2016年10月30日日曜日

2016(平成28年).10.30書評

先週の評点:
「名医が教える 足のお悩み完全解決バイブル: 痛み・不調の理由と治し方がよくわかる」(◎):高倉義典、「親なら知っておきたい 学歴の経済学」(△):西川純、「町の未来をこの手でつくる 紫波町オガールプロジェクト」(◎):猪谷千香、「仙涯」(〇):中山喜一郎、「ラストナイト」(△):薬丸岳、「後妻業」(◎):黒川博行。
ノンフィクはやや軽めだったが、足の悩みはタイムリー。町の未来創りも良い事例だ。後妻業はやはり後半の中で光っている。但し、最後の結末はもう少しひねりがあっても良かったかも。
今週のお題:
「逆転の大中国史 ユーラシアの視点から」:楊海英、「「偶然」と「運」の科学」:マイケル・ブルックス、 Michael Brooks、「図解 NPO法人の設立と運営のしかた」:宮入賢一郎、中澤 正人、「ヴァラエティ」:奥田英朗、「西一番街ブラックバイト 池袋ウエストゲートパークXII」:石田衣良、「QJKJQ」:佐藤 究。
ノンフィク3、小説3のバランス取り。小説群に奥田氏と石田氏の両方を選択。どうだろうか?
近況:
 先週は週初めに上京した為か、疲弊気味だ。睡眠不足も祟り、口内炎も再発し、心身とも不健康で宜しくない。バイオリズムとは一時期流行したが、余り最近聞かなくなった。企業はより生産性向上とばかりに、帰社時間制限したり、朝食フリーにしたりして、その努力は涙ぐましい。経済系ブログには大企業の内部留保分に課税して、従業員への還元(要は給与アップ)を図り景気向上に使いたい財務省の動きが載っていた。確かに、将来への不安が節約&貯金という形へと国民を走らせているのは事実なのだろう。我が家も状況は同じだ。幸い、家人は腕によりをかけた食事で、この僻地生活に潤いを齎してくれるが、それにも限界がある。女性の雇用活用という幻ばかり追い掛けることなく、私自身、家事でも出来る限りの応援はしたいと思っている。
 

2016年10月24日月曜日

都会と知事の戦い 古い羅針盤46章 発売開始

目次
都会と知事の戦い
古い羅針盤46章
したたかな地方創生
心と体を寄せるケアを想う
オリンピックは国威行事か?
弱者という若者像
知事という民意
労働生産性向上という蟻地獄
自力とやる気があればこそ
イノベーションという大学の場
経済格差の実感
未成年者に集う
善きモノを持つ国とは何か?
筋トレが流行だとか
プラットホームという視点
人間がAI飼育される日
新・人類進化史とは?
汗と泥
都会で手に入らないモノ
市民感覚の鋭さ
台風多過
近未来の絶望
国の社会保障はオレオレ詐欺
順応成る非凡さ
捕虜という戦略兵器を問う
教科書が変わってゆく様に驚く
宇宙を見る目が優しくなる

●あとがき
 本編は筆者ブログ「古い羅針盤」(2016.09月)掲載されたものを纏めたものです。
引用文献
「「ユマニチュード」という革命: なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか」:イヴ・ジネスト、 ロゼット・マレスコッティ
「ブラックバイトに騙されるな!」:大内 裕和
「50歳からの起業術 ~シニア起業と独立を成功に導く実践的ノウハウ」:中野 裕哲
「戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗」:加藤 陽子
「人間さまお断り 人工知能時代の経済と労働の手引き」:ジェリー・カプラン、安原 和見
「世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史」:スティーブン・ジョンソン、 大田直子
「漂うままに島に着き」:内澤旬子
「ビビビ・ビ・バップ」:奥泉光
「家族のゆくえは金しだい」:信田さよ子
「もっと知りたいマティス: 生涯と作品」:天野知香
「密室の戦争――日本人捕虜、よみがえる肉声」:片山厚志、 NHKスペシャル取材班
「ここまで変わった日本史教科書」:高橋秀樹
「星くずたちの記憶――銀河から太陽系への物語」:橘省吾

2016年10月23日日曜日

2016(平成28年).10.23書評

先週の評点:
「進化は万能である:人類・テクノロジー・宇宙の未来」(◎):マット・ リドレー、大田 直子、「ユーロから始まる世界経済の大崩壊: 格差と混乱を生み出す通貨システムの破綻とその衝撃」(◎):スティグリッツ,ジョセフ・E.、 Stiglitz,Joseph E.、「家族で地方移住、はじめました。」(◎):移住ライフ研究会、「失踪者」(〇):下村敦史、「裁く眼」(〇):我孫子武丸、「新しい鳥たち」(〇):片山恭一。
 ノンフィク3、小説3。どれも粒ぞろいだろう。
今週のお題:
「名医が教える 足のお悩み完全解決バイブル: 痛み・不調の理由と治し方がよくわかる」:高倉義典、「親なら知っておきたい 学歴の経済学」:西川純、「町の未来をこの手でつくる 紫波町オガールプロジェクト」:猪谷千香、「仙涯」:中山喜一郎、「ラストナイト」:薬丸岳、「後妻業」:黒川博行。
ノンフィクはやや軽めに。先週はやや重過ぎた。小説は黒川氏を選択。間違いないだろう。
近況:
外部監査、年一度の職懇、定例技術会議等々、色々な方々の色々な考え方に振り回され、その分が自分にも返ってきて、疲れた週だった。リバウンドはぎりぎりで収まり、足が攣るのは本を読んで良好になり、いつの間にか、季節は初冬を迎えている。早いものだ。
家人とは一度休みを併せて、遠地のアウトレットへ繰り出すが、買うものはスニーカーとTシャツだけで、今の生活にはこれで十分という事だろうか。場内のアナウンスは日本語と中国語。確かに中国人の団体が目に付く。まあ、我々も彼らと同じ生活レベルということか。
愚息は中間テストが終わり、漢検、そして英検と忙しい。テストに次ぐ、テスト。それに毎日の運動クラブ。中学生はブラックとは良くぞ言ったものだ。成長著しい時こそ、無理も利くのかもしれないが、やや気の毒な気もしてくる。



2016年10月16日日曜日

2016(平成28年).10.16書評

先週の評点:
「空の旅を科学する」(◎):伊藤恵理、「 「鬼畜」の家(◎):わが子を殺す親たち」:石井光太、「日本まじない食図鑑(◎): お守りを食べ、縁起を味わう」:吉野りり花、「ゴヤ「戦争と平和」」(◎):大高保二郎、「珠玉の短編」(△):山田詠美、「赤へ」(-):井上荒野、「選ばれし壊れ屋たち」(〇):鹿島田真希。
ノンフィク4、小説3。はやり、小説群の評価が伸びない。ぐぐっと引き込まれるのは時間の余裕か、もしくは心の余裕か。残念。特に山田氏との相性は宜しく無い。新聞や雑誌の評点は高いが、私はどうも好きになれない。申し訳ない。井上氏は表紙から暗くて、読まなかった。これ又、申し訳ない。書評家というジャンルの職業があるらしいが、私の様に好き嫌いの多い者には不向きかもしれない。
今週のお題:
「進化は万能である:人類・テクノロジー・宇宙の未来」:マット・ リドレー、大田 直子、「ユーロから始まる世界経済の大崩壊: 格差と混乱を生み出す通貨システムの破綻とその衝撃」:スティグリッツ,ジョセフ・E.、 Stiglitz,Joseph E.、「家族で地方移住、はじめました。」:移住ライフ研究会、「失踪者」:下村敦史、「裁く眼」:我孫子武丸、「新しい鳥たち」:片山恭一。
 ノンフィク3、小説3。どれも粒ぞろいだろう。
近況:
毎週、リバウンドの話では読者の方も飽きるだろうから、私はやや言い訳めいた話題を。さるコラムか何かで、大新聞の一面のコラムの話題が本を引用することが多いと批判が載っていた。確かに言われればそうかも。逆に言えば、我々書き手は百科事典ではないから、各種の書籍を元に、ネタ探しをする訳で、常套手段でもある。しかし、他人の書いたものだけで飯を食わせてもらってるのも芸の無い話でもある。それにしても、海外の学者たちの能弁さは凄い。一つの話題で数百という事例を挙げて語る。幼き頃からのデベイト訓練の賜物なのだろうか。その為にはやはり、本をたくさん好き嫌い言わずに読む。これが大切だろうと思う。逆説的ではあるのだが。
という事で、今週も多岐に渡って、知性を磨くべく読書に勤しむ私ではあるのだが。


2016年10月9日日曜日

2016(平成28年).10.09書評

先週の評点:
「日本人の肖像」(◎):葉室 麟、 矢部 明洋、「あなたのためなら死んでもいいわ: 自分を見失う病「共依存」」:水澤都加佐、「地図マニア 空想の旅 (知のトレッキング叢書)」(◎):今尾恵介、「あなたの自伝、お書きします」(△):スパーク,ミュリエル、 Spark,Muriel、「女子的生活」(〇):坂木司、「私の消滅」(△):中村文則、「BB/PP」(△):松浦寿輝。
ノンフィク3は妥当な判断かと。小説は「女子的・・」を除くと、いずれもイマイチか。松浦氏は上手だが、躍動感が無い。失礼だが、高齢ゆえか。逆に中村氏はもっと頑張るべきだろう。おどろおどろしいテーマ設定が良いと考えているならば、大きな間違いではないかなと。
今週の課題:
「空の旅を科学する」:伊藤恵理、「 「鬼畜」の家:わが子を殺す親たち」:石井光太、「日本まじない食図鑑: お守りを食べ、縁起を味わう」:吉野りり花、「ゴヤ「戦争と平和」」:大高保二郎、「珠玉の短編」:山田詠美、「赤へ」:井上荒野、「選ばれし壊れ屋たち」:鹿島田真希。
ノンフィク4、小説3。
近況:
私のリバウンドは辛うじて、小康状態まで持ち直し、来年早々にあるだろう、本体の健康診断まで、努力を怠らないことで帳尻を付けたいと思っている。それにしても、運動も然りだが、食事療法もキリがない。アルコールを止めても、甘い物や果実もダメとなると、一体何を食したら良いのか?と暗然とした気持ちになる。要はほどほどなのだろうが、人間の欲望は果てしがない。それは年齢を越えれば超える程だと、最近は自覚症状まである位だ。老兵多くを語らず、枯れ草のように、自然とこの世から消え去れれば美しいのだが。そう世の中、甘くないのだ。
愚息の方は、涙ぐましい努力が実ったか、初のクラブ・ユニフォームをゲットして、気分は最高の様だ。急伸する伸長とは比較できないほどの微増度ではあるが、学校の成績もやや上向きになり、努力は実りであるという、楽しい学生生活を送っている模様だ。これに反して、実社会は厳しい。努力が全て実る訳ではなく、逆作用する場合もある。だからこそ、輝ける愚息の姿は元気が貰える。
だからこそ、老兵は早く一線から外れるべきと、自省の念に陥る日々でもある。

2016年10月2日日曜日

2016(平成28年).10.02書評

先週の評点:
「もっと知りたいマティス: 生涯と作」(〇):天野知香、「家族のゆくえは金しだい」(◎):信田 さよ子、「ここまで変わった日本史教科書」(◎):高橋秀樹、「ヒロシマに来た大統領: 「核の現実」とオバマの理想」(◎):朝日新聞取材班、「星くずたちの記憶――銀河から太陽系への物語」(◎):橘省吾、「密室の戦争――日本人捕虜、よみがえる肉声」(◎):片山厚志、 NHKスペシャル取材班、「記憶の渚にて」(△):白石一文、「まっぷたつの先生」(△):木村紅美、「ビビビ・ビ・バップ」(◎):奥泉光。
ノンフィクはいずれも良作。それに比して、小説は唯一、奥泉氏が良い。事前評点通りか。白石氏はやはり悪い予感が当たって、又もや撃沈。長作なのに、それが活かされないのは…
今週のお題:
「日本人の肖像」:葉室 麟、 矢部 明洋、「あなたのためなら死んでもいいわ: 自分を見失う病「共依存」」:水澤都加佐、「地図マニア 空想の旅 (知のトレッキング叢書)」:今尾恵介、「あなたの自伝、お書きします」:スパーク,ミュリエル、 Spark,Muriel、「女子的生活」:坂木司、「私の消滅」:中村文則、「BB/PP」:松浦寿輝。
ノンフィク3、小説4でややキツイか。但し、「あなたの・・」を除けばいずれも中編だ。中村氏は最近冴えないが、事前書評点も低い。逆に坂木氏は良さそうだ。期待しよう。
近況:
リバウンド中の私は何とか、その流れを食い止めようと、又ストイックな生活に戻そうと必死だ。元々忍び寄る老化現象との勝負なのだから、最初から勝敗は見えている。年寄りの冷や水と言われないように、落としどころを見つけて置く必要あるのだろう。上記、依存症の本にあるように、家族も社会も完全ではない。その不完全故に、我々は救いを何かしらに求めて、生き抜くしかないのだと思う。健康もその一つだろう。身体の健康は心の健康に一番響くから、まずは此処からの選択に間違いはないと思う。家庭の健康はやはり将来に渡る財政健全化だろうか。これは日本社会にも通じる話だ。子供の教育も干渉との境界線は非常に難しい。付かず離れず、かといって無視もせずか。