2015年3月31日火曜日

2015.3.29書評

先週のお題の評点:
「もっと知りたいマグリット 生涯と作品」(◎):南 雄介氏、「もっと知りたいル・コルビュジエ―生涯と作」(○):美佐, 林、「宇沢弘文の経済学 社会的共通資本の論理」(○):宇沢 弘文氏、「記録された記憶 東洋文庫の書物からひもとく世界の歴史」(◎):東洋文庫、「銀幕の神々」(△): 山本 甲士氏。
「記録・・」は古分書の有難さが身にしみる雑誌だ。文字と印刷された書物で、人類は歴史を刻んできたと実感した。「マグリット・・」もその生涯の歴史が紐解かれていて面白い。彼が広告も商売とし、且つ戦時中の荒れた絵、ルノワールに浮かれたパステル画も、彼の人生なのだとと納得。晩年は元のマグリット?らしい?作風に戻ったのは、世評の厳しさだったか。
今週のお題:
「今日も一日きみを見てた」:角田 光代氏、「刑事群像」:香納 諒一氏、「ファミレス」: 重松 清氏、「流星ワゴン」: 重松 清氏。
 一番最初の作品は猫を主体としたエッセー。その他は小説群。香納氏は骨太の刑事ものの
大家になりつつある。重松氏は流星ワゴンで大ブレーク中。以前読んだ記憶が定かでないので、新たな気持ちで臨む積り。要領の良い愚息はエンデイングを読んで、テレビと違うと早速騒いでいた。大ブレークの理由は希薄になった父子の世界を反省的に捉える所だろうか?
 そう言えば、先週の経済週刊誌のネタは「叱れない上司と叱ってほしい部下」だったが、今や企業も上下関係が難しい。週刊誌でも取り上げられていたが、企業に入るまでに、親子、兄弟、先生生徒の関係がすべてフラット化し、上下の定めを良く分からないのだ。強権的に振る舞えば、セクハラ、パワハラと訴えられるし、弱気では組織はガタガタだ。
 困った。
 もっと困るのは、パワハラ、セクハラを盾に騒ぐモンスター社員。弁護士以外、敵うもの無し状態だ。解雇条件が明確でない日本労働界では、当たらず障らずの人事政策しか出来ない。それが又、海外展開した時に、現地の人々との待遇格差で問題になるのだ。
 さて、私事ではあるが、暫し、家族が春休みに突入する。否、すでに入っている。よって、帰省のお助けとか、終の棲家の探索とか、結構今週は忙しい。家が決まれば、おのずとこの地とサラバの時期も決まるはず。そんな淡い期待を抱いてもいる。

2015年3月27日金曜日

筆者小説 ◎最新作 「醜悪なるエロスの匂い」が販売開始されました。

◎最新作 「醜悪なるエロスの匂い」が販売開始されました。


2015年3月26日木曜日

2015.3.22書評

先週のお題:
「ハーレムの闘う本屋」(◎):ヴォーンダ・ミショー・ネルソン、 R・グレゴリー・クリスティ、「香港特急」(○):山本一刀氏、「スカーフェイス」(△):富樫 倫太郎氏。
山本氏は時代小説専門かと思いきや、歴史ものにも挑戦されているのは凄い。特に我々の弱い近代史の記述は当時の米国や日本の在り方を知る良い機会だ。
今週のお題:
「もっと知りたいマグリット 生涯と作品」:南 雄介氏、「もっと知りたいル・コルビュジエ―生涯と作」:美佐, 林、「宇沢弘文の経済学 社会的共通資本の論理」:宇沢 弘文氏、「記録された記憶 東洋文庫の書物からひもとく世界の歴史」:東洋文庫、「銀幕の神々」: 山本 甲士氏。
教養書が多く、小説群が少ないのは、最近の傾向。どうも不作揃いか?自分の不出来を棚に上げて申し訳ないのだが。
冒頭のマグリットは十数年前に名古屋で展覧会で実物見たことあり。まあ、言わば騙し絵の大御所だ。ル・コルビュジエ―氏は建築家だ。その筋では著名な方らしい。経済学も大御所が書かれたものを選択。「銀幕・・」は前評判悪し。う~ん。。
さて、私の近況は愚息の受験勉強のために、涙を呑み?返上した正月休みの代わりとして、短いながら帰省をこの春休みに計画中。ついでに、当時はバブリーだった持家の売却立会いもする予定。家はサラリーマンにとっては一大事業。それを取り壊す(実際は売却)訳だから、感慨無量と言うか、虚無感に襲われていると言うか、人生って本当に先が読めない!と、改めて先見の明を持ちたいと思っている。
その為にも、遅ればせながら、本を沢山読み、自分の思いをこうしたブログで纏めながら、日々研鑽をしてゆきたいと真面目に思っている。


  

2015年3月18日水曜日

2015.3.15書評

先週のお題:
「毒と薬の科学 (おもしろサイエンス)」(◎):佐竹 元吉氏,「子どもと一緒に読みたい絵本 ―全国100軒の絵本屋さんによるベストセレクション」(◎):ムック、「日本大改造2030 この国を変える250のインフラ事業」(○):日経コンストラクション、「サラバ! 下」(○):西 加奈子氏、「いちばん近くて遠い」(△):小手鞠 るい氏。
「毒・・」は地味だけど、面白い本。「子供・・」は各地の素敵な本屋さんが掲載されていて、夢がある。頑張ってほしい。「日本・・」はどうも政府の肩入れのような気もするが、まあ、好いか。小説群は厳しい判定。「サラバ・・」は前向きなのは分かるのだが。。
今週のお題:
「ハーレムの闘う本屋」:ヴォーンダ・ミショー・ネルソン、 R・グレゴリー・クリスティ、「香港特急」:山本一刀氏、「スカーフェイス」:富樫 倫太郎氏。
今週は町内会総会準備、本番等あって、忙しくて、読み切れない恐れあり。少冊になった。長い一年の気もしたが、役員になると色々な町内の事が分かり、顔を繋がり、役立ったと思う。どちらにせよ、根なし草の漂浪家族なのだから、余り充てにはならないのだが。家人も学校関連でのパートで地元での根っこが少し生えてきていて、それはそれなりではある。が、その根っこもこの僻地を批判気味の団体らしく、どうも心元無い。やはり、終の棲家を求めて、あがく一年になりそうだ。家人にも、私にも、共通で後1年というデッドラインを設けている結論があり、それを支えに頑張ることになりそうでもある。
一方、小説の方は、アマゾン書評に適切なコメントを頂いた。一言で言えば、校正不備だ。確かに二足のわらじでは、かなり時間的にハードだ。一度、ブログを中断して、取りかかる必要がありそうだ。これも何処かで腹をくくる必要あり。ハードワークによる睡眠不足と血圧等とは密接な関係にありそうだ。う~ん、人生には時間が不足している。

2015年3月10日火曜日

2015.3.08書評

今週のお題:
「祖国の選択:あの戦争の果て、日本と中国の狭間で」(△):城戸久枝氏, 「大人になって読む経済学の教科書」(◎): 江口匡太氏, 「教団X」(△):中村 文則氏,「夜また夜の深い夜」(△):桐野 夏生氏。
 「祖国・・」は山崎氏の「二つの祖国」に近い部分あるが、中国孤児となった人が少なくとも殺しはしなかったという感謝の気持ちを持っているのは意外だった。確かに同じ黄色人種故に助かったか?
「大人になって・・・」は手に取る前は尻込みしていたが、何度もブログで引用させてもらうほど、練りこんだ現代世評も交えた良書だ。是非、みなさんも読んでほしい。
小説二冊とも、厳しい評価をした。中村氏はこの作品、すばるで2年ほど連載していたようだが、永過ぎて、雑念が入ったか?途中からは流し読みさせて貰った。桐野氏もやはり同じだ。何を書きたいのか不明だ。やたら、アップル商品が登場するが、一体どうしたのか?
今週のお題:
「毒と薬の科学 (おもしろサイエンス)」:佐竹 元吉氏,「子どもと一緒に読みたい絵本 ―全国100軒の絵本屋さんによるベストセレクション」:ムック、「日本大改造2030 この国を変える250のインフラ事業」:日経コンストラクション、「サラバ! 下」:西 加奈子氏、「いちばん近くて遠い」:小手鞠 るい氏。
先週少し重たい経済専門書を読んだので、今週は目で追えるパンフ調の雑誌を選択。小説群は直木賞の西氏を選択。アマゾン評価は高い作品だ。るい氏は?かな。
 さて、人事の時期。周辺では転勤で人の動きが早くなっている。私自身がハンドリングしている案件もある。ある歳がくると、親の介護や子供の教育等で、根なし草のサラリーマンも地に足をつけなくてはならない時期がくる。人生、一期一会。出来れば、この僻地を去った後に、云いやつだったと言われて、思い出して欲しいと思うが、人徳に欠ける私では無理かなあ。
 


 

2015年3月2日月曜日

古い羅針盤26「戦争をしなかった幸せとは?」をアマゾンジャパンより出版しました。

古い羅針盤26「戦争をしなかった幸せとは?」をアマゾンジャパンより出版しました。
著者:佐伯一郎
CG:あや工房
販売元:アマゾンジャパン

以下目次(本編:戦争をしなかった幸せとは?)
ストーリーとしての人生論
正月休みを考える
ロボットが与える新たな世界
年賀状の礼儀とは?
私の履歴書の変革を喜ぶ
足回りと言うビジネス視点
電力自由化の中でどう生きるか?
グッチよ!お前もか。
曇りガラスの関係
ベイマックスと言うおとぎ話
1300万人の輸出業者は握手のお蔭?
不平等というセンシテイブな言葉
シャルリー・エブド新聞社と震災を考える
最近サボっている事
耐えがたきを耐える日本人気質とは?
偽善と云わず、泣いてください!
マイノリテイの横暴とは?
性善説という罠
差別化が生む屈折受験生
誰にも分からないオイル安
戦争をしなかった幸せとは?
中東 ドバイに地下鉄もありスキー場もあるのをご存知か?


2015.3.01書評

 先週のお題:
「植物が出現し、気候を変えた」(◎): デイヴィッド・ビアリング、西田 佐知子訳、「ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト」(◎):フィリップ・リンベリー、 イザベル・オークショット、「妄想科学小説」(○):原平, 赤瀬川氏、「インドクリスタ」(-):篠田 節子氏、「カルニヴィア2 誘拐」(△):ホルト,ジョナサン。
 冒頭の2ドキュメンタリーは、ジャーナリストの鑑とも言える徹底取材と調査が裏打ちされている。真実は正しいのだが、それをどう取り扱うかがポイントだろう。人間は死ぬとわかっていても、頑張るし生物だからだ。赤瀬川氏の小説は初めてだ。どうだろうか?奇怪な書き物だ。評価が分かれるだろうと思う。「インド・・」も「カルニ。。」も途中で頓挫して申し訳ない。篠田氏に対しては、少し偏見もあり、手が進まなかった。その分、ノンフィクション側がすごく良かった。
 今週のお題:
「祖国の選択:あの戦争の果て、日本と中国の狭間で」:城戸久枝氏, 「大人になって読む経済学の教科書」: 江口匡太氏, 「教団X」:中村 文則氏,「夜また夜の深い夜」:桐野 夏生氏。
 「祖国・・」はたぶん、山崎氏の「二つの祖国」に近いのでは?と思って手を伸ばしていなかったが、経済新聞に書評が載ったので、選択。「大人・・」はミステイクだと思う。後残りの小説はいずれもネームバリューがあり、おぞましい内容を書き上げるので、先週の反省も込めてと思った次第。業界系の雑誌でも書評が載ったので良いか?と思ったが、アマゾンの書評はいずれも厳しい。特に中村氏に対しては△。そういえば、最近の彼の作品は?が多いので、トチッたかも。
 良い本と巡り合えるかどうかは、運不運が付き物だ。海外ドラマも同じかな。
 さて、私の近況は変わらず。家人の願いで都心近くの新築マンションの案内を取り寄せるも、余りの高価な物件の連続にうんざり。狭いウサギ小屋にこんなに投資をするなんて、異常だ!利便性も追求すればこうなるのだろうが、この値段であれば、この僻地には100坪の土地付き一戸建て二世帯ハウスが少なくとも2軒は建つ。何処か、富の偏在は起きていると、ピケテイ氏で無くても感じてしまう。
 そりゃあ、名医の居る病院も世界のエンターテイメントが集う文化設備も、こじゃれたカフェもレストランも無いが、それがどうした?と言いたくなる。
 この現状からも、都心一極集中は何処かでは破たんするだろう。相続税も馬鹿にならないし、分散型の社会の方がリスクが少ないのは分かりながら、兎角人は群れたがる。特に日本人はその傾向がある。
 でも、ぎゅうぎゅうに押し込められた都会の中で、閉じられたマンション住人達はプライベートばかりを気にして暮らしている。それでは、集まった意味が無い気もするのだが。持たざる者、持てない者の遠吠えではあるのだが。