2015年7月26日日曜日

2015.7.26書評

 先週の評点:
 「ネアンデルタール人は私たちと交配した」(◎):ペーボ・スヴァンテ、「プロテウスの罠 9」(△):朝日新聞、「太宰治の辞書」(〇):北村薫氏、「キャパへの追走」(〇):沢木耕太郎氏、「僕の心の埋まらない空洞」(△):平山瑞穂氏、「かたちだけの愛」(〇):平野 啓一郎氏。
 「プロテウス・・」は朝日新聞が執念を持って、追い掛けている原発事故のその後だ。いずれの事例も悲惨で声が出ない。弱者切り捨てで本当に良いのか?考えさせられる。でも、日本には未だ他にも弱者は多い。偏ってばかりではどうかとも思う。「キャパ・・」は筆者のライフスタイルのような有名写真家のトレースルポだ。「太宰・・」は本当に本好きな北村氏の真骨頂とも思える作品だ。残念ながら、私に其処までの見識が無くて申し訳ない。平野氏のこの作品は、恐らくモデルの奥さんの影響が色濃く出ているのだと思う。芸術方面でも多感な作者の経験が活かされていると思う。
 今週のお題:
「敗者たちのツール・ド・フランス」:マックス・レオナルド、「虫の虫」:養老 孟司氏「私の「戦後70年談話」:岩波書店編集部、「決壊(上)(下)」:平野 啓一郎氏。
 ノンフィク3冊、小説2冊のウェルバランス。だが、決壊は長編で重たい。平野氏の代表作だが、アマゾン評点はばらついている。ノンフィクは筆者が好きな世界を書いているので、好き嫌いは出るかもしれない。
 私の近況は大学同期の集まりのお知らせがあった位か。そんな年齢になったのかもしれない。旧肩書きを忘れて語り合えるものかどうかは定かではない。その分、高校時代の同期会の方が楽しいが、何せ、遠地。20年前に出席して以来ご無沙汰だ。申し訳ない。家族の近況は愚息と家人共に夏休みになり、暇を持て余しているはずなのに、愚息はクラブ活動で真っ黒に日焼けしている。が、足が痛いそうで、マイペースは相変わらず。あんまりムキになって頑張らない所が最近の若者風で可笑しい。これから帰省や一寸した旅行やら計画して、帳尻を合わせなくてはならないのは、毎年恒例行事でもある。


2015年7月19日日曜日

2015.7.19書評


先週のお題。 「居場所」のない男、「時間」がない女」(△):水無田気流氏、「マリコ、カンレキ」(△):林真理子氏、「航空機のテクノロジー」(◎):ムック、「今日からは、愛のひと」(△):朱川 湊人氏、「朽ちないサクラ」(△):柚月裕子氏。
「居場所のない・・・」が事前評価も高かったが、内容伴わず、がっくり。林氏のエッセーはやはり自慢もの。セレブ気取り。(日本のセレブの定義はオカシイが日本風のセレブ気取りという意味)
「航空機・・」は飛行機に乗る機会の人は必見。燃料が特殊な不凍ケロシンで、且つ両翼に貯蔵されているなんて、知らなかった。残り、小説群は全滅。

今週のお題。。「ネアンデルタール人は私たちと交配した」:ペーボ・スヴァンテ、「プロテウスの罠 9」:朝日新聞、「太宰治の辞書」:北村薫氏、「キャパへの追走」:沢木耕太郎氏、「僕の心の埋まらない空洞」:平山瑞穂氏、「かたちだけの愛」:平野 啓一郎氏。「プロテウス・・」は朝日新聞が執念を持って、追い掛けている原発事故のその後だ。いずれの事例も悲惨で声が出ない。弱者切り捨てで本当に良いのか?考えさせられる。「キャパ・・」は有名写真家のトレーシングだ。小説群は最近のものではないので悪しからず。

さて、私の近況は変わらず、体調はやや悪化傾向か。どうも宮使い一週間もたず、中休みを貰った。何時まで精神力が続くか。本人自身も心配している。陽出る愚息との元気さとの対比で、やや閉口気味の私だ。その精神力が影響したか、小説群は全く売れなくなり、イラストを久しぶりに描きだした。気分転換になればと思うのだが。倉庫奥から出したギターは予想以上に指も動かず、楽譜も思いだせなくて(昔は簡単だった、禁じられた遊びも弾けないし、陽水の曲は予想以上に高音で声が出なくなっており、踏んだり蹴ったりだ。)老兵多くを語らずでは無く、多くを求めずだろうか?






2015年7月12日日曜日

2015.7.12書評


 先週の評点。
「世界に分断と対立を撒き散らす経済の罠」(◎):ジョセフ・E・スティグリッツ、峯村利哉、「宗教聖典を乱読する」(○):釈 徹宗氏、「ラ・ミッション ―軍事顧問ブリュネ」(○):佐藤賢一氏、「人間のしわざ」(○):青来 有一氏。
 「世界・・」はコラムの羅列なので、本としてはどうだろうか。但し、筆者は米国に悲観的だし、日本には暖かい。アベノミクスの評価も高い。さて、さて。「宗教・・」は読もうという意欲に欠けた。申し訳ない。「ラ・ミッション・・」は幕末の旧幕臣の最後の足掻きと英仏の覇権争いもバックグランドに描かれ、面白いのだが、史実とのギャップが分からないので、評点は低い。やはり、歴史物は少し文献等の引用がないと虚構なのか、本当の話なのかが分からなくなる。「人間・・」は暗い。特に女性から見た視点はオドロオドロシイ。よって、評点は低い。但し、この作者の筆力が確かなもの有り。
 今週のお題。
 「居場所」のない男、「時間」がない女」:水無田気流氏、「マリコ、カンレキ」:林真理子氏、「航空機のテクノロジー」:ムック、「今日からは、愛のひと」:朱川 湊人氏、「朽ちないサクラ」:柚月裕子氏。
「居場所のない・・・」が事前評価も高い。その他は失敗かも。林氏のエッセーは自慢かもしくは自爆ものかを読んでみたい。
 さて、私の近況は長雨続きで、体調ももうひとつは相変わらず。本購買は最近、全く不調で、マンネリを読者に悟られたかも。エッセーは力入っているが、小説は就寝時にストーリーを練っているのだが、本物一つに絞るべきか、否かを今、迷っている。期待している本人の転勤も音沙汰無く、終の棲家と考えている都心のマンションはウナギ登りに価格上昇していて、以前のバルブ期を彷彿させている。尤も、購買者の主は高齢高所得者達の節税対策や、アジア新興高所得者達の投資目的らしく、いずれは潮が引くように、沈静化するのを待つしかないか。いずれにしても、庶民の手が届く範囲を逸脱しつつある。




 

2015年7月5日日曜日

2015.7.05書評


 先週の作品評点。
「ルポ 生殖ビジネス 世界で「出産」はどう商品化されているか」(△):日比野由利氏、「戦場カメラマン沢田教一の眼―青森・ベトナム・カンボジア」(○):斉藤 光政、 沢田 サタ、「二度寝とは、遠くにありて想うもの」(△):津村 記久子氏、「忘れられた巨人」(◎):カズオ イシグロ氏、「砂漠の青がとける夜」(○): 中村 理聖氏。
 「生殖ビジネス・・」は字が小さ過ぎて読む気がしない。且つ、統計的処理がされていないので、さらに最悪。「戦場の・・」は有名なカメラマン沢田氏の写真集だ。津村氏のエッセーは全くつまらない。「忘れられた巨人」はどうにか読み切った。氏が英国育ちなので、それが背景にある。海外では人気作家らしいが、これが彼らにとっては真の文学なにかもしれない。抽象的表現で世界の崩壊と再生を訴えるのだが、果たしてそうなのか。忘却とは救いでもあると筆者は云いたいのかもしれない。「砂漠・・」は気だるい小説だが、読ませる力がある。
 今週のお題。
「世界に分断と対立を撒き散らす経済の罠」:ジョセフ・E・スティグリッツ、峯村利哉、「宗教聖典を乱読する」:釈 徹宗氏、「ラ・ミッション ―軍事顧問ブリュネ」:佐藤賢一氏、「人間のしわざ」:青来 有一氏。
 ノンフィク2、フィク2のグッドバランスと思う。事前書評とさっと読みで判断すると、小説群が意外に良いかも。日経書評にも登場していた。佐藤氏はようやく、日本に帰ってきたという所か。青来氏は重たく冷たい作品だ。先週のカメラマン沢田氏とかぶる所がある。事実を伝える意義は深いが、知らないほうが幸せという偽善もあるかも。
 私の近況はあまり芳しくない。元気なのは愚息とそれに纏わりつく家人だけだ。律義に小説をアップし、エッセーも真面目に取り組んでいるが、逆に売り上げは落ちている。PVはそこそこだが、皆、一読で済んでいるのだろう。そんな中、ナデシコの活躍は嬉しい。強い。結束力がある所が男子と違うか。話は変わるが、深夜のテレビ番組でギターで弾き語りしている歌手を見て、納戸からギターを取り出した。ケースにも、ギターにもカビが生えていて、もう十何年も放置しておいたのだ。当然、音調も忘れ、アルペジオが弾けなくなっている。陽水でも弾こうかと意気込んでいたのに、残念。やはり、継続は力なり。上手くなるには、書くしかないし、弾くしかない。単純な解答だった。



2015年7月4日土曜日

「経営者の資質とは?」:古い羅針盤29章を販売開始しました。

「経営者の資質とは?」
古い羅針盤29章
筆者:佐伯一郎
CG :あや工房
販売元:アマゾンジャパン
目次
殉教という紛い物が来る
株価が徳を呼んでくる
終の住処の探索
テストステロンとで更年期を乗り切る
空き家という構造問題
無理を承知の過去と未来の連結
空き家という構造問題2
アマゾンという時空の使い手
一兆円の広告費がテレビ局を潰してゆく
メリハリの効いた社会保障の名案
イクメンが教科書に載る時代
原爆開発のドタバタ劇を知る
貧しても鈍しない生き様は?
縦の攻撃の難しさ
エウロバやエンケラドスなる生命の泉とは?
経営者の資質とは?
新幹線が山手線?
高浜原発の差し止め判決を考える
口コミという悲劇
寄らば大樹のAIIB
ときめきの発想が米国で受ける
ノルウェイを見習う
まあまあととことんの狭間
ドローンとドイツを繋げる話
サイバー攻撃というIT軍事
係という名の役者を考える

2015年7月1日水曜日

2015年前半書評まとめ

合計130冊読み、◎として以下がノミネート。
ノンフィク作品としては、
「アインシュタインの逆オメガ 脳の進化から教育を考える」(◎):小泉 英明氏、
「絶対に行けない世界の非公開区域99 ガザの地下トンネルから女王の寝室まで」(◎):ダニエル、
「邸宅美術館の誘惑」(◎):朽木 ゆり子氏、
「運命の選択1940-41(上、下) 世界を変えた10の決断」(◎): イアン カーショー、
「名所・旧跡の解剖図鑑」(◎):スタジオワーク、
「植物が出現し、気候を変えた」(◎): デイヴィッド・ビアリング、西田 佐知子訳、
「ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト」(◎):フィリップ・リンベリー
「大人になって読む経済学の教科書」(◎): 江口匡太氏,
 「毒と薬の科学 (おもしろサイエンス)」(◎):佐竹 元吉氏,
「子どもと一緒に読みたい絵本 ―全国100軒の絵本屋さんによるベストセレクション」(◎)
「もっと知りたいマグリット 生涯と作品」(◎):南 雄介氏、
「記録された記憶 東洋文庫の書物からひもとく世界の歴史」(◎):東洋文庫、
「ハーレムの闘う本屋」(◎):ヴォーンダ・ミショー・ネルソン、 R・グレゴリー・クリスティ、
「錯視芸術図鑑2: 古典から最新作まで191点」(◎):ハニーカット,ブラッド、
「原爆を盗め!: 史上最も恐ろしい爆弾はこうしてつくられた」(◎):シャンキン,スティーヴ、
「葬送の仕事師たち」(◎):井上理津子氏、
「「反日モンスター」はこうして作られた 狂暴化する韓国人の心の中の怪物」(◎):崔碩栄氏、
「家裁調査官が見た現代の非行と家族: 司法臨床の現場から」(◎):廣井 亮一氏、
「モナ・リザ・コード」(◎):ヘイルズ,ダイアン、
「気候カジノ」(◎): ウィリアム・ノードハウス、 藤﨑香里訳、

「アウシュヴィッツを志願した男」(◎):小林 公二訳,
「青春18きっぷ・ポスター紀行」(◎):込山富秀氏,
「池上彰が読み解く!戦前ニッポン 総理の決断」(◎):池上 彰氏、
「ニッポン灯台紀行」(◎):岡 克己、
「これから始める人のふるさと納税らくらくガイド」(◎):叶温氏、



小説作品としては、
「世界で最初の音」(◎):白川 道氏。
「ずっとあなたが好きでした」(◎):歌野 晶午氏、
「壊れた自転車でぼくはゆく」(◎):市川拓司氏、
「四人組がいた」(◎):高村 薫氏。
「悪い恋人」(◎):井上荒野氏、
「名所・旧跡の解剖図鑑」(◎):スタジオワーク、
「田園発 港行き自転車 (上下)」(◎):宮本 輝氏

「禁忌」(◎):フェルディナント・フォン・シーラッハ、 酒寄 進一訳。
「流星ワゴン」(◎): 重松 清氏。
「家族計画」(◎):芦崎 笙氏、
「マル暴甘糟」(◎):今野 敏氏。
「ティーンズ・エッジ・ロックンロール」(◎):熊谷達也氏。





私の独断と偏見でノンフィク作品3点として、
「大人になって読む経済学の教科書」(◎): 江口匡太氏,
「気候カジノ」(◎): ウィリアム・ノードハウス、 藤﨑香里訳、
「アウシュヴィッツを志願した男」(◎):小林 公二訳,
フィクション作品3点として、
「壊れた自転車でぼくはゆく」(◎):市川拓司氏、
「悪い恋人」(◎):井上荒野氏、
「田園発 港行き自転車 (上下)」(◎):宮本 輝氏


ノンフィクは経済系、気候系、戦争(歴史)系とフィクは自転車&純愛が潮流か?