2014年4月28日月曜日

2014.04.27書評

 さて、先週のお題。
 
 「もっと知りたい藤田嗣治(つぐはる)―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)」; 林 洋子、 内呂 博之(◎)、「 原発ホワイトアウト」; 若杉 冽(○)、 「証言記録 東日本大震災 II 」;NHK東日本大震災プロジェクト(◎)、「 ロングセラー商品のパッケージデザイン (MONO Visual series)」; 新星出版社編集部(○)、「 ホーキング、自らを語る」; スティーヴン・ホーキング、佐藤 勝彦、 池 央耿(○)、「 おとこのるつぼ」; 群 ようこ(○)、「ジェームズ・ボンドは来ない」; 松岡 圭祐。(◎)
 藤田画伯について、先日コメントした。一生分の絵画を取捨選択している点が良い。原発ホワイトアウトは如何だろうか?ベストセラーにもなったのだろうが、これが小説で有ったら売れたであろうか?確かに小説の描写も優れているが、題材が結局は暴露本に思えてくる。それに比べ、生の証言はインパクトあり。故に前者は○、後者が◎。ホーキングは彼の半世紀が描かれているのだが、それでどうだ?って気がする。群さんは中高年に厳しいが、ご自身も同世代という事がWikiで分かった。う~ん、同類をくさすのは如何なものか。で、かろうじて、同類相憐れむで○。ジョームズは確かにやってこない。直島の在り様が描かれているが、本当は地方の方が強いのでは?と思えてくる。都会が一番という前提がみえみえなのが気になるが、まあ、大甘で◎。
 変わって、今週のお題。
「LIFE」: 松波 太郎氏、「 おい!山田」: 安藤 祐介氏、「どうせ死ぬなら「がん」がいい」:近藤 誠氏、 中村 仁氏、「ミッドナイト・バス」: 伊吹 有喜氏、「学生との対話 国民文化研究会」:小林 秀雄氏、「GOSICK RED 」: 桜庭 一樹氏。
 GW中と勇んで何冊かの小説を借りたが、歯ごたえが不足している。前者2冊は外れ。伊吹氏はどうだろうか?桜庭氏はニューヨークが舞台。大丈夫か?「がん」は身近な問題。過剰医療はこのブログでも何度か取り上げている。筆者も厭世観に囚われ、もう良いかなと思うことも多い。兎角社会で生きてゆくのはしんどいものがある。小林氏。彼の作品は大学入試に良く出るようだ。難解だから?逸話としては、氏が自分の文章と気づかず、これは悪文だと評したとか。哲学者としても有名。高齢化社会に置いて、老兵は多くは語るべしか。
 さて、今日は授業参観日。加えて、町内会の会費集めで町内をうろちょろ。かように、一日は過ぎてゆく。
 前者は様子を伺うと、如何にも面白くない内容を、如何にもめんどくさそうに教師が教えている。何故?こうした勉強が必要なのか?それなくして、教育の浸透は望めない気がする。う~ん!そのせいか、親の参加数も少ない。夫婦で参加などは数える程度だ。何のための休日参観なのか?教育は日々の生活でも培われる。若干、最近一人息子は自立の時期を迎えたらしく、主義主張が多くなり、家人とぶち当たっている。まあ、見ものである。筆者は父親故に、ガツンとやる場面を待っている。
 後者、ここ僻地でも必ずしも町内会が活性化されている訳ではない。特に、筆者は借家住まい故に熱意ももう一つだが、それ以上に、ここ住民は町内会すら加入せず、ごみ処理等の公共設備を使っている。ゆるゆるも良いが、何処かに住民としての義務もあるはずなのだが。読者の皆さんの周りは如何だろうか?
 
 

2014年4月21日月曜日

先週の書評2014・4・21

 先週のお題。 「もっと知りたいミレー―生涯と作品」 (アート・ビギナーズ・コレクション);安井 裕雄 氏(○)、「アルツハイマー病を治せ! 」;NHKスペシャル取材班(○)、「舞台」; 西 加奈子氏(-)、 「ドールズ 最終章 夜の誘い 」; 高橋 克彦氏(○)、「NHK ニッポンの里山―ふるさと の絶景100」; 今森 光彦氏。(○)
 どの作品も○とした。ミレーは彼が農家の出身者ながら、画家としてキチンと訓練されてゆく様が学べて有意義だった。アルツハイマーは脳細胞の廃棄物をどう溜め込まないかの研究が肝であるとの説明とその処方箋はもう直ぐらしいと知った。舞台は前評判悪いので、読まなかった。ドールズは、かなり?だが、オカルト風の小説を書いている手前、参考になる部分も多かった。NHKの里山定義は怪しい。筆者が田舎育ちか、余り感動しなかった。
 さて、今週のお題。
 
 「もっと知りたい藤田嗣治(つぐはる)―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)」; 林 洋子、 内呂 博之、「 原発ホワイトアウト」; 若杉 冽、 「証言記録 東日本大震災 II 」;NHK東日本大震災プロジェクト、「 ロングセラー商品のパッケージデザイン (MONO Visual series)」; 新星出版社編集部、「 ホーキング、自らを語る」; スティーヴン・ホーキング、佐藤 勝彦、 池 央耿、「 おとこのるつぼ」; 群 ようこ、「ジェームズ・ボンドは来ない」; 松岡 圭祐。
 かなりの雑読だと本人も認識。
 ビジュアルからアート。デザインから原発。更には宇宙からおじさん談義まで。最後の小説は爽やか系。筆者の頭の中の困惑さがお分かりになるかと。
 人間の細胞で生まれ変わらないのは、心臓と脳細胞だけだと。前者は常に動いて貰うため。後者は閉鎖系の構造ゆえか。従って、前者には常に敬意を払い、後者には活性化エネルギーを与え、元気を与えないと、上記アルツハイマーになりかねない。それ以上に、許しがたきオジサンと群さんに吊るし上げられる。
 そんな思いで色々読み、色々考え、柔軟なオジサンであり続けたいと思うのだが。
   

2014年4月14日月曜日

先週の書評2014・4・13


先週のお題。「迷宮捜査」: 緒川 怜氏(○)、「 怒り」: 吉田 修一氏(△)、 
文藝春秋オピニオン2014年の論点100」: (文春MOOK)(△) 、「楽しい
古墳案内 」(別冊太陽 太陽の地図帖 23): 松木 武彦氏。(○)
緒川氏は上手い作家だ。落ちも良い。しかも、警察関連の基礎知識も凄い。でも、も
う一つ心に響くものがない。あまりサスペンスに感じなくなっている筆者のせいかも。
吉田氏はそうだろう。余り薦めない。悪人の方が徹底していて良かった。でも、最近は
路上で似たような行動に出る若者が新聞紙上にも登場して、新鮮味が無くなってるか
な。文春はこうした書評のまとめが如何に陳腐なものかを証明してくれたことで感謝し
たい。書評やブログはやはり、タイミングがあり、後から読んでどうだこうだは、迫力が
無い。これは自省だが、筆者のブログ集も同じことが言えるかも。ほぼ一ヶ月後にまと
めて出版しているが、賞味期限が過ぎたものが多くなってしまう。記録としては良いん
だろうけど。松木氏の古墳は良く纏まっている。昔、小説で堺市の仁徳天皇稜を題材
にした時があったので、懐かしく感じた。全部を網羅しようとして、古墳自体への突込
みが不足してしまったかな。
今週のお題。
「もっと知りたいミレー―生涯と作品」 (アート・ビギナーズ・コレクション);安井 裕雄
氏、「アルツハイマー病を治せ! 」;NHKスペシャル取材班、「舞台」; 西 加奈子氏、 
「ドールズ 最終章 夜の誘い 」; 高橋 克彦氏、「NHK ニッポンの里山―ふるさと
の絶景100」; 今森 光彦氏。    結構ビジュアル系を今週は選択。これはイラスト
レーターとしてだけでなく、エンターテイメントとして、どう映像を役立てたら良いかの
訓練にもなると思っている。小説軍は西氏と高橋氏。前評判余り良くないけど、読み
始めることにする。  さて、桜は既に散り始めて、その短い春を閉じようとしている。
今日は雨予想がすっきり晴れて、初夏のきざし。暑いくらいだ。筆者の諸生活は町内
会の班長の役目が回ってきて、こちらも忙しくなりそう。昨晩はその会合が有ったが、
若手と古手。やり気とだる気の攻め際を垣間見た。たかが、町内会と言う事なかれ。
筆者は情けない借家住まいながら、こうしたお役目も果たさねばならない。息子も登
校班の班長に昇格したらしく、やれやれとため息を付き合っている。それを何時も力
の入っている家人が詰るという構図は、何時もの我が家の光景なり。
これもまた、幸福の絵である。


2014年4月7日月曜日

先週の書評2014・4・6

 さて、先週のお題。
「香夜」: 高樹 のぶ子氏(○)、「小さな異邦人」: 連城 三紀彦氏(◎)、「さらばスペインの日日」: 逢坂 剛氏(○)、 「教誨師」: 堀川 惠子氏(◎)、「中国のブタが世界を動かす」: 柴田 明夫氏(△)、「東大家庭教師が教える 頭が良くなる思考法」:吉永 賢一氏(△)。
 高樹氏は最初が読みにくく、挫折。ゆえにやや辛口。連城氏。お亡くなりになったとは聞いていたのですが、遺作だろうか。お上手だ。もったいない作家でした。逢坂氏、やはり昔の名前で出ていますで、スパイ小説の躍動感が欠けてしまっている。やはり、あの百舌時代の冷酷さが無くなってしまっているかも。堀川氏は題目勝ちのきらいもあるが、やはり重たいし、しっかりとしたルポだ。柴田氏も吉永氏も見掛け倒しかな。あまり、お薦めしない。
 今週の御題。
 
 
 教誨師が重たくて、なかなか先に進めないが、頑張りたい。
 「迷宮捜査」: 緒川 怜氏、「 怒り」: 吉田 修一氏、 「文藝春秋オピニオン2014年の論点100」: (文春MOOK)  、「楽しい古墳案内 」(別冊太陽 太陽の地図帖 23): 松木 武彦氏。
 上記二冊のうち、吉田氏は日経でも書評が載っていた。「悪人」以来、この手を書かせると凄いが、そんなに暗いものばかり見せられてもと思う。井坂氏との2ショットが雑誌に載っていたが、何か読者馬鹿にしていないのかなあ?論点はわかり易い。ブログのネタに使えそうだが、それだけ?古墳は写真と説明が丁寧。
 さて、私事ながら、ようやくVAIOのネット連携が修復。何回もヤマダやアマゾンでPC購入を考えたが、このVAIO結構基本性能が高い。5年前のスペックなのに、Dual-Core、2.5GHz,4GBのハードを越そうとすると、新品で20万円近くなり、逡巡。何度もSONYの方とコミュニケーション取りながら、最終的には出荷前状態に戻して、どうにか使えるようになっている。
 VISAからWIN7へのバージョンアップ済みなので、WIN8は無理だと言われている。でも、勿体無いSPECだし、何とか修復しながら使い切りたいと思っている。
 来週から家人も非正規労働者になり、多少家計は楽にはなるだろうが、一人息子は、爆食気味。無理はしない。無駄はしない。で、PC更新は先延べ。
 考えれば、ここ数年、家人&息子含めて スマホ2台購入、IPAD2→3、DS→3DS→3DSLLとIT投資が増えている。通信代も家族割りの呪縛でなかなか安価なフリーSIM系統へ移せず、家計を痛めている。
 それにしても、PC一つの修復に2週間。ずいぶんと手間取り、情けない限りだ。

2014年4月3日木曜日

先週の書評2014・3・30


 先週の書評結果:
「象の墓場」: 楡 周平氏(◎)、 「零戦」:神立尚紀氏(◎)、 「検証 福島原発事故・記者会見3――欺瞞の連鎖」: 木野 龍逸氏(⊿、「 ショパンを嗜む」: 平野 啓一郎氏(◎)。
 大甘評価かもしれないが、どの作品もしっかりとした取材と目的がはっしりしていて良いと思った。楡氏の舞台はこの21世紀、神立氏は戦中だが、どちらも時代は違えど、事実を詳細に残している点に好感を得た。木野氏は少し乱暴だ。東電の体質が悪いと言っても、マスコミだってその取材体制に問題無いのか?と言いたくなる。平野氏は本当にショパン好き。しかも、ご自身でピアノを弾かれるとか。素晴らしい。ついでながら、「象の墓場」は物悲しい。分かっていても既存事業を捨てきれない経営陣、短期利益追求の冷酷な株主等、何処にでもある現代の企業体質だ。
 さて、今週のお題。
「香夜」: 高樹 のぶ子氏、「小さな異邦人」: 連城 三紀彦氏、「さらばスペインの日日」: 逢坂 剛氏、 「教誨師」: 堀川 惠子氏、「中国のブタが世界を動かす」: 柴田 明夫氏、「東大家庭教師が教える 頭が良くなる思考法」:吉永 賢一氏。
冒頭の三人は巨匠だ。コメントするのも恐れ多いが、逢坂氏の小説は最近、文庫本でも多く出版され始め、百舌シリーズがお薦めだ。少しエロスの匂いが漂い、ハードボイルドを書かせたら、この人に叶う人が少ない。氏は有名なスペイン通。スペインのギター収集家で且つ、弾き手でもある。先日、業界紙に書評が載り、この週末に読み切りたいと思っているが、果たして。
 その他は、教養本。教誨師は宗教を無くしたと言われる日本に置ける救いを語る。又、爆食中国の世界的影響度をブタが語り、最後は家人お薦めの東大生のマニュアル本だ。息子を見ていると、塾に通えば、みるみると成績が向上する。逆に言えば、公立学校の勉学ではとても私立学校の受験には耐えられない現実がある。富の偏在が最終的には教育の不均衡をもたらすのは確かだと実感するが、如何だろうか。
 塾の教師が出題の傾向を探り、受験校の教師もしくは試験問題作成者がその裏をかく、その競争の中に、幼いエリートたちがもみくちゃにされる。何ともはや、やるせない時代だ。