノロジー・宇宙の未来」:マット・ リドレー、大田 直子、「逆転の大中国史 ユーラシアの視点から」:楊海英、「「偶然」と「運」の科学」:マイケル・ブルックス、 Michael Brooks、

無料キャンペーン 1月分開始 「無知と不確実性の関係」

無料キャンペーン 1月分開始 「無知と不確実性の関係」
期間 1/01~1/05

無知と不確実性の関係
古い羅針盤35章

目次
フィールド実験という視野
デイープラーニングという世界
人種差別の棘
洋上というビジネスの場
ゲートボールと五輪
人生の最後の楽園とは?
公共とは何かを考える
TPP合意に想う
ドイツも同じ大企業病!
風は吹けど、届かないジレンマ
AIに年齢制限あり
会話というコンシェルジェ
デイーゼルエンジンでコケタ巨艦
アンデルセンの夢
マジョリテイは誰か?
無知を知る試み
GIGとSHAREの関係
夫婦に近い米中の在り様
1000ドルの閾値
いきなりスマホの文化論
600万年の知恵と欠陥
電気のコツは貯めにあり
ユネスコと女王陛下の関係
不確実性との闘い
一番の稼ぎ手がコケた場合
失敗は成功の元にならない日本
IBMの苦悩

●あとがき
 本編は筆者ブログ「古い羅針盤」(2015.10月)掲載されたものを纏めたものです。